最新防水カメラ ニコンW300とオリンパス TG-5の違いを12ポイントで比較する

TG-5はレンズに魚眼コンバーターやフラッシュのディフーザーなど豊富なアクセサリを装着可能。

防水コンバージョンレンズも充実しているので、F2の明るいレンズを活かせる環境が整っている。

TG-5と比べてよりズームレンジが広く、手ぶれ補正が半段強力。

センサーシフト式のTG-5と比べて光学シフト式のW300は動画撮影時に電子手ぶれ補正を組み合わせることでハイブリッドな5軸手ぶれ補正を実現している。

WiFiと比べて低消費電力であるBluetoothはスマホとの常時接続に向いている無線規格です。

転送速度はWiFiよりも遅いですが、常時接続によりカメラをカバンにしまっている状態でも転送を継続できる点で便利と言えます。

Bluetoothをデジタルカメラへ採用するながれは2016年前後と比較的新しく、アプリの動作環境などが不安定な機種も多く存在します。この機能をメインで検討しているのであれば、一度手持ちのスマートフォンとの相性を調べてからの方が良いかもしれません。

参考：ニコン公式「SnapBrigde」

従来の「AWシリーズ」には内蔵世界地図に対応していましたが、このモデルではそれが省かれています。

しかし、POIに対応しているので撮影した場所の地名やランドマーク情報を写真に付加することが出来ます。「これ何処で撮ったっけ？」という写真が少なくなるので便利そうですね。

参考：POI Wikipedia

TG-5は広角域でW300よりも1段明るいレンズ。これはW300よりもシャッタースピードを倍に出来るという利点がある。例えば光の少ない水中や夜景・天体写真を撮影するときに手振れの防止や画質の向上に役立ちます。

さらにデジタルカメラのコアとも言える処理エンジンは同社ミラーレス一眼のOM-D E-M1 Mark IIに初搭載されたTruePic VIIIを採用。ミラーレス一眼と遜色ない仕上がり設定やノイズ処理、作画機能を実現しています。

ディフーザーや撮影倍率、マクロ機能が充実しているので本格的なマクロ撮影が可能。

花びらの雫や雪の結晶を拡大したり、奥行きのある被写体をパンフォーカスで撮影できるなど、医療機器のオリンパスらしい技術が贅沢に採用されています。

接写性能はW300と変わりませんが、撮影倍率は雲泥の差があると考えておいた方が良いでしょう。

RAW形式のメリットは後から写真データを編集しやすいこと。

例えば、デジタルフィルターで加工したJPEGデータを再編集するのはとても難しいが、RAW形式で保存しておけばデジタルフィルターを掛けなおしたり別のフィルターに差し替えることも可能。

これはカメラ内で完結できないのでパソコンを使った作業が必要になることは念頭に置きましょう。とは言え、明るいレンズを使った天体・水中撮影において処理能力の高いパソコンを使って後処理すれば画質の向上を期待できるのは大きなメリットですね。

アクションカメラならハイスピード動画を使う機会も多いはず。

オリンパスのToughシリーズは従来からハイスピード動画に対応していましが、TG-5はついにフルハイビジョンに対応したハイスピード動画を撮影することが可能となっています。

前述したマクロフラッシュ用ディフーザーや専用防水ハウジングなど、アクションカメラに欲しい装備が充実しています。

専用のテレコンバーター・フィッシュアイコンバーターは防水性能を有し、窒素ガスを充てんしてあるので曇りにくいという特徴を持っています。コンバージョンレンズの代わりに保護フィルターを装着可能。レンズの破損や傷を防ぐことが出来るのは魅力的ですね。

アクセサリはどれもしっかりとした造りですが、それなりに値も張るので注意。

参考：TG-5 アクセサリ早見表