2020年1月30日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。
- 【公開番号】特開2020-16808(P2020-16808A)
- 【公開日】2020年1月30日
- 【発明の名称】ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
- 【出願日】2018年7月27日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】
高速なフォーカシングが容易でしかもフォーカシングに際しての収差変動が少なく物体距離全般にわたり高い光学性能が容易に得られるズームレンズを得ること。
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 72.00-194.00 72.00-194.00 72.00-194.00 F値 2.88 2.88 4.10 半画角 16.72-6.36 16.72-6.36 16.72-6.36 像高 21.64 21.64 21.64 全長 226.84 228.54 202.98 BF 24.36 38.71 実施例4 実施例5 実施例6 焦点距離 72.00-194.00 72.00-194.00 72.00-194.00 F値 4.10 4.10 2.88 半画角 16.72-6.36 16.72-6.36 16.72-6.36 像高 21.64 21.64 21.64 全長 204.08 205.46 231.63-238.90 BF 39.79 41.15 32.45
現行「RF70-200mm F2.8L IS USM」はズーム操作によって内筒が伸び縮みする機構を採用しています。このクラスのレンズとしては珍しい仕組みですね。しかし、この特許出願ではインナーズーム機構を採用しており、従来通りの使い勝手で扱うことが出来るレンズのようです。
既に「RF70-200mm F2.8L IS USM」が登場しているので実用化は期待薄だとは思いますが、「伸びるズーム・伸びないズーム」を選択できるようになると素晴らしいですね。
同特許出願の実施例には「70-200mm F4」が存在します。比較してバックフォーカスが長く、一眼レフにも使えそうです。しかし最近「EF70-200mm F4L IS II USM」が登場しているのでミラーレス用と考えるのが妥当かも?やはり特許出願の段階であり、コレが実用化されない可能性もあります(むしろ実用化されない可能性のほうが高い)。
個人的にはF4ズームは伸び縮みするコンパクトなモデルが良いなと。
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