謂わいる「サンニッパ」レンズで、キヤノンを代表する望遠ハイスピードレンズ。「これぞ白レンズだよ!」って仰る方もいるだろう。
1987年に初代『EF300mm F2.8L USM』が登場してから30年近く経ち、何世代かの進化を遂げてきた。手ぶれ補正と軽量化は世代を重ねる毎に改善しており、特にこのレンズは2011年に発売された最新サンニッパモデル。巨大な蛍石レンズを2枚贅沢に採用して色収差を徹底的に補正している。逆光耐性もSWCを採用しているので十分な耐性を持ち合わせている。
ズームレンズと違ってレンズの構成枚数が少なく光学的に無理をかけていない設計で、ヌケが良くピント面はシャープ、ボケはナチュラルでとても柔らかい。MTF曲線が上辺にピッタリくっついた横一文字になっているという高性能っぷり。風景にもポートレートにもスポーツにも担いでいける、価格に見合った圧倒的描写性能と言えるだろう。単焦点望遠レンズと言うストイックな部分はあるものの、この描写性能と引き換えなら納得するに余りある。まさにプロユースに耐えうる数少ないレンズの一本だ。
オートフォーカスは70-200mm F2.8L IS IIを上回る程の爆速AFで、エクステンダーを装着しても速度低下を感じられない優秀なものだ。
代を重ねる毎に贅肉が落ちているので、シリーズでは最軽量となるモデル。とは言っても重量は2kg超、サイズは70-200mmF2.8Lよりもひと回り・ふた回り程大きい。さらに巨大なフードを装着するとさらに大きさが引き立ってくる。
単焦点レンズと言うこともあって、このレンズ一本で勝負すると分が悪いシーンもあるだろう。出来ることなら70-200mmF2.8Lとの合わせ技が使いやすいように感じる。
お値段はキヤノンEFマウントの中でも高価な部類。とは言っても、その性能と堅牢性から買えば一生モノと考えるとそう高い買い物でも無いかもしれない。車よりもよっぽどリセールバリューが付く点も見逃せない。競合レンズとして、シグマから単焦点のサンニッパや120-300F2.8という便利なズームレンズが存在する。
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参考サイト
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- CAPA カメラネット
- アサヒカメラ
- 日経トレンディネット レビュー
- デジカメinfo レビュー
- ITmedia レビュー
- マイナビニュース
- DxOMark
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レンズ仕様
画角(水平・垂直・対角線) | 6°50'・4°35'・8°15' |
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レンズ構成 | 12群 16枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) |
最小絞り | 32 |
最短撮影距離 | 2m |
最大撮影倍率 | 0.18倍 |
フィルター径 | 差し込み52mm |
最大径×長さ | φ128mm×248mm |
質量 | 2350g |
手ブレ補正効果 | 約4段分※ |
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