PixiiがAPS-C 2600万画素センサーを搭載したライカMマウントのレンジファインダーカメラ「A1571」を正式発表しました。11月10日発売予定で内蔵メモリ32GBが3,240ユーロで9月30日予約販売開始。
主な特徴
2600万画素 裏面照射型(BSI) センサー
画素数と性能を向上させたセンサーが、優れた画質を実現。BSIアーキテクチャーは、角度応答性の向上により、難しい広角レンズを使用しても、より効率的に光を集めることが可能。新設計の画素は、超低ノイズフロアを実現。露出不足の部分の信号をきれいに映し出す。また、フルウェルキャパシティ(FWC)の拡大により、ダイナミックレンジが格段に向上。
新センサーは、ISO 160からISO 12800までの幅広いISOレンジを備えており、ソフトウェアによってさらに高い感度を得ることが可能。
- APS-C 2600万画素 裏面照射型 CMOSセンサー
- べイヤーフィルター配列
- ダイナミックレンジ:14 stops
- FWC:50Ke
- ISO:160-12800
情報投影が可能な光学ファインダー
重要な情報を光学ファインダーに直接投影する新しい小型ディスプレイを内蔵。レンジファインダーカメラでは初めて、ファインダーを覗いたままでカメラの設定を変更することができ、より臨場感のある撮影が可能に。
レンジファインダーアセンブリは、4つの異なる光路を組み合わせている。ファインダー内のワイドビューには、フレームライン、インタラクティブ設定、レンジファインダーパッチが重ねて表示される。
ファインダー情報は、邪魔にならないように視野の周辺にオーバーレイとして映し出される。メニューホイールで表示するインジケーターを選択する。クリックしてパラメータを変更する。
その他
- 新しいPixiiは、USB-Cコネクターを標準装備。また、充電の高速化や、より正確なバッテリーゲージを搭載。
- 32GBから最大128GBまでのメモリオプションを備え、新しい力に適応。
- GPRフォーマットに対応。DNGファイルの圧縮率を大幅に向上させながら、RAW編集の自由度を確保。GPRは、Adobe Lightroom™️を含むほとんどのデスクトップ編集ソフトに対応。
- 拡張可能なLUTベースのカラープロファイルにより、自然な色表現や映画のような色表現が可能。
- モノクロモードでは、カラーセンサーから真の16ビットシングルプレーンのモノクロDNGファイルを生成。
- 非常に明るい光学式レンジファインダーは、焦点距離28、35、40、50mmのフレームラインを選択可能。
- 1/32000までの超高速・静音電子シャッターを搭載。
- iOSおよびAndroidに対応し、BluetoothとWifiによる接続が可能。
- NP-FW50バッテリー使用
世にも珍しいライカMマウントのAPS-Cセンサー搭載カメラですね。過去のPixii A1112はグローバルシャッターに対応した1114万画素センサーでしたが、今回はグローバルシャッターの記述が無く、一般的な2600万画素 APS-Cセンサーかもしれませんね。特徴からすると、富士フイルムがX-Trans CMOS 4に使用しているセンサーと同タイプでしょうか?(フィルター配列は異なりますが)
今回はより実用的な解像性能を備え、ファインダーやインターフェースの機能性が向上している模様。レンジファインダー機でオーバーレイ表示を使えるのは面白いですねえ。相変わらずモニターが無いのでライブビューはありません。さらにメカニカルシャッターも無いので電子シャッターのみと割り切った仕様。Pixii A1112ユーザーはセンサー・ファインダーなどの換装サービスがあるらしい。
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