2020年12月17日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。一眼レフ用のエクステンダーに関する特許に見えますが、ひとつ見慣れない構成の「×2.0」が混ざっています。
一眼レフ用「IV」型登場なるか?
- 【公開番号】特開2020-201295(P2020-201295A)
- 【公開日】2020年12月17日
- 【発明の名称】コンバーターレンズ、交換レンズ、及び撮像装置
- 【出願日】2019年6月5日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】小型で、マスターレンズの像側に配置されたときに高い光学性能を有するコンバーターレンズを提供する。
ML 焦点距離 392.18 F値 2.90 半画角 3.16 像高 21.64 全長 371.77 BF 44.00
マスターレンズとして示されているのは一つ古いタイプの一眼レフ用400mm F2.8「EF400mm F2.8L IS II USM」に見えます。そして実施例1・2は既存の一眼レフ用エクステンダー「EXTENDER EF1.4×III」「EXTENDER EF2×III」っぽいですね。現行のエクステンダーが登場したのは2010年であり、既に10年が経過しています。今さらこの構成のエクステンダーに関する特許出願が登場するのは不思議ですねえ。
そして気になるのは実施例3の×2.0エクステンダー。このレンズ構成は今までにない構成のエクステンダーです。これが開発段階でボツとなった案なのか、それとも「IV」型を想定したものなのかは不明。比較的小型化を目指したような×2.0となっていますね。
この特許出願が直接実用化される可能性は低いと思いますが、ひょっとしたら10年経過しているエクステンダーについてリニューアルを検討しているのかもしれませんね。
サイト案内情報
特許関連記事
- キヤノン「28-400mm F3.5-6.3 IS」「28-400mm F4-8 IS」光学系の特許出願
- キヤノン「50-150mm F2.8」「70-180mm F2.8」光学系の特許出願
- キヤノン「20-50mm F4」「20-40mm F2.8」インナーズーム光学系の特許出願
- キヤノン 小型「50mm F1.2」「35mm F1.8」「65mm F1.8」光学系の特許出願
- ニコン「14-24mm F2.8」「14-30mm F2.8」インナーズーム光学系の特許出願
- ニコン「MC 17-22mm F11 Probe」「MC 19-22mm F14 Probe」を想定したような光学系の特許出願
- ニコン「10mm F8 Macro Probe」を想定したような光学系の特許出願
- 富士フイルム「165mm F2.8 OIS」光学系の特許出願
- タムロン「28-70mm F2」「25-200mm F2.8-5.6」「25-100mm F2.8」光学系の特許出願
- シグマ 16-300mm F3.5-6.7 DC OS を想定したと思われる特許出願
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。