DPREVIEWがニコンのミラーレス「Z」に関するインタビュー記事を掲載しています。
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DPREVIEWインタビュー
- Zマウント開発にあたって最大の課題:
・長期的な未来を見据えた新システムとするための仕様を確定すること。
・そして堅牢性を維持しつつ、小型軽量化を図ること。- 静止画・動画の両方を意識した設計のZマウントレンズ:
・とてもバランスよく収差を抑えている。
・中央のみならずフレーム端まで解像度を向上させた。
・フレーム端における点光源の改善。
・自然で美しいボケ。
・ゴーストやフレアの影響を極力抑えている。
・フォーカススピードとノイズの改善。
・フォーカシングの滑らかさは本当に改善した。- 一眼レフとオートフォーカスが大きく異なることについて:
・(一眼レフとは異なる)ミラーレスの長所を活かして顧客のニーズを満たす。
・オートフォーカスの使い勝手を同レベルに維持しようとしている。- Zシリーズのファームウェアアップデートについて:
・顧客のニーズに耳を傾けつつ、他のモデルよりも頻繁に更新する。
・ファームウェアアップデートは簡単では無いが、開発に注力する。- ミラーレスと一眼レフの売上高比率について:
・内々の目標はあるが、開示することはできない。
・自社の目標はどちらも市場1位となることだ。- 市場1位となるための施策:
・特定の施策を開示することはできない。
・可能な限り早く目標を達成するように努力する。
・Z 7とZ 6の販売はとても堅調で自信を持っている。- 一眼レフへの影響:
・D850の販売は依然としてとても堅調で安定している。
・ミラーレスとはメリット・デメリットが異なるため共存可能だ。
・市場がミラーレスへ傾くのは避けられないが、今のところ共存可能と思われる。- DXシステムについて:
・今のところ考えていないが市場の動向は注視している。- Zカメラ開発にあたってのベンチマーク:
・ベンチマークはD850だ。(グリップ・ファインダー・シャッターフィール)- 開発期間:
・開示不可- 動画機能について:
・静止画と動画の両方を使うユーザーが増えている。
・動画性能を向上させるため、ボディとレンズデザインにも反映されている。
・プロの現場で認められるカメラにしたいと思っている。- Nikon 1システムの経験値:
・ミラーレス技術の基礎はNikon 1である。
・以前よりもカメラ-レンズ間のデータ通信量は増えている。これはZマウントにおける大きな改善点の一つだ。
・Nikon 1開発チームの一員がZ 6とZ 7の開発に携わっている。- Zシステムのプロ・エントリーモデルについて:
・Zシステムはミドル?ハイエンドに焦点を当てているが、幅広いユーザーにアピールできるシステムを構築することを目指している。- 光学手振れ補正について:
・光学手振れ補正の開発は続けるつもりだ。望遠レンズでのメリットは大きい。- ニコン最大の課題:
・スマートフォンによりデジタルカメラの市場は収縮したが、「写真を撮る人」は増えている。スマートフォンの写真で満足できなくなってしまった人に訴求できる商品にビジネスチャンスがあると確信している。- 将来的に一眼レフは収縮するか?:
・我々の戦略は一眼レフ・ミラーレス、どちらも市場にリリースすることだ。今後もより多くの一眼レフを投入する予定だ。
とのこと。
レンズマウントが大きいので小型なDXモデルが登場するとしたら一体どのようなデザインとなるのか気になるところですね。内容を見る限りではDXモデルより先にエントリータイプのフルサイズZカメラが登場するかもしれませんね。
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