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2ndFocusがAstrHori 25mm F2.8 Macro 2.0-5.0xを販売開始&ハンズオンレビュー

2ndFocusが「AstrHori 25mm F2.8 Macro 2.0-5.0x」の販売開始を告知しました。フルサイズミラーレス4マウントと富士フイルムXマウントに対応。販売価格は¥47,770を確認済み。

E&Iクリエイション株式会社は、AstrHori アストロリの交換レンズ「AstrHori アストロリ 25mm F2.8 Macro 2.0X-5.0X スーパーマクロレンズ」を4月30日(火)販売致します。

AstrHori アストロリ 25mm F2.8 MACRO 2.0-5.0X スーパーマクロレンズは、撮影倍率2倍から5倍のマクロ専用レンズです。

堅牢性に優れた金属筐体を採用、長さは約94mm、重さは約480gで小型・軽量で携行性に優れている。特別な構成の光学設計により、5倍の拡大時に45mm、2倍時に37.5mmのワーキングディスタンスを確保、さまざまなライティング条件下でも優れた撮影が可能です。レンズ構成は7群10枚、高屈折レンズ2枚とEDレンズ2枚の採用により、色収差やカラーフリンジを適切に抑え、8枚羽根の絞りによる美しいボケ味で、浅い被写界深度のショットも鮮やかな表現を実現できます。

概要

参考リンク

主な仕様

  • マウント:E/L/RF/Z/X
  • フォーマット:フルサイズ
  • 焦点距離:25mm
  • レンズ構成:7群10枚
  • 開放絞り:F2.8
  • 最小絞り:F16
  • 絞り羽根:不明
  • 最短撮影距離:37.5-45mm
  • 最大撮影倍率:5.0倍
  • フィルター径:-
  • 手ぶれ補正:-
  • テレコン:-
  • コーティング:不明
  • サイズ:61×102mm
  • 重量:474g
  • 防塵防滴:-
  • AF:MF限定
  • その他:電子接点なし
  • 付属品:

AstrHori 25mm F2.8 Macro 2.0-5.0x
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2mdFocus

ハンズオン

2ndFocusよりEマウント版をお借りしていたのでサクッとレビュー。

鏡筒は従来のAstrHoriレンズらしく総金属製のしっかりとした作り。電子接点はなく、絞りリングとフォーカスリングをメカニカルに手動操作します。縮長102mm、重量474gと適度に重量感があります。と言っても100mmマクロなどと比べると小型軽量。このレンズ最大の注意点として、撮影範囲は「2倍」マクロから「5倍」マクロまで。つまり、無限遠はおろか、「等倍」でもピントが合わない仕様となっています。さらに、撮影倍率を高くする場合は内筒が前方へ大きく伸びる。三脚で固定する場合、ワーキングティスタンスの変化をマクロスライダーなどで補わないと非常に手間がかかります。どちらかと言えば顕微鏡のような使い方となるはず。
(撮影倍率を先に設定して、マクロスライダーなどでピント合わせ)内筒には撮影倍率の表示あり。フォーカスリングは伸びる内筒側についているので操作に少し癖があります。伸びる内筒は自重落下の兆候が見られ、レンズを極端に傾けた状態では内筒が勝手に伸び縮みする可能性あり。地味に厄介なポイント。

レンズマウントは金属製で、3本のビスで本体に固定。後玉には口径が小さなフレアカッターが付いています。前玉周辺にはフード用のバヨネットのような形状が見えますが、フードは同梱していません。別売りでもなさそうですが…。ねじ込み式フィルターにも対応しておらず、マクロライトを装着するのは難しい。α7R Vに装着。2倍の時はコンパクトですが、5倍まで内筒を伸ばすとアンバランス。前述しましたが、カメラ側のネジ穴を利用して雲台に固定すると、レンズ全長の変化に合わせて三脚の位置をずらす必要があります。マクロスライダーや眺めのアルカスイスプレートで調整するのがおススメです。

実写

理想的には三脚固定での撮影ですが、手持ち撮影も不可能ではありません。手振れをしっかりと抑えることができれば、フレーム隅まで顕著な画質低下は無さそうに見えます。細部の解像性能はいまいちですが、高ISO感度を使う機会が多いのであまり気にならないはず。2倍はまだしも、5倍は難易度が跳ね上がるので注意。実効F値が高くなるため、シャッタースピードやISO感度への影響が大きい。高い撮影倍率にのみ対応しているため、これ以上の”引き”で撮影することはできません。写りは悪くないように見えますが、フレーム端周辺に独特の周辺減光が発生しています。減光の範囲を見るに、マウント付近のフレアカッターが小さすぎたのかなと予想。撮影倍率の高さを活かすと、USB A端子もここまで拡大して撮影することが可能です。面白い写真を撮ることができますが、この際のワーキングディスタンスはほぼありません。カメラの固定方法やマクロスライダーの用意、ライティングなど、カメラ以外に機材が複数必要になると思います。もともとマクロ撮影が好きで、すでに環境を整えている人ならば面白いレンズになると思います。撮影倍率に惹かれて、なんの準備もなしに本レンズを手に取ると、限定的な撮影距離や実効F値に大きさに戸惑ってしまうかもしれません。実際、2ndFocusの話では、購入後に使い方がわからずに返品を希望するケースもあるのだとか。

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