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富士フイルムが「X-T3」用の動画新機能・AF改善ファームウェアアップデートを予告

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フジフイルムがAPS-Cミラーレスカメラ「X-T3」用のファームウェアアップデートを予告しました。

「FUJIFILM X-T3」の最新ファームウエアを無償提供

お客さま各位

富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)は、「FUJIFILM X-T3」(以下、「X-T3」)の最新ファームウエアを2019年12月中旬以降、順次無償提供する予定です。今回のファームウエアは、「Xシリーズ」をご使用いただいているお客さまからの機能追加、操作性向上に関するご要望を反映させたものです。

今回のアップデートにより、USB通信による動画撮影の制御がジンバル・ドローンから可能になりました。「X-T3」と本機能に対応したジンバル・ドローンを組み合わせることで、お客さまの撮影領域が格段に広がります。すでにSZ DJI Technology Co.,Ltd.(*1)、ZHIYUN(*2)(アルファベット順)が対応製品の提供を表明しております。また、本機能は「FUJIFILM X-T30」などの他モデルへも展開予定です。その他にも「X-T3」においてオートフォーカス機能の向上などのアップデートを順次公開予定です。

主な内容:

■ 2019年12月 公開予定:X-T3

ファームウエアバージョン:FUJIFILM X-T3(Ver. 3.10)

ジンバル・ドローン対応(*3)
これまでUSB通信で静止画にしか対応していなかった下記機能が追加されます。

  • 動画撮影の開始・終了
  • 動画撮影の露出条件(露出モード、シャッタースピード、絞り、ISO感度、露出補正)の設定
  • マニュアルフォーカスのピント調整

■ 2020年1月 公開予定:X-T3

ファームウエアバージョン:FUJIFILM X-T3(Ver. 3.20)

1. オートフォーカス機能の向上
  • 瞳枠の追従性が向上し、瞳にフォーカスが合いやすくなります。
  • 画面内に大きさの異なる顔が同時に存在する場合の顔検出性能が向上し、フォーカスが合わせやすくなります。
  • 花の撮影など、背景被写体と手前被写体が混在し、手前被写体がボケている状態でも、手前被写体にピントが合わせやすくなります。
2. フォルダに9,999枚まで保存可能に
これまでSDカード内の1フォルダ当たりの保存可能枚数の上限は999枚でしたが、今回のアップデートにより10倍の9,999枚が保存可能となります。

*1?SZ DJI Technology Co.,Ltd.

*2?ZHIYUN

*3 USBによる通信となります。

とのこと。

メジャーアップデートでは無さそうですが、それなりに影響度が高いマイナーアップデートとなっている模様。動画機能の拡張とAF仕様の改善が主となっていますね。動画機能は使う人が限定されますが、オートフォーカスの改善は恩恵を受けるユーザーが多そうですねえ。

ただし、ファームウェアアップデートの公開は動画機能が2019年12月、オートフォーカスの改善は翌年1月となっているのでもうしばらく待つ必要がありそうです。

X-Pro3で初実装した「カラークロームブルー」や「トーンカーブ」機能は今のところ計画に入っていません。静止画寄りのX-Pro3専用機能となるのか、ハイブリッドなX-T3でも使えるようになるのか気になるところ。

フジフイルム FUJIFILM X-T3 最新情報まとめページ

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