2019年1月17日付けで公開された特許出願で、キヤノンの望遠レンズに関する気になる特許がありました。
EF600mm F4 DO登場なるか?
- 【公開番号】特開2019-8047(P2019-8047A)
- 【公開日】平成31年1月17日(2019.1.17)
- 【発明の名称】光学系及びそれを有する撮像装置
- 実施例1
・焦点距離:584.99mm
・F値:4.12
・画角:2.12
・像高:21.64mm
・レンズ全長:474.74mm
・バックフォーカス:409.42mm- 実施例2
・焦点距離:584.99mm
・F値:4.12
・画角:2.12
・像高:21.64mm
・レンズ全長:474.74mm
・バックフォーカス:110.26mm- 実施例3
・焦点距離:487.49mm
・F値:4.12
・画角:2.54
・像高:21.64mm
・レンズ全長:409.74mm
・バックフォーカス:98.42mm
以前にCanon Newsで一足早く取り上げられた特許ですね。国内でも特許出願が公開されたようです。
一見するとDOレンズに目が行ってしまいますが、それよりも前玉に巨大な非球面レンズを採用しているのは珍しいですね。フロント側のレンズ構成が大口径の非球面レンズ一枚と張り合わせの回折レンズのという軽量化に焦点を当てたような設計となっています。
文献には「軽量化をはかりつつ、色収差および諸収差を良好に補正する光学系」であると記述されています。このレンズ構成でどのような描写となるのかきになるところ。しかし、これだけ巨大な非球面レンズとなるとお高そうですねえ…。
小口径化と回折素子を同時に採用したニコン「AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR」とはコンセプトが異なるレンズとなりそうです。
バックフォーカスはとても長いので一眼レフ・ミラーレスどちらにも対応できそう。実際、小型化に焦点を置いているとするならばミラーレス用でしょうか?
サイト案内情報
キヤノン関連記事
- キヤノン EOS R1 は1Dの位置付けや設計思想を完全に継承
- キヤノンがAPS-C EOS R向け クロッピングガイド機能を追加する有償サービスを提供開始
- EOS R6 Mark IIIはチルト+バリアングルのOLED背面モニタを採用する?
- キヤノン EOS R1・R5 Mark IIが供給不足リストから外れる
- キヤノンがグローバルシャッター対応 Super35mm CMOSセンサーを発表
- キヤノン EOS R1 用ファームウエア Ver1.0.1 配信開始
- キヤノンが EOS R5 Mark II 用の最新ファームウェア Ver1.0.2を配信開始
- キヤノンは2025年末までに大量生産が可能なグローバルシャッター搭載カメラを発表する?
- EOS R1 は万人向けではないが驚異的な性能のフラッグシップモデル
- キヤノンは2025年に積層型CMOSのR6 Mark IIIやR7 Mark IIを発表する?
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。