IMAGING RESOURCEが2月末に開催された「CP+」におけるシグマとのインタビュー内容を記事として発信しています。
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年内に新Artレンズ、来年にはAPS-C用レンズを発売予定
フルサイズFoveon・Lマウントについて
- フルサイズFoveonの開発は予定よりも遅れており、年内リリースの予定だったが2020年までずれ込んだと発表しなければならなかった。
- Quattroセンサーは1:1:4構造だったが、今回のフルサイズセンサーでは1:1:1構造に戻している。Quattroセンサーはピクセル数を増やすのに理想的な構造だが、フルサイズFoveonではQuattro構造の必要性が低いため従来の方式に戻した。
- 2020年にはAPS-C用Lマウントレンズも発売予定だ。
- ショートフランジバック用の全く新しいArtレンズが年内に登場するだろう。
- Lマウントを始めるユーザーにとって痛手となるのがレンズラインアップだ。そこで我々は既存レンズからできるだけ多くの選択肢を準備した。マウントアダプターもその一つである。
既存レンズについて
- 60-600mmには2本の前身が存在する。最初の50-500mmは光学手ぶれ補正非搭載で2009年に、その翌年にはOS搭載タイプが登場した。この際にレンズ製造に関するいくつかの技術を開発したり取得したりできた。
- 50-500mmのファン(航空写真)だった人物がシグマに入社している。
- 日本国内で交換レンズ用のマグネシウムを取り扱っている会社は少ない。しかし、レンズ構成枚数が増える中で重量減のためにマグネシウム合金を使いたかった。
- マグネシウム棟で加工しているが、鋳造はしていない。
- マグネシウムの加工は発火するリスクを抱えているので細心の注意を払っている。また、本館から切り離した別の場所に工場を建てた。
- 人気があるのはキヤノン、次いでニコンだ。そしてソニーEマウントの需要が増えている。
- ここ最近の製品では60-600mmの人気が高い。そこまでの需要を想定していなかったので、2019年3月上旬で6月?7月までのバックオーダーを抱えている。これは大きな誤算だった。50-500mmは国内でよく売れたが、海外ではあまり需要が無かったので計算を誤ってしまった。しかし、60-600mmは世界中で人気のあるレンズだ。
RF・Zマウント用について
- 今のところ、まだ二つのマウントを確認中でありコメントするには時期尚早だ。
- レンズとマウントアダプターの互換性はほぼ完璧に機能すると判明しているが、連写など特定の設定や操作ではまだ完全に機能しないことがある。
- ソニーEマウントユーザーからの評判は上々だが、専用レンズの登場を待っている人がいる。我々は現在開発中だ。
- キヤノンは市場が半減すると述べていたが、私は20?25%程度では無いかと考えている。
- かつてMFレンズからAFレンズへ急速に移行したように、一眼レフからミラーレスへの移行も早いはずだ。しかし、一眼レフのメリットもあり20%は生き残ると思われる。
とのこと。
60-600mmはとても人気が高いようですね。安いレンズではありませんが、今確認しても納期が1.5か月待ちとなっています。
ミラーレス用レンズは現行でAPS-C用DC DNシリーズとDN Artシリーズが存在します。「年内に登場するミラーレス用レンズ」がAPS-C用(Eマウント・マイクロフォーサーズ)なのか、フルサイズLマウント用なのか気になるところですねえ。話の流れ的にはLマウントっぽい感じですが…。
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