「LUMIX S9」と「LUMX S5II」の外観やスペックの違い

• 小型軽量
• 写真対応シンクロスキャン
• クロップ/ハイブリッドズーム
• MP4 Lite 対応
• LUT登録枠が39
• ライカモノクローム対応
• 5GHz Wi-Fi APモード対応
• 豊富なカラーバリエーション
  （ベースは黒・銀黒で、カラバリは有償張替え）
• バッテリーライフが良好
• 比較的安価

LUMIX S5IIと同じセンサー・プロセッサ・手振れ補正を共有しながら色々とハード面を省略。その一方でシンクロスキャンやMP4 Lite、LUT登録枠の大幅増などソフト的な部分の強化が多いカメラ。割り切りが必要な部分も多いですが、フルサイズミラーレスでは珍しい「これぞLUMIX」的なものを感じさせるカメラとなっています。（カラバリ・ファインダーレス・LUTやスマホアプリとの連携強化など）

さらに価格設定は少し低めのため、LUMIX S5IIの強みに惹かれなければS9を選ぶのも一つの選択肢。価格差で安めのレンズが一つくらいは買えるはず。ただし、前述したように「割り切り」が必要な部分が多く、エントリーモデルとしてはおすすめしません。（メカニカルシャッターレスで蛍光灯や動体歪みの影響を受けやすい、フラッシュ使えない、ファインダーない等）写真機として導入する場合、このあたりを理解して購入する玄人向けのコンパクトミラーレス。

• 豊富な物理コントロール
• 接点ありのアクセサリシュー
• ファインダー搭載
• 内蔵ファンによる長時間の連続動画撮影
• デュアルカードスロット
• メカニカルシャッター搭載
• プリ連写の撮影時間・コマ数が多い
• 大容量バッファ搭載
• 外部出力のRAW動画に対応
• ヘッドホンソケットあり
• リモートレリーズケーブルに対応
• フルサイズHDMI
• バッテリーグリップ対応
• 防塵防滴

全部盛りの2400万画素 フルサイズミラーレスとしてはお手頃価格のカメラ。S9よりもやや高めですが、強みとなる部分を考慮するとコストパフォーマンスは依然として良好。ボディサイズが大きいものの、豊富な物理コントロールや拡張性、バッテリーグリップに対応しているので柔軟性が高い。さらにALL-IやSSD収録が必要であれば「S5IIX」を検討する余地も残されています。

（更新）ファームウェア Ver 3.1により、ライカモノクロームや拡張されたリアルタイムLUTが利用可能となりました。少なくともこれらの点でS9との差は埋まっています。