このページではパナソニックのミラーレス一眼「LUMIX DC-GX7MK3」に関する最新情報とGX7MK2からの進化ポイントをまとめています。
Index
更新履歴
- 2019-01-07:ページレイアウトを一部修正。データベースに作例サイトをいくつか追加しました。値下がり気味で初値より2万円ほど安くなっている店舗もあるようです。
- 2018-10-11:43RumorsがフォトジャーナリストがGX7 Mark IIIを選んだ理由をゲスト投稿として公開しています。
- 2018-08-21:DPREVIEWがレビューを掲載しています。
- 2018-07-20:Camera Jabberがレビューを掲載しています。DPREVIEWがスタジオシーン比較ツールにGX7 Mark IIIを追加しています。
- 2018-07-03:Flickr Groupページが乱立していますが、活発なのは「GX9」と「GX9 ドイツ」でしょうか?
データベース
レビュー・作例・参考サイト
レビュー
購入早見表
ボディ ブラック | |||
楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
ボディ シルバー | |||
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ズームキット ブラック | |||
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ズームキット シルバー | |||
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単焦点LEICA キット? ブラック | |||
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単焦点LEICA キット シルバー | |||
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DMW-HGR2-K ハンドグリップ | |||
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DMW-EC5-K アイカップ | |||
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DMW-BLG10 バッテリーパック | |||
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LUMIX GX7MK3関連記事
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- LUMIX S9は分解が比較的簡単でシンプルなカメラ
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- α1 II 驚異的なカメラだが前モデルに比べると革新的ではない
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従来機との比較
外観比較
LUMIX GX7MK3の外観特徴
- 形状はGX7MK2似でGX8ではない。
- 上面・底面が金属製(*確認中)
- サイズはGX7MK2よりもやや大きく、GX8よりもはるかに小さい。
- ボタン・ダイヤル配置は基本的にGX7MK2を踏襲
- 「L」の文字が無くなる。
- GX7MK2で省略されたAFモードレバーの復活
- GX7MK2に無かった露出調整ダイヤルを搭載(GX8に似たデザイン)
- GX7MK2で省略されたチルト式電子ビューファインダーの復活
- 別売:追加グリップ・大型アイカップ対応
LUMIX GX8とGX7MK2を程よく融合させたような機種ですね。まさにGXシリーズの後継モデルと言った感じに仕上がっているようです。
個人的にチルトEVFとAFモードレバーが復活したのは大きい。
*ボディサイズは合わせていません。以下のボディサイズ寸法を参考にしてください。
GX7MK3 | GX8 | GX7MK2 | |
大きさ mm | 124x72.1x46.8 | 133.2x77.9x63.1 | 122x70.6x43.9 |
- GX7・GX8で採用しているAFモードレバーが復活。ただし、レバー中央にFnボタンは配置されていません。
- その他ボタンレイアウトはGX7MK2と同じ。
- GX8とGX7MK2が融合したようなデザイン。
- GX7MK2のデザインに露出調整ダイヤルを搭載するため、電源レバーが録画ボタンと同軸になっています。
- GX7MK3は専用の追加グリップに対応。
ボディパーツにマグネシウム合金を採用(*確認中)
トッププレートとボトムプレートにマグネシウム合金を採用しており、カメラの質感はGX7MK2より向上。
GX8のような防塵防滴仕様でこそ無いものの、”プレミアムコンパクト”な1台に仕上がっている。
追加ハンドグリップ・大型アイカップ対応
GX7MK3はGX7MK2に無かった別売りオプションパーツ「ハンドグリップ DMW-HGR2」「大型アイカップ DMW-EC5」に対応しています。
これにより、GX7MK2で相性の悪かった大きな大口径レンズや望遠ズームレンズ装着時のハンドリングが向上。より汎用性の高いデザインとなっている。
注意点はハンドグリップを装着するとSDカードやバッテリースロットへアクセスできなくなること。とは言え、Bluetoothからの画像転送やUSB充電を備えたカメラなのでアクセサリードアを開閉する機会は少ないはず。
復活したAFモードレバー
チルトEVFと同様、GX7MK2で撤廃されてしまったAFモードレバーが復活。
AFSとAFCの切り替えを多用している方にとって朗報となるアップグレードだ。
スペック比較
LUMIX GX7MK3のスペック特徴
- 2030万画素ローパスフィルターレス
- GX7MK2と同等の手振れ補正機構
- GX7MK2と同等のシャッターユニット
- GX7MK2と同スペックでチルト機構が追加されたファインダー
- 背面モニタが僅かに高解像
- 49点コントラストAF(空間認識AF)
- 4K PHOTO新機能 軌跡合成
- 4K PHOTO自動マーキング機能
- 新フォトスタイル「L.モノクロームD」+グレインエフェクト
- ホワイトバランス「AWBc」
- Bluetooth 4.2搭載
2030万画素ローパスフィルターレス
GX7MK2よりも高解像でローパスフィルターレス化でGX8より解像感の高いセンサーとなっています。
同じようなセンサーを使っているカメラとして「LUMIX G9」「LUMIX GH5」「OM-D E-M1 Mark II」「PEN-F」などが存在します。しかし、どのカメラもGX7MK3より高価。
ローパスフィルターレスの2000万画素センサー機としては最も安価なモデルです。
チルト機構の電子ビューファインダー
2013年に登場の「GX7」で初導入されたチルト電子ビューファインダーはGX7MK2で撤廃されてしまったものの、晴れてGX7MK3で再導入となった。
この独特な機構のファインダーを持つカメラは数あるミラーレス一眼の中でもLUMIX GX7・GX8・GX7MK3のみ。(外付け電子ビューファインダー機で他数モデル)
GX7MK2と同等のパーツも多い
センサー性能が大きく向上しているものの、GX7MK2のスペックを踏襲している部分が多い。
例えば、手振れ補正ユニット、シャッターユニット、ファインダーの基本スペックなどなど。
上に挙げた「LUMIX GX7MK3のスペック特徴」で惹かれる部分が少ないならば、お手頃価格となっているGX7MK2はコストパフォーマンスが高いはず。
Bluetooth 4.2
最新モデルで導入の続く低消費電力のBluetooth通信接続に対応。
Bluetooth常時接続から必要に応じてWiFiを使ったリモート撮影や画像転送に切り替わるのが便利。
GX7MK3はリモートレリーズ用の端子が無いものの、スマホのBluetooth接続でリモコンとして使用可能だ。ただし、スマートフォン側がAndroid 5.0以上、Bluetooth LEに対応している必要がある。
スペック表
DC-GX7MK3 | DMC-GX8 | DMC-GX7MK2 | PEN-F | |
---|---|---|---|---|
センサー | 4/3型Live MOS | 4/3型Live MOS | 4/3型Live MOS | 4/3型Live MOS |
センサー備考 | ||||
有効画素数 | 2030万画素 | 2030万画素 | 1600万画素 | 2030万画素 |
ローパスフィルター | なし | あり | なし | なし |
手ぶれ補正 | あり Dual.I.S対応 | あり Dual.I.S対応 *LV非対応 | あり Dual.I.S対応 | あり シンクロI.S対応 |
手ぶれ補正効果 | 4.0段 | 不明 | 4.0段 | 5.0段 |
画像処理エンジン | ヴィーナスエンジン | ヴィーナスエンジン | ヴィーナスエンジン | TruePic VII |
メディアスロット | SDカード UHS-I対応 | SDカード UHS-I対応 | SDカード UHS-I対応 | SDカード UHS-II対応 |
スロット数 | 1 | 1 | 1 | 1 |
測光方式 | 1728分割 | 1728分割 | 1728分割 | 324分割 |
測光範囲 EV | EV 0~18 | EV 0~18 | EV 0~18 | EV -2-20 |
ISO感度 | 200-25600 | 200-25600 | 200-25600 | 200-25600 |
拡張ISO感度 | 100 | 100 | 100 | 80 |
露出補正 | ±5EV | ±5EV | ±5EV | ±5EV |
AF方式 | コントラストAF | コントラストAF | コントラストAF | コントラストAF |
AF速度 | 0.07秒 | 0.07秒 | 0.07秒 | |
測距点 | 49 | 49 | 49 | 81 |
測距輝度範囲 EV | EV -4~18 | EV -4~18 | EV -4~18 | 不明 |
シャッター速度 | 60~1/4,000秒 | 60~1/8,000 | 60~1/4,000秒 | 60~1/8,000 |
電子シャッター速度 | 1~1/16,000秒 | 1~1/16,000秒 | 1~1/16,000秒 | 60~1/16,000秒 |
フラッシュ同調速度 | ~1/200秒 | ~1/250秒 | ~1/160秒 | ~1/250秒 |
高速連続撮影 AF-C | 約6コマ/秒 メカ 約6コマ/秒 電子 | 約6コマ/秒 メカ 約6コマ/秒 電子 | 約6コマ/秒 メカ 約6コマ/秒 電子 | 最高5コマ/秒 |
高速連続撮影 AF-S | 約9コマ/秒 メカ 約9コマ/秒 電子 | 約8コマ/秒 メカ 約10コマ/秒 電子 | 約8コマ/秒 メカ 約10コマ/秒 電子 | 最高10コマ/秒 |
連続撮影可能枚数 | RAW 30枚以上 | RAW 30枚以上 | RAW 40枚以上 | RAW 約39コマ |
特殊連写機能 | 4K PHOTO | 4K PHOTO | 4K PHOTO | |
連写備考 | ||||
特殊撮影機能 | ・フォーカス合成 ・フォーカスセレクト ・4K 軌跡合成 ・4K 比較明合成 | ・フォーカスセレクト | ・フォーカス合成 ・フォーカスセレクト | ・ハイレゾショット ・ライブデジタルシフト ・カラープロファイル ・モノクロプロファイル ・ライブバルブ ・ライブコンポジット |
インターバル | 対応 | 対応 | 対応 | 999枚 |
多重露出 | 対応 | 対応 | 対応 | 2コマ |
ファインダー方式 | 液晶 | OLED | 液晶 | OLED |
ファインダー解像度 | 約276万ドット相当 (236万ドット) | 約236万ドット | 約276万ドット相当 (236万ドット) | 約236万ドット |
視野率 | 約100% | 約100% | 約100% | 約100% |
アイポイント | 約17.5mm | 約21mm | 約17.5mm | 約20mm |
ファインダー倍率 35mm換算 | 約0.7倍 | 約0.77倍 | 約0.7倍 | 約0.61倍 |
視度調整範囲 | -4.0~+3.0 | -4.0~+3.0 | -4.0~+3.0 | -4~+2m |
モニターサイズ | 3.0型 | 3.0型 | 3.0型 | 3.0型 |
モニター解像度 | 124万ドット | 約104万ドット | 約104万ドット | 約104万ドット |
モニター可動 | チルト | バリアングル | チルト | バリアングル |
タッチパネル | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
4K 動画 | ~30p 100Mbps | ~30p 100Mbps | ~30p 100Mbps | ー |
FHD 動画 | ~60p 28Mbps | ~60p 28Mbps | ~60p 28Mbps | ~30p 52Mbps |
外部出力 | 対応 | 対応 | 対応 | |
ハイスピード動画 | ー | ー | ー | ~120fps |
動画備考 | 4Kライブクロップ | |||
ボディ内RAW現像 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
デジタル端子 | USB 2.0 | USB 2.0 | USB 2.0 | USB 2.0 |
シンクロ端子 | ー | ー | ー | ー |
HDMI端子 | D | D | D | D |
マイク入力端子 | ー | 2.5mm | ー | ー |
ヘッドフォン端子 | ー | ー | ー | ー |
リモコン端子 | 2.5mm | ー | USB | |
Bluetooth | 4.2 | ー | ー | ー |
WiFi | 802.11b/g/n | 802.11b/g/n | 802.11b/g/n | 802.11b/g/n |
内蔵フラッシュ | なし | あり | なし | |
防塵防滴 | ー | 対応 | ー | ー |
バッテリー | DMW-BLG10 | DMW-BLC12 | DMW-BLG10 | BLN-1 |
USB充電 | 対応 | ー | 対応 | ー |
USB給電 | ー | ー | ー | ー |
撮影可能枚数の目安 | 約260枚 | 約330枚 | 約290枚 | 約330枚 |
大きさ mm | 124x72.1x46.8 | 133.2x77.9x63.1 | 122x70.6x43.9 | 124.8×72.1×37.3 |
質量 CIPA | 450g | 約487g | 約426g | 約427 g |
質量 ボディのみ | 407g | 約435g | 約383g | 約373 g |
海外の評価
DPREVIEW
- RAW画質はローパスフィルターレス化も手伝ってかGX8から改善している。高感度ノイズは他の2000万画素機と同等だがISO6400は優れた結果を示している。
- JPEGの黄色はとても素敵だが、緑は少し寒色系となる。肌の色調に大きく作用し、GX7 Mark IIに引き続き改善している。
- ダイナミックレンジはG9やGH5と同様の性能だ。
- オートフォーカスエリアに被写体を維持している限り、フォーカシングは高速追従が可能だ。残念ながら追従中のパフォーマンスは見事では無い。
- 厳しい照明下でも本当に良好な動作だった。
- 動画画質はE-M10 Mark IIIよりも良好で、X-E3よりも遥かに優れている。
- 色再現はいろいろと楽しいですが、ベースとなる色にノイズが発生している。
- 更新された処理エンジンに合わせてカラーレスポンスは良好となっている。
- α6300:画質を優先するとα6300だが、魅力的な撮影体験と専用設計されたレンズの幅広い選択肢からGX7 Mark IIIが有利だ。
- PEN-F:どちらも優れた選択肢だが、GX7 Mark IIIには深度合成や良好な動画仕様を持ち価格も安い。
- GX7 Mark II:低価格であることからまだまだ選択肢と成るカメラだ。GX7 Mark IIIはJPEG画質が大きく進化しているので余裕があればMark IIIがおススメだ。
- GX8:より良好なファインダーを搭載しているが、GX7 Mark IIIはJPEG、シャッター機構、操作性などで有利だ。
このカメラはコンパクトで堅実な機能性と豊富な操作性を持ち、全体的にレスポンスが良好だ。あらゆるカテゴリのフォトグラファーに向いている。我々がおススメしやすいカメラである。
好きなポイント | 嫌いなポイント |
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- 2018-05-30:Mobile01がガッツリレビューを掲載しています。中国語ですが作例多めなので参考にしやすいと思います。おススメサイト
- 2018-05-02:CAMERA LABSがレビューを掲載しています。
- 2018-04-24:ファームウェア1.1が公開されました。どうやらシネライクD/Vが追加されたようです。
- 2018-04-04:Adobe Lightroom CCがGX7 Mark IIIに対応しました。
- 2018-04-04:Focus Numeriqueによるローリングシャッターの影響が分かる動画が公開されています。
- 2018-03-31:DpreviewがGX9(GX7MK3)のサンプルギャラリーを更新しました。
- 2018-03-24:KASYAPAが作例を掲載しました。
- 2018-03-22:ビックカメラが作例を掲載しています。Flickrに専用ページが乱立してますね、どのページが確立するかもう少し様子をみたいと思います。
- 2018-03-14:デジカメwatch・フォトヨドバシが作例・レビューの公開を開始しました。
- 2018-03-09:「お写ん歩」が作例の掲載を開始しています。アクセサリードアのデザインはなかなか秀逸ですねえ。
- 2018.2.23:PhotographyBlogがGX7MK3のレビューを公開しました。
- 2018.2.17:DPREVIEWがGX7MK3の作例をいくつか公開しています。
- 2018.2.15:よく見るとハンドグリップとSDカードのプレゼントキャンペーンを開催中でした。グリップは単品で7,000円程度のアイテム。
- 2018.2.14:購入早見表を商品コードに対応しました。カメラのキタムラで出品を確認済
- 2018.2.14:国内で公式発表されました。参考リンクを幾つか追加。
- 2018.2.13:海外で公式発表されました(国内発表は14日)。現在、下部のスペック比較表を更新中です。
- 2018.2.13:海外では「GX9」、国内では「GX7MK3」とのこと。
- 2018.2.13:GX7MK3の一部スペックがリークされました。GX8の2000万画素センサーを搭載して手振れ補正ユニットはGX7MK2っぽいですね。
- 2018.2.12:国内のリークサイトにてGX7MK3と思われる画像が掲載されました。GX8と言うよりはGX7Mk2に似た形状のようですね。
- 2018.1.29:海外でGX7MK3に関する噂情報が出たかと思えば国内リークサイトでも「LUMIX DC-GX7MK3がテスト中である」と発信されています。まだテスト段階で発表・発売の時期は不明ですが期待したいところですね。