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富士フイルムは全セグメント成長中で市場第3位を目指している

Phototrendが「Salon de la Photo 2025」における富士フイルムへのインタビュー内容を記事として公開。1000ユーロ以下の新モデルは基本的に予定していないとしつつも、手頃な価格や専門性の高い機種を市場上位を狙うとのこと。

Phototrend:Interview Fujifilm au Salon de la Photo 2025 : « Notre ambition est de devenir numéro 3 du marché »

  • 現在最も成功している製品ラインと市場シェアは?
    ・フランス市場で好調。
    ・APS-Cミラーレスの金額シェアは約12%。
    ・GFX 100RFやX100VIなどを含めた全体シェアは13〜14%に達する。
    ・全セグメントで成長しており、市場第3位を目指している。
  • 過去12か月で最大の成功作は?
    ・最大の成功はX-E5。
    ・X100VIが入手できなかったユーザーの乗り換えもあったが、独自の顧客層を確立。
  • 現在の経済情勢は売上に影響しているか?
    ・写真事業への影響はなく、電子イメージング部門は好調である。
    ・印刷、ラボ、放送、ビデオプロジェクター、Instaxなど複数の事業が互いを補完しており、多様性が富士フイルムの強み。
  • 若い世代が富士フイルムを選ぶ理由は?
    ・使いやすさと入手のしやすさである。
    ・X-H2Sなど幅広い価格帯と用途に対応するモデルを揃え、初心者から上級者まで選びやすいラインナップを提供。
  • GFX 100RFの発売反応は?
    ・発売当初の反応は非常に良好で、X100VIに匹敵する勢い。
    ・その後は安定したが、販売は堅調。
    ・ライカQ3やソニーRX1R IIIなどの競合の中でも確固たる地位を築いている。
  • X100VIの供給状況は?
    ・依然として在庫不足が続いており、注文残が多い。
    ・クリスマス前まではこの状況が続く見込み。
    ・ビジネス面では好調だが、ユーザーの不満も理解している。
  • X-Halfの市場反応とInstax Palとの比較は?
    ・X-Halfは縦型フォーマットに慣れたSNS世代を狙った新しいコンセプト、ニッチ市場向けの実験的製品である。
    ・Instax Palは欧州では成功しなかったが、富士フイルムは革新に挑戦し続ける姿勢を維持。
  • GFX Eterna 55 開発の動機は?
    ・放送業界での光学技術を生かし、映画撮影の分野へ進出するための製品。
    ・より手頃な価格でシネマティックな画質を求める小規模プロダクションをターゲットにしており、中判カメラ再興と同様に映像業界を活性化させたい狙い。
  • ビデオ分野への展望は?
    ・X-H2Sなどが動画撮影にも強く、スポーツやドキュメンタリーで活用されている。
    ・高価格帯は飽和しているため、今後はX-M5のような手頃なモデルやEternaのような専門ツールで上位を狙う方針。
    ・専用動画機の可能性も否定していない。
  • Instaxシリーズの現状と需要は?
    ・非常に好調で、Mini 12がベストセラー、Mini Evoも継続的に人気。
    ・Wide Evoも好調で、Mini Evo Roseも高評価。
    ・ユーザーは写真を何度もプリントして贈り物にする傾向があり、フィルム消費量も高水準を維持。
  • カメラ価格の高騰と予算が限られたユーザーに対して
    ・価格上昇を認識しており、慎重な対応を取る。
    ・1000ユーロ以下の新モデルは基本的に予定していないが、X-M5のような例外もある。
    ・予算が限られるユーザーには中古市場を推奨。
    ・特にX-T3やX-T4は性能・耐久性ともに優れており、環境にも配慮した選択肢である。
  • 中古市場への対応は?
    ・中古市場を重要な現実として認識している。
    ・経済的に優先ではないが、参入チャネルとして重視。
    ・富士フイルム製品は耐久性に優れ、古いレンズでも高性能を維持。頻繁なモデル更新に疲れたユーザーにとっても魅力的な選択。
  • XF 23mm F2.8 R WR を選んだ理由とX-E5との関係は?
    ・生産上の都合から27mmではなく23mmを優先。
    ・23mmはキット用ではなく単体販売を前提としている。
    ・ただし一部の小売店では、独自判断でキット提供している場合もある。富士フイルムはサードパーティ製レンズとの混在を避けている。

1000ユーロ以下の廉価モデルは基本的に検討しておらず、X-M5(Amazon.frで878ユーロ)は例外だったようです。ただし、今後はより手ごろな価格で入手性の高い機種で市場シェアの上昇目指す模様。ネットでは「X-T30 III」が噂されていますが、このあたりを示唆しているのかもしれませんね。

予算が限られたユーザーに中古市場を推奨する珍しいメーカーですが、最近のXシリーズは中古市場も高騰気味なのが悩ましいところ。

センサー縦構図配置のX-Halfが成功したと言及していないものの、実験的製品であり、普及活動が不可欠と言及。ただし、似たような実験的製品のInstax Palは商業的に成功しなかったと言及。キヤノンの実験的製品(新世代 PowerShot)は鳴りを潜めていますが、富士フイルムは今後も攻めの姿勢を貫くのでしょうか。

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