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息が長いレンズには訳がある EF100mm F2 USM【評価・作例】

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レンズデータ

レンズ仕様

画角(水平・垂直・対角線) 20°・14°・24°
レンズ構成 6群 8枚
絞り羽根枚数 8枚
最小絞り 22
最短撮影距離 0.9m
最大撮影倍率 0.14倍
フィルター径 58mm
最大径×長さ φ75mm×73.5mm
質量 460g

MTFチャート

EF100mm F2 USM-mft

レンズ構成図

EF100mm F2 USM-lens

紹介:ロングセールの中望遠単焦点

CheckPoints

Good
  • 比較的安価
  • 古い設計ながらしっかりとした描写性能
  • フルタイムマニュアルに対応
  • リングUSMによる高速AF
  • 特殊レンズを使わない自然なボケ
  • リアフォーカスの為、全長が変化しない
  • フィルター枠が回転しない
Bad
  • 逆光時のフレアによるコントラスト低下
  • 手ぶれ補正が非搭載

外装・機能性

外装

クオリティの高い樹脂製の鏡筒に金属製のマウントを採用。販売開始時期(1991年)を考えると、やや時代遅れなデザインではあるがチープさは感じられない。前玉から後玉までレンズの塊のような質感だ。

リアフォーカス式でレンズ前玉が前後しないので鏡筒の長さに変化が無い。収納性に優れており、高速AFに寄与する結果となっている。また、フィルターワークも容易だ。

フードは現行レンズのようなバヨネット式では無く、フード側の爪をレンズにかけるタイプの物。外れにくいと言えば外れにくく、脱着しにくいと言えば脱着しにくい。

機能性

リングUSMによる高速AF

キヤノンではお馴染みの高速AFとフルタイムマニュアルを使うことが出来る「リングUSM」を搭載している。このレンズも例外ではなく、素早いフォーカシングにはストレスを感じる事が少なく快適に操作する事ができる。

フォーカスリングも適度なトルクでピント合わせもしやすい。

フルタイムマニュアル

STM(ステッピングモーター)搭載の限定的なフルタイムマニュアルでは無いので、AF前にもマニュアルによる操作が可能。低輝度や低コントラストでピントが合いにくい場合に、すかさずフォローできるとフルタイムマニュアルの良さを感じる。

描写

解像度

20年前のレンズながら描写はしっかりとした性能を持っている。開放からそこそこ良好で、やや滲むもののピントの芯を感じさせてくれるシャープネスを持っている。

絞るとシャープネスはしっかり立ち上がり、現代レンズに遜色ない解像力を発揮する。特にF5.6?F11までは周辺部を含めて高レベルで安定しているので、風景撮影にもしっかりと使うことが出来る。

特殊レンズを使用していない事もあってか、ボケはナチュラルで滑らか。綺麗と言っても過言ではないボケ味だ。円形絞りではない・口径食が大きいことから、フルサイズで使うと玉ボケはやや気難しい点が存在する。

色収差

絞り開放ではフレーム全体でやや目立つ場合があり、ハイコントラストな部分では特にカラーフリンジが発生する。しかし、全体的にカラーフリンジに発生度合は小さく、後処理できる範囲のものだ。

周辺減光・歪曲

絞り開放では顕著で、-2EV程度の減光が発生する。F5.6程度にまで絞ると解消する。

糸巻き型の歪曲がしっかりと確認出来るが、歪み方は均一で後処理し易いタイプのもの。

逆光耐性

このレンズの泣き所。

フレアが発生しやすく、逆光時には大きくコントラストが低下する。逆光シーンでなくとも、ハイライトがかなりキツイ場合にも同傾向。

評価

発売20年を超えてなおユーザーが多いのには訳がある。

しっかりとした描写性能と程よいコントラストでポートレートには使い勝手が良く、リングUSM・フルタイムマニュアルで基本的な操作性は現行の最新レンズと遜色が無い。また、100mmの焦点距離をF2カバーするレンズは他に無い事や価格も手ごろな点から、まだまだ現役で選択肢に挙がる。

逆光にはやや弱い面があるので、その点を技術と愛でカバーできれば長く付き合うことが出来るだろう。防塵防滴やフッ素コーティングは施されていないので、シチュエーションの変化には気を配ろう。

競合レンズとの比較

EF 100mm F2.8L マクロ IS USM

解像力はマクロレンズ、設計が新しいという事もあり、絞り開放での解像力は大きく引き離している。しかし、絞ることで100mmF2も立ち上がり、F2.8では同じような性能を引き出してくれる。

とは言え100mmF2の逆光耐性には難があるので、シーンによってはフレアにより性能を最大限に引き出せない事もままある。100mmマクロは絞り開放からコントラストを損なうことなく、ヌケのある写りをしてくれる。ただし、フレアこそ大きく発生しないものの、グリーンのゴーストが飛びやすいポイントは念頭においておこう。

大きく引き離されるポイントはマクロレンズであるが故の接写性能の高さとハイブリッドISを搭載している点。回転角が大きいので、結果としてAFはやや鈍重な印象を受ける。そもそも使用目的が大きく違うので、当たり前と言えば、当たり前の話。植物や昆虫などがメインならば、迷わずEF100mmF2.8L マクロ IS USMを選択して問題ないだろう。やや高価だが…。

EF 85mm F1.8 USM

同年代の設計・デザインで同じような価格。サイズ・重量・フィルター径・絞り羽根も同程度。おそらく、悩むのがこのレンズとの比較だろう。解像力や描写も伯仲している。

焦点距離がやや短いものの、F値はやや明るい。85mmはスタンダードな中望遠ということもあってユーザーが多いのはこちらのレンズだろう。

とは言え、この手のレンズにはシグマ85mm(現在ディスコンとなり新型が出るかもしれない)や最新のタムロン85mmVCなど比較的お手頃な価格でサードパーティ製の新しいレンズが存在する。85mmUSMを買ったはいいけど、シグマやタムロンの存在が気になるかもしれない。

反面、100mmF2の存在はユニークで競合するレンズは135mmF2Lくらいのもの。そのうちリニューアルされるかもしれないが、今のところ100mF2はこのレンズのみ。

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