雨が降っていたので、簡易防滴が備わっている純正マクロのD FA100mmを装着して近場の公園までお散歩。
雨も降っているいので、利用者も少なく三脚にカメラを据え付けてRRSをガッツリ使ってやろうと思ったのだが…。
時は5月の中旬という事もあって、幼稚園・保育園の遠足シーズンに被ってしまった。元気ハツラツな園児達がカッパ姿ではしゃぐ横で淡々と写真を撮るはめに。迂闊だったぜ!
カエルもちょこちょこと見かけるようになってきた。いよいよマクロレンズの季節がやってきたみたいだ。
現行のデジタル・フルサイズ対応の単焦点レンズは50mmと100mmのマクロレンズのみ。(あとはFAレンズ)
なんとも寂しい状況ではあるものの、このマクロレンズ2本が結構良い写りをするのであながち困っていもいなかったり。やや前ボケが固いかな?とは感じるものの、マクロレンズらしい全域で安定した写りは頼もしい。繰り出し式のオートフォーカス速度を寛容な心で受け止めれば、動体以外はなんとかなる。(揺れる葉っぱは絶望的)
RRS使用。リアレゾを使うなら、被写体を「点」では無く「面」で捉えたい所。
等倍可能なレンズだけども、そこまで接写すると被写界深度が無いに等しくなる。無理してよらずに深度に余裕を持たせリアレゾで撮影。後からトリミングした方が画像的にも余裕があったりするんだなと、今更ながらに気がついた。
このような使い方をするのであればK-3IIでリアレゾした方がより高画素で汎用性が高い。但し、レンズの潜在能力が追いついていればの話だが…。
余談を挟むと、マクロ撮影時には操作性が普段と違うのでユーザーモードを一つ「MACRO」で設定してある。
- AFボタン…AF2(シャッターボタンのAF無効)
- プレビューレバー…光学プレビュー(普段はデジタルプレビュー)
- 手ぶれ補正オフ(三脚前提の為)
- Fx1ボタン…手ぶれ補正のオンオフ
- Fx2ボタン…アウトドアモニタ
- RRSオン(三脚前提の為)
- カスタムイメージ…フラット(シアンやマゼンダの飽和を防ぐため)
- WB…AWB(場合によって変更)
プレビューレバーに光学プレビューを設定するとデジタルプレビューが使えなくなる。K-S2などでは「RAW」ボタンにデジタルプレビューを設定出来るのだが、K-1ではRAWボタンへの割り振りが出来ない。これが地味に使い勝手が悪いので、ファームウェアで対応してくれないかなぁと思ってたりする。
ユーザーモードを使い始めて気がついたのが、RAW形式をこちらもDNGに変更しておかないといけない点。普段はTAvでDNGを使用しているのだが、ユーザーモードで撮った画像がPEFになっていたので失敗に気がついた。お手元のK-1でユーザーモードを使っているのでしたら要チェック。
ペンタックスのボディ内現像は特に自由度が高く、その機能性は他社のボディ内現像よりも優れている。撮影前に設定出来る数値はほとんどが事後に操作可能で、特にリアレゾや肌色補正・明瞭コントロール等の数値も変更可能だ。
さらに、設定を変更した段階ですぐに画像に反映されるので調整し易いのはグッド。ペンタックスから一眼カメラを使い始めたので、他社のRAW現像の不便さに直面した時は愕然とした。
リアレゾで撮影したRAWは特に重く、ボディ内現像に入る時と現像する時はかなり処理が重いので注意。決してフリーズした訳ではない。
上の写真はリアレゾで撮影したあとにカスタムイメージをCTEからリバーサルフィルムに切り替えたもの。
ここで色々と試していた時に気がついたのが下の画像
側面から懐中電灯を広角照射で照らした画像。リアレゾで撮影している。
懐中電灯は手持ちで照射していたので、照らされる範囲や輝度にはややバラつきがある(揺らいでいる)
実写時には確認出来なかったのだが、帰宅してハイライトの数値をやや落とすとドット模様になっている部分があった。とは言っても細部まで確認しないと確認出来ないので、リサイズした段階で綺麗サッパリ消えてしまう。
リサイズ抜きでトリミングした画像を下に掲載
中央左をトリミング。こうやって切り抜きで拡大するとパープリンの処理の仕方が甘かった事に気がつく。ドット柄よりもそちらが不自然で目立つかもしれない。
ドット柄については、白い花びら部分のハイライトをもう少し下げると目立つ。
如何だろう?JPEGの圧縮率の関係でややドットが潰れてしまっている。いや、目立たないのはいいことなのだけども…。
まあ、問題にもならない程度なので私はそこまで気にしていない。
使えば使うほど楽しくなってくるフルサイズ K-1
「買って良かった」とこれほど満足させてくれる買い物も久々だと思う。
機材道楽の面からは、色々と使い込める機能やカスタム性があるので面白い。
写真道楽の面からは、「こうしてみたいな」「ああしてみたいな」という撮影方法に応えてくれる懐の広さを感じさせてくれる。
これは良いものだ。
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