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情報サイト
- EOS 9000D公式ウェブサイト
- EOS 9000D仕様表
- EOS Kiss X9i公式ウェブサイト
- EOS Kiss X9i仕様表
- サンプル画像(元データダウンロード可能)EOS 9000D/EOS Kiss X9i
- DPREVIEW:EOS 9000D・Hands on・サンプルショット/EOS X9i・Hands on?
- ePHOTOzine:EOS 9000D・Hands on/EOS X9i・Hands on
- PhotographyBlog:EOS 9000D Hands on/Kiss X9i Hands on
- IMAGINGRESOURCE:Labtest:
外観チェック
EOS 9000D「あなたの写真を本気にするEOS」
*一部「77D」とありますが、海外仕様の9000Dです
EOS X9i「違いはオートフォーカス」
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従来モデルと外観比較
正面
9000DとX9iの大きさはほぼ変わりません。9000Dの方が僅かにマッチョですが、基本的にはKissボディです。グリップのデザインもKissと同様ですので、お大ぶりなレンズを装着するとややホールディング性に欠けると感じるかもしれません。
8000DとX8iも基本デザインは9000DやX9iと同様です。
背面
9000DとX9iはサイズこそ同じですが9000Dの操作系は上位モデルと似た操作感のデザイン。ダイヤルやボタンの配置がKiss系と大きく異なり「本格一眼操作」と言えるのは9000Dの方ですね。
9000Dには上位モデルと同様にホイールダイヤルが十字ボタンの周りに配置されている。デザインはEOS M3と同様のもので、EOS 80Dなどの上位機種に採用されているダイヤルと比べると少し操作しづらい。
ボタン追加
8000DやX8iの1世代前のモデルと大きく異なる点は「無線接続用ボタン」「AF-ONボタン(9000Dのみ)」が追加されている点。WiFi以外にもBluetoothに対応した新世代らしい追加機能と言えますね。EOS 8000DでもAF-ONボタンの機能を他のボタンに割り当てる事は可能ですが、専用ボタンのある9000Dの方が使い勝手は良いでしょう。
ボタンカスタマイズ
9000Dは80Dのようにボタンカスタマイズに対応しました。ある程度の自分の好みに合わせて操作性を変更することが出来るようです。
ただし、十字ボタンを使ったAFダイレクトセレクトは適用できないみたいです。
上面
9000D/8000DとKiss系との大きな違いは前述したようにカメラの操作デザインです。Kissが「簡単操作」であることに対して「本格的な一眼カメラ」の操作性と言えるもので、凝った露出・AF操作などをする場合に利便性が高いモデルです。
サブ液晶の違い
Kissと比べて目に見えて違う点として「サブ液晶モニタ」を搭載しています。モニタサイズはちょっと小さいですが、基本的な露出設定は確認できるようになっています。バッテリーを消耗する背面液晶をオフにしたり裏返しにしておけるため、バッテリーの持ち時間に対しても恩恵があると言って良いでしょう。
さらにEOS 9000Dと8000Dでは若干デザインが異なります。
モードダイヤルの違い
新世代と旧世代で異なる点は「クリエイティブフィルターモード」がモードダイヤルに追加されている点。
また、僅かにグリップが大きくなっているのでホールディング性が向上しています。従来のKissユーザーであればこのグリップの差はかなり大きいと感じるかもしれません。
参考:EOS 80D外観
ざっくりとした操作感覚はEOS 8000DやEOS 9000Dに近いものがありますが、実際に使ってみると大きく異なります。
- 背面ホイールダイヤルと十字ボタンの役割
- AF・連写における設定のし易さ
- サイズ・剛性
などなど、使い込むと操作性の違いは歴然で、特にシャッターチャンスが刹那的に訪れるような被写体が多いのであればEOS 80Dがおススメ。旅先などでゆっくり時間をかけて撮影できるのであればEOS 9000D/8000D・Kissでもあまり不満は感じないでしょう。
従来モデルとスペック比較
*EOS 8000DとX8iはほぼスペックが一緒なのでまとめました。独自スペックの場合には特記。
EOS 9000Dは調べれば調べるほどスペックアップの箇所が多いと感じます。8000Dは「Kissよりちょっと贅沢な一眼」と言った印象でしたが、9000Dは「よりEOS 80Dに近い一眼」と言った感じです。まさに、「ミニEOS 80D」であり、海外では「EOS 77D」という型番になっているのも頷けますね。劣るのは外観・操作性くらいなもんでしょうか。
画像処理
センサー
9000D | X9i | 8000D・X8i | 80D | |
有効画素数 | 約2420万画素 | 約2420万画素 | 約2420万画素 | 約2420万画素 |
ローパスフィルター | あり | あり |
処理エンジン・記録形式・方法
9000D | X9i | 8000D・X8i | 80D | |
画像処理エンジン | DIGIC 7 | DIGIC 7 | DIGIC 6 | DIGIC 6 |
RAW形式 | 14bit | 14bit | 14bit | 14bit M-RAW S-RAW |
メディアスロット | SD/SDHC/SDXC UHS-Iカード対応 |
SD/SDHC/SDXC UHS-Iカード対応 |
SD/SDHC/SDXC UHS-Iカード対応 |
SD/SDHC/SDXC UHS-Iカード対応 |
レンズ補正 | 周辺光量補正 色収差補正 歪曲収差補正 回折補正 |
周辺光量補正 色収差補正 歪曲収差補正 回折補正 |
周辺光量補正 色収差補正 歪曲収差補正 |
周辺光量補正 色収差補正 歪曲収差補正 |
画像処理エンジンが新世代に突入
処理エンジンの世代が新しくなり、新たに「回折補正」に対応しました。大きく絞り込むことで発生する「回折現象」による解像力低下を低減させる機能で、これはDIGIC 6を搭載するEOS 80Dには搭載されていません。
露出制御
9000D | X9i | 8000D・X8i | 80D | |
測光方式 | 7560画素RGB+IR測光センサー 63分割TTL開放測光 |
7560画素RGB+IR測光センサー 63分割TTL開放測光 |
7560画素RGB+IR測光センサー 63分割TTL開放測光 |
7560画素RGB+IR測光センサー 63分割TTL開放測光 |
測光範囲 | EV 1?20 | EV 1?20 | EV 1?20 | EV 1?20 |
ISO感度 | 100 - 25600 | 100 - 25600 | 100?12800 | 100?16000 |
拡張ISO感度 | 25600 | 25600 | ||
露出補正 | +/- 5 | +/- 5 | +/- 3 | +/- 5 |
備考 | フリッカー低減 バルブタイマー |
フリッカー低減 | フリッカー低減 | フリッカー低減 バルブタイマー |
ISO25600が常用感度へ
処理エンジンの進化により常用感度が1段ほど向上し、従来では拡張感度だったISO 25600が常用感度として使えるようになりました。
これによってマニュアルモード時の「ISOオート」設定幅が100?25600まで拡張しています(従来はISO16000まで)
バルブタイマー対応(9000D)
連写・AF
オートフォーカス
9000D | X9i | 8000D・X8i | 80D | |
方式 | 位相差検出方式 | 位相差検出方式 | 位相差検出方式 | 位相差検出方式 |
測距点 | 45点 | 45点 | 19点 | 45点 |
クロス測距点 | 45点 | 45点 | 19点 | 45点 |
F8対応点 | 最大27点 | 最大27点 | ||
測距輝度範囲 | EV?3?18 | EV?3?18 | EV?0.5?18 | EV ?3?18 |
備考 | ラージゾーンAF | ラージゾーンAF | ラージゾーンAF マイクロアジャストメント AIサーボAF特性 |
9000DとX9iのオートフォーカス基本性能はEOS 80Dを踏襲しています。EOS 9000DではF8測距27点というポイントを強調していますね。これはEOS 80Dと全く同性能のAFユニットを搭載していると見て良いのかもしれません。
AIサーボ特性がない
ただし、AIサーボ特性を調整する機能の項目がありませんので、特性を追い込んでよりサーボ性能を活性化させるためにはEOS 80Dを選択した方が良いでしょう。とは言え、実際にサーボAF特性を調整しようと思うと「どんな状況でどんな設定がベストなのか?」を体に覚えさせる必要あるなと感じました。「突き詰めなければサーボ特性が無くてもそこまで気にならないかな」と言うのが使ってみた感想です。
AFエリア比較
シャッター・ドライブ
9000D | X9i | 8000D・X8i | 80D | |
シャッター速度 | 1/4000?30秒 | 1/4000?30秒 | 1/4000?30秒 | 1/8000?30秒 |
フラッシュ同調速度 | 1/200秒 | 1/200秒 | 1/200秒 | 1/250秒 |
高速連続撮影 速度 | 最高6コマ/秒 | 最高6コマ/秒 | 最高約5コマ/秒 | 最高約7.0コマ/秒 |
連続撮影可能枚数 | JPEG:190枚 RAW:27枚 RAW+JPEG:23枚 |
JPEG:190枚 RAW:27枚 RAW+JPEG:23枚 |
JPEG:940枚 RAW:8枚 RAW+JPEG:6枚 |
JPEG:110枚 RAW:25枚 RAW+JPEG:22枚 |
連写性能が大幅に強化
EOS 8000DやX8iと比べると秒間コマ速も向上し、尚且つ連続査定可能枚数が大幅に増えています。これは他社の中級機並みにコマ数を稼ぐことが出来るようになった事を意味しています。
連続撮影枚数を時間に直すとシャッターボタン押しっぱなしで連写した場合に、EOS 8000Dなら1秒ちょっとでバッファが詰まってしまうところをEOS 9000Dだと4秒以上耐える計算になります。
操作性
ファインダー
9000D | X9i | 8000D・X8i | 80D | |
方式 | ペンタダハミラー | ペンタダハミラー | ペンタダハミラー | ペンタプリズム |
視野率 | 約95% | 約95% | 約95% | 約100% |
アイポイント | 約19mm | 約19mm | 約19mm | 約22mm |
倍率 | 約0.82倍 | 約0.82倍 | 約0.82倍 | 約0.95倍 |
フォーカシングスクリーン | 固定式 | 固定式 | 固定式 | 固定式 |
ファインダーは従来通り。EOS 80Dがペンタプリズムである分、ファインダーの見やすさでは頭一つ抜きんでる性能ですね。アイポイントが遠いので眼鏡をかけてファインダーを覗きやすいのはEOS 80Dと言うことが出来ます。
ライブビュー・モニタ
9000D | X9i | 8000D・X8i | 80D | |
オートフォーカス方式 | デュアルピクセルCMOS AF | デュアルピクセルCMOS AF | ハイブリッド CMOS AF III | デュアルピクセルCMOS AF |
測距輝度範囲 | EV ?2?18 | EV ?2?18 | EV 0?18 | EV 0?18 |
モニター形式 | TFT式カラー液晶? | TFT式カラー液晶? | TFT式カラー液晶 | TFT式カラー液晶 |
モニターサイズ | ワイド3.0型 約104万ドット |
ワイド3.0型 約104万ドット |
ワイド3.0型 約104万ドット |
ワイド3.0型 約104万ドット |
モニター可動 | 2軸バリアングル | 2軸バリアングル | 2軸バリアングル | 2軸バリアングル |
タッチパネル | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
暗所に強くなったDPAF
測距輝度範囲が低輝度方向に2EV分、EOS 80Dよりも良好な性能のライブビューAFを持っています。センサーが同程度のはずですので、DPAFの暗所性能向上はDIGIC 7に依るところが大きいのでしょうか。
特に従来のキヤノンのライブビューは暗所に弱かったので、この性能底上げは素直に嬉しいところですね。ちなみにミラーレス一眼のEOS M5やM6よりも量だったりします。
参考:デュアルピクセル CMOS AFとハイブリッド CMOS AFとの違い
動画
9000D | X9i | 8000D・X8i | 80D | |
映像記録方式 | MPEG-4 AVC/H.264 | MPEG-4 AVC/H.264 | MPEG-4 AVC/H.264 | MPEG-4 AVC/H.264 |
記録形式 | MP4 | MP4 | MP4 | MOV、MP4 |
記録サイズ・フレームレート | FHD 60p HD 60p |
FHD 60p HD 60p |
FHD 30p HD 60p |
FHD 60p HD 60p |
フォーカス | デュアルピクセルCMOS AF | デュアルピクセルCMOS AF | ハイブリッド CMOS AF III | デュアルピクセルCMOS AF |
備考 | HDR動画 | HDR動画 | HDR動画 (8000Dのみ) |
HDR動画 |
FHDが59.94pとなりHDRも8000Dから引き続き使用可能です。さらにDPAFによるAF性能が向上しているので動画機能は使いやすくなっていますね。
その他機能
作画機能
9000D | X9i | 8000D・X8i | 80D | |
HDR撮影 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
多重露光 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
ボディ内RAW現像 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 対応 |
AWB (オートホワイトバランス) |
雰囲気優先 ホワイト優先 |
雰囲気優先 ホワイト優先 |
オート | 雰囲気優先 ホワイト優先 |
新ピクチャースタイル | ディテール重視 | ディテール重視 | ディテール重視 |
?ディテール重視
EOS 5Ds Rから導入されたピクチャースタイル「ディテール重視」が9000DやX9iにも採用されています。特に風景などで繊細なシャープネスを描写したい時に便利な設定値で、これまでもキヤノン一眼よりも線の細いシャープネスが特徴です。個人的に非常におススメ。
インターフェース・搭載機能
9000D | X9i | 8000D・X8i | 80D | |
映像/音声出力・デジタル端子 | USB 2.0 | USB 2.0 | USB 2.0 | USB 2.0 |
HDMI | タイプC | タイプC | タイプC | タイプC |
外部マイク入力端子 | Φ3.5mm | Φ3.5mm | Φ3.5mm | Φ3.5mm |
リモコン端子 | RS-60E3 | RS-60E3 | RS-60E3 | RS-60E3 |
ワイヤレスリモコン | RC-6 | RC-6 | RC-6 | RC-6 |
Bluetooth | 対応 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
WiFi | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
NFC | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
電子水準器 | 1軸 | 1軸 | 1軸 | 1軸 |
防塵防滴 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 対応 |
マイメニュー | 対応 | 対応 | 非対応 | 対応 |
マイメニューの5画面登録が使用可能
よく使う項目をセレクトしてクイックなアクセスを可能に出来るマイメニューが使用可能となりました。
ファイルのフォーマットやバッテリーの残量などをカテゴリの違う項目をまとめることが出来るので便利です。EOS 80Dで多用していました。
ボディ・電源
9000D | X9i | 8000D・X8i | 80D | |
バッテリー | LP-E17 | LP-E17 | LP-E17 | LP-E6N/LP-E6 |
バッテリーグリップ | 非対応 | 非対応 | BG-18 | BG-14 |
撮影可能枚数の目安 ファインダー | 約550枚 | 約550枚 | 約400枚 | 約960枚 |
撮影可能枚数の目安 ライブビュー | 約230枚 | 約230枚 | 約150枚 | 約300 枚 |
大きさ | 131.0 × 99.9 × 76.2mm |
131.0 × 99.9 × 76.2mm |
131.9*100.9*77.8 8000D 131.9*100.7*77.8 X8i |
139.0 ×105.2 ×78.5 |
質量 (CIPAガイドライン) | 約540g | 約532g | 約565g 8000D 約555g X8i |
約730g |
質量 ボディのみ | 約493g | 約485g | 約520g 8000D 約510g X8i |
約650g |
バッテリーグリップが非対応に
意外なことに、新モデル2機種は正式に対応するバッテリーグリップが用意されていません。8000DやKiss X8iにはBG-18を用意していただけにこれは予想外。
動画撮影などでバッテリー駆動時間を増やしたり、縦持ち撮影を簡便にするために8000Dでは装着して利用していただけに残念なポイント。
どれを買うべきか?
EOS 9000D・X9i
中々良いカメラに仕上がっていますが、新製品と言う事で従来モデルと比べて価格がちょっとお高め。スペックが従来のKiss系よりもEOS 2桁モデルに近くなった分、価格も高い方へシフトしているようです。
現状でEOS 80Dとあまり価格差がありませんので、サイズ・重量感にこだわりが無ければEOS 80Dの方が後々良かったと思うかもしれません。逆にどうしてもサイズや重量を増やしたくない、という条件であればこのカメラは非常に高性能で小型軽量な一眼レフと言えるでしょう。
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EOS 8000D
EOS 9000Dほど性能が高くはありませんが、サイズ・重量に加えて価格もライトな一眼レフ。AF・連写性能に目をつぶれば今でも十分実用的な性能を持っています。
ニッチな使い方かもしれませんが、バッテリーグリップを装着できる珍しいエントリー一眼レフカメラ。
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EOS 80D
9000Dの価格を見てから80Dの値札を見ると「あ、こっちでもいいかな」と思ってしまう価格差。2017年2月現在ならコチラがおススメ。
カメラの質感や機能性など下位機種とは明らかに異なるものを持っていますので、本格的にカメラを使い込む気ならコチラをチョイス
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