DPReviewがFUJIFILM X-M5のサンプルギャラリーを公開

DPReviewが富士フイルム「FUJIFILM X-M5」のサンプルギャラリーを公開。キットレンズなどを装着して撮影した46枚の写真を公開。レンズのサンプルとは異なり、カメラ出力のJPEGを掲載。

DPReview：Fujifilm X-M5 sample gallery: proven image quality on a budget

富士フイルムのX-M5は、同社の最新APS-Cミラーレスカメラである。低価格帯の製品で、動画Vlogger向けではあるが、静止画撮影にも最適なコンパクトカメラである。

富士フイルムの前世代2600万画素 X-Trans CMOS 4センサーを採用している。これは良いことだ。このセンサーは、X100V、X-T4、X-Pro3などのカメラにも搭載されており、いずれも優れた画質を実現できるカメラであった。

また、一部のコンパクトモデルやVlog用カメラとは異なり、操作が簡単なツインコントロールダイヤルとメカニカルシャッターも搭載されている。

サンプルギャラリーには、同梱のXC 15-45mm F3.5-5.6 OIS PZキットレンズを含む、複数のレンズで撮影した写真が掲載されている。

第四世代と第五世代のスペックが入り混じるV-log向けの比較的低価格なXシリーズカメラ。センサーとプロセッサの組み合わせはX-S20と似ていますが、ボディ内手振れ補正や電子ビューファインダー非搭載、そして新型の大容量バッテリーではありません。そのぶん小型軽量で低価格となっており、トレードオフを理解・許容できるのであれば面白い選択肢。

DPReviewのサンプルではキットレンズなどと組み合わせて撮影した46枚の写真を公開。カメラ出力のJPEGを使用しており、リアラエースなど新しいフィルムシミュレーションを使用した作例もあります。高ISOを使った作例もありますが、カメラ側のノイズリダクションを適用している点に注意（おそらく初期設定のため、ディテールが低下気味）。

基本的には使い古されたX-Ttrans CMOS 4センサーのため、特に驚きはありません。ただし、このセンサーでリアラエースを使用できるのはX-S20とX-M5のみ。そういう意味では貴重な選択肢と言えそうです。

注意点はボディ内手振れ補正を搭載していないこと。このため、低照度での撮影では（手振れをおさえるために）シャッタースピードを高める必要があり、高ISOを使う機会が多くなりそう。自身の用途に耐えうる高ISO感度画質なのかよく確認しておいたほうが良いかもしれません。

富士フイルム FUJIFILM X-M5 最新情報まとめ

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*後日、JANコードで修正予定

主な仕様

センサー：2,610万画素 X-Trans™ CMOS 4
プロセッサ：X-Processor 5
JPEG/HEIF/TIFF/RAW
9:16ショートムービーモード
ISO 160-12800
拡張ISO 80-51200
メカニカルシャッター：15分〜1/4000秒
電子シャッター：15分〜1/32000秒
フラッシュ同調速度：1/180秒以下
SD UHS-I 対応スロット
ボディ内手振れ補正なし（動画電子手振れ補正のみ）
インテリジェントハイブリッドAF
・13×9 / 25×17
・被写体検出：動物/鳥/クルマ/バイク&自転車/飛行機/電車
3.0型バリアングル式液晶モニタ 104万ドット
ファインダー非搭載
連続撮影速度
・メカニカルシャッター：~5fps
・電子シャッター(x1.25)：~30fps
・電子シャッター(クロップなし)～20fps：
連続撮影枚数：
・約20コマ/秒非圧縮RAW 23枚
・約10コマ/秒非圧縮RAW 24枚
動画
・MOV / MP4
・HEVC/H.265 / MPEG-4 AVC/H.26
・Long GOP
・6.2K 29.97p
・4K 59.94p
・FHD 240p
Vlogモード
20種類のフィルムシミュレーション
USB-C 10Gbps
HDMI D
Wi-Fi：802.11b/g/n
Bluetooth Ver. 4.2
3.5mm マイク（背面に搭載）
NP-W126S バッテリー
・省電力 440枚
・通常 330枚
・6.2K 45分
・4K 50分
・FHD 45-50分
サイズ：111.9×66.6mm
重量：355g