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ツアイスBatis 2/40 CFは玉ボケと瞳AFの問題が気になるがそれ以外は優秀な光学性能【海外の評価】

Lesnumeriqueがカールツアイス「Batis 2/40 CF」のレビューを掲載しています。とても優れた光学性能のようですが、ある一点が気になると評価しているようです。

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全体的に優れた性能のレンズだが…

  • 焦点距離にしては大きなレンズだが、重量は360gと程よい。カメラとの組み合わせでバランスは良好だ。
  • 残念ながら手振れ補正は搭載されていない。
  • 鏡筒は金属製でとても素晴らしい仕上がりだ。
  • フォーカスリングは幅広く滑らかな動作で程よい抵抗感を持っている。楽しく使えるリングだが、ゴミが付きやすい。
  • レンズフードはプラスチック製だ。
  • オートフォーカスは高速で静かで素晴らしい。動画撮影で使うのも楽しいものだ。しかし、瞳AFには問題がある。
  • 後ボケは確かに心地よく、玉ボケは非球面レンズの影響や口径食の影響が薄い。しかし、最短撮影距離で絞り羽根の形状が露わとなる。絞り羽根の影響は撮影距離が長くなっても完璧ではない。ツアイスによると「CF」の仕様だそうだ。
  • 光条はF8から見え始め、F22で完璧だ。
  • 周辺減光はそれほど目につかない。
  • ラボテストにはimatestとα7R IIを利用している。
  • 中央解像はF2からとても優れた見事なパフォーマンスだ。F2.8でさらに改善し、F4でピークに達する。その後は回折の影響が始まるものの、F11までとても良好だ。周辺解像の絞り開放は中央より劣るが、F4まで絞ると顕著に改善する。全体的に見るとF2から完全に実用的な画質だが、F11を超えると回折の影響が顕著だ。

長所:絞り値全域で抜群の中央画質・全体的良好な光学性能・静かで高速なAF・歪曲や色収差、周辺減光などの弱点がほとんど無い・全体的に良好な仕上がりの鏡筒・OLEDモニタ・最短撮影距離・心地よいボケ

短所:玉ボケが角ばる・フォーカスリングはまさに集塵機だ・太い・光学手振れ補正無し

Batis 40mm F2 CFは大きな長所と大きな不満を兼ね備えている。F2から見事にシャープなレンズだが、角ばる玉ボケが厄介だ。この玉ボケのため、5点満点とはいかず、1点減点している。

とのこと。

他のサイトでも指摘されている瞳AFの精度や玉ボケをLesnumeriqueも挙げていますね。特に玉ボケは評価に大きく影響した模様。フォトキナでお披露目された作例から感じていたのですが、やはり玉ボケの形状は仕様らしい。

しかしそれ以外の点も他サイト同様、非常に高い光学性能と肯定的な結論に至ったようです。玉ボケにさえ気を付ければかなり楽しめるレンズとなりそうですね。瞳AFの問題はファームウェアアップデートで対応してくれると嬉しいですが、「仕様」と言い切られた玉ボケとはじっくり付き合っていく必要があるでしょう。

Flickr Groupなどに作品が徐々に投稿されていますが、やはり玉ボケ形状は気になります。特にそのあたりの描写を気にする人は色々と作品を確認してみるべきかもしれません。

Batis 40mm F2の後に、同じような価格設定で巨大な40mm単焦点「40mm F1.4 DG HSM」が登場。このレンズをLesnumeriqueがどのように評価するのか気になるところです。

Batis 2/40 CFのレビュー作例を集めているページはコチラ

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