2024年10月30日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。インナーズーム光学系の「70-200mm F2.8」のほか「70-150mm F1.8」「70-150mm F2.0」を想定したような光学系の実施例が含まれています。
概要
- 【公開番号】特開2024-154138(P2024-154138A)
- 【公開日】令和6年10月30日(2024.10.30)
- 【発明の名称】ズームレンズ及び撮像装置
- 【出願日】令和5年4月18日(2023.4.18)
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】 小型でありながら高い光学性能を有する大口径なズームレンズを提供すること。
- 【背景技術】
【0002】
近年、デジタルスチルカメラやビデオカメラにおいて、CCDやCMOSセンサ等の固体撮像素子の多画素化により、撮像素子を用いた撮像装置に用いる光学系には高い光学性能を有することが望まれている。さらに、ボケ味を活かした撮影を行うために大口径なズームレンズが求められている。- 【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のズームレンズをさらに大口径化する場合、フォーカス群における正レンズ群が外径方向に大型化するため、正レンズ群の外周側に配置されるアクチュエータ等によってズームレンズを十分に小型化することが困難になる。実施例1
- 焦点距離:72.10-145.50
- F値:2.05
- 半画角:16.70-8.46
- 像高:21.64
- 全長:227.00
- バックフォーカス:13.99
実施例4
- 焦点距離:72.10-194.00
- F値:2.91
- 半画角:16.70-6.36
- 像高:21.64
- 全長:221.00
- バックフォーカス:17.04
実施例6
- 焦点距離:72.10-145.50
- F値:1.89
- 半画角:16.70-8.46
- 像高:21.64
- 全長:240.00
- バックフォーカス:14.34
「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」とはレンズ構成が異なるインナーズーム構造の70-200mm F2.8に加え、F2やF1.8の超大口径望遠ズームレンズに関する光学系が含まれています。これらが商品化されるかどうか不明ですが、「RF28-70mm F2 L USM」から繋がりの良い大口径ズームとなりそうですね。
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