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オリンパス ED 75 F1.8とED 12-100 F4 IS PROの解像力を比較する【機材比較レビュー】

状況

  • 曇り時々晴れ
  • E-M1 Mark IIの50MBハイレゾショットを使用
  • ナチュラル
  • WBオート
  • 三脚にて固定、ハイレゾ前に4秒間のタイマー

M.ZUIKO ED 75mm F1.8

F1.8

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中央は絞り開放から中々の解像力ですね。周辺部はちょっと甘いかな?

球面収差によるハロっぽさはないものの、軸上色収差による色づきはある。エッジを冒すほどの色づきでは無いので、場合によっては”柔らかい味付け”と言える。むしろわざと残したんじゃないのか?と感じる程度。

倍率色収差はハイレゾショットを駆使しても確認出来ない。すごいもんですなぁ…。

F2.8

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残存していた色収差が綺麗サッパリ無くなった上に、周辺部の描写は見事に安定。太陽が僅かに隠れてしまった影響が無いとは言えませんが…。

コントラストが高いと「ほんのちょっと色づいているかな?」という程度で、細部でも確認しない限りはまず問題無い。風景撮影でもF2.8の全域でシャープに描写することが出来ると言っても過言では無いでしょう。

F4.0

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F1.8とF2.8ほどの差では無いものの、周辺部の描写がさらい安定した感あり。

F2.8~F5.6は被写界深度の調整で使えば良いかなというレベル。

F5.6

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もはや何も言うことがないレベル。

中央の比較

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こうやって見ると、F2.8とF4.0の間で解像力に違いがあるように見えてしまいますが、F2.8だけ曇天状態で撮影となったため。

四隅の比較

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四隅の安定感を見ると、F4~F5.6がベスト。

とは言え、これはハイレゾショットで解像力を追い込んだ場合のこと。通常の2000万画素程度であればF2.8で色収差が目立つシーンはそうないでしょう。

後述する12-100 PROのF4よりもこのレンズの絞り開放の方が周辺部は安定しているように感じるので、色収差に気を付ければ十分使えるレベル。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4 IS PRO

F4.0

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75 F1.8では2段絞った状態ですが、12-100 PROにとっては絞り開放の状態。

さすがに周辺部の描写がやや甘め。中央はコントラストの高い部分において倍率色収差が僅かに発生している。

軸上色収差は確認できない。

F5.6

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1段絞ると嘘みたいに描写が急激に安定する。

とても高倍率ズームの望遠側における周辺部の描写とは思えない。

中央の比較

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絞る事で中央も色収差の補正が改善傾向にある。

ハイレゾショットで撮らなけれF4でも気になりませんでしたが、高解像を狙うなら1段絞った方が良さそうですね。

周辺部の比較

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周辺部の描写は顕著に改善。

1段絞れる状況であれば積極的に絞っていきたい。

レンズの比較(75 vs 12-100 PRO)

F4.0(左:75・右:12-100)

中央

全体的な解像力と色収差の補正に差がありますね。2段絞っている75と絞り開放の12-100 PROでは当然の結果かもしれません。

周辺部

周辺部ではさらに差が目立ちます。

F5.6(左:75・右:12-100)

中央

F4.0の場合と比べて、1段絞ると違いが全く分からなくなります。75mmと比べてやや線の描写が力強い印象。

周辺部

甘かった12-100の周辺描写も急激に安定化。ハイレゾショットでここまで写れば通常の撮影ではまず問題ないレベルと言えるでしょう。

まとめ

M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4 IS PRO
解像力
色収差
ボケ
携帯性
機能性
価格
おススメ度
  • 軸上色収差は12-100 PRO、倍率色収差は75 F1.8が良好
  • ボケはどちらも綺麗だが、75 F1.8の方が同一被写体で大きくボケを作ることが出来る
  • 解像力のピークは互角だが、ボケと解像の両立は75 F1.8有利
  • 携帯性の面で12-100 PROは一線を越えている
  • 価格はどちらも妥当

F5.6まで絞れる状況なら12-100mm F4 IS PROが便利

広角や標準域ではF4から安定した描写性能であるものの、望遠側の周辺部では最高クラスの単焦点と比べてやや見劣りする。

しかし、1段絞ると急激に描写性能が安定し、その性能は75mm F1.8に迫る勢い。ハイレゾショットで四隅の細部をチェックしない限り75mmとの違いに気が付かないはず。解像力が必要なシーンでしっかり絞って使うのであれば単焦点である必要性は低い。

ボケ量はF4という暗さ故に大口径レンズと比べて量は小さい。しかし、100mmまでの長焦点と近接性能を使えば十分に大きなボケを得る事が可能。さらにボケの色付きや球面収差が皆無であるため、ボケは非常に滑らか。

携帯性という点に納得できれば価格は安いと感じるレベルの高性能ズームレンズ。

F2.8から安定した描写が強みの75mm F1.8

一方で75mm F1.8はF2.8で既に周辺部や四隅の描写が安定している。絞り込まない状況ならば12-100 PROと比べて2段分のボケ量に差を出しながら周辺部まで安定した描写性能を得る事が可能。さらにF1.8の周辺部は12-100 PROのF4の周辺部よりも安定しているので、使おうと思えば絞り開放からしっかり使っていける性能を持っている。

以前にレビューしたように、携帯性の良さ相まって望遠スナップとしては使いやすい性能。画角の狭い単焦点であるものの、これ一本で出歩くのも実に面白い。

12-100 PROでも長焦点や近接を使う事でボケを増やす事は可能だが、75mm F1.8の表現力を前にするとやはり霞む。一枚を丁寧に撮影できる、ゆとりある時間を持てるのであればおススメ。

クリエイティブな写欲を掻き立てられるレンズは圧倒的に75mm F1.8。

軸上色収差の補正は完璧ではなく、絞り開放F1.8~F2.8まではボケの色づきが僅かに発生する。特に玉ボケを大きく作るなら撮影時に確認を。

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