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ニコン NIKKOR Z 26mm f/2.8 レンズレビューVol.1 遠景解像編

ニコン「NIKKOR Z 26mm f/2.8」のレビュー第一弾を公開。今回は恒例の撮影地点からレンズの遠景解像性能をチェックしています。

NIKKOR Z 26mm f/2.8のレビュー一覧

遠景解像力

テスト環境

  • 撮影日:2023年3月3日 晴天 微風
  • カメラ:Nikon Z 7
  • 三脚:Leofoto LS-365C
  • 雲台:SUNWAYFOTO GH-PRO II
  • 露出:ISO 100 絞り優先AE
  • RAW:
    ・Adobe Camera Raw
    ・シャープネス オフ
    ・ノイズ補正 オフ

テスト結果

小型軽量な広角26mmのパンケーキレンズとしてはフレーム隅まで安定感があります。予想ではもう少し隅の画質低下が目立つと予想していましたが、いい意味で裏切られました。絞ると周辺部まで非常に良好となり、隅も周辺減光が改善し、コントラストが僅かに向上しているように見えます。

中央

F2.8の絞り開放から非常に良好な解像性能を発揮しています。細部までシャープで、コントラストは高い。F2.8から画質はピークの状態で、絞っても変化はほとんどありません。F8まで画質が維持され、F11~F16で徐々に回折の影響により画質が低下します。

周辺

中央と比べると僅かにコントラストが低いようにも見えますが、安定感のある良好な結果を得ることができます。絞ると僅かに画質が改善するものの、ピークとの差はほとんどありません。F8まで同程度の結果を得ることが可能。

四隅

驚いたことに、隅に向かって画質の大きな低下は見られません。細部のコントラストは周辺部よりもやや低めですが、画質の乱れは目立たず、画像処理次第で十分に良好な結果を得ることが可能。絞るとコントラストや周辺減光が解像するものの、F2.8と比べて劇的に改善することはありません。

まとめ

周辺減光は気になるものの、小型軽量なレンズとしては予想していたよりも良好な遠景解像性能を発揮。絞っても劇的に画質が変化することはありませんが、F2.8から全体的に良好な結果を得ることができます。MTF曲線を見たぎりでは、周辺部や隅がもう少しソフトだと予想していたのですが…、良い意味で裏切られました。あの小型軽量な26mmでこれほどのパフォーマンスを備えているとは…。

Z 28mm F2.8と比べて、価格差ほどの性能差を感じることは出来ないかもしれませんが、26mmの絶妙な画角が使いやすく、携帯性も相まってお散歩用の常用レンズとなりそうです。販売価格が少し高いのが悩ましいところですが、そのあたりを許容できれば満足度の高いレンズになるのかなと。近距離解像やボケ質のチェックは今後公開予定です。

購入早見表

NIKKOR Z 26mm f/2.8
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作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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