2021年3月11日付けでキヤノンの新しい特許出願が公開。基本的には「RF85mm F2」用に見えますが、他にも「70mm F2 Macro」「100mm F2 Macro」となりそうな実施例を含んでいます。
- 【公開番号】特開2021-39304(P2021-39304A)
- 【公開日】2021年3月11日
- 【発明の名称】光学系およびそれを有する撮像装置
- 【出願番号】特願2019-161981(P2019-161981)
- 【出願日】2019年9月5日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】 小型でありながら高い光学性能を有する光学系を提供すること。
- 70mm F2
- 85mm F2
- 100mm F2
実施例1 実施例2 焦点距離 82.45 82.48 F値 2.06 1.86 半画角 14.70 14.70 像高 21.64 21.64 全長 104.87 98.50 BF 17.60 16.84 倍率 -0.5 -0.5 実施例4 実施例5 焦点距離 99.80 70.50 F値 2.06 2.06 半画角 12.23 17.06 像高 21.64 21.64 全長 118.38 94.86 BF 21.99 17.89 倍率 -0.5 -0.5
レンズ構成や実施例を見る限りでは「RF85mm F2 Macro IS STM」用の特許出願に見えますね。レンズ繰り出し式フォーカスを採用しており、この実施例を見る限りでは前群のみ前方へ繰り出す仕組みとなっている模様。この辺りはRF35mm F1.8 Macro IS STMとよく似ていますね。
実施例の中には似たようなレンズ構成の「70mm F2」や「100mm F2」のようなパラメータが存在します。85mm F2が登場している現在、70mmや100mmが同じ構成で実用化される可能性は低いかもしれません。とは言え、EFレンズで「EF85mm F1.8 USM」「EF100mm F2 USM」がラインアップされていたことを考えると、無くも無いのかなと。個人的に100mmは気になる焦点距離であり、この画角で「0.5倍」のハーフマクロが使えるのは面白そう。
キヤノン「RF85mm F2 Macro IS STM」交換レンズデータベース
参考:キヤノン望遠単焦点
- RF600mm F11 IS STM
- RF800mm F11 IS STM
- EF200mm F2L IS USM
- EF300mm F2.8L IS II USM
- EF400mm F2.8L IS III USM
- EF500mm F4L IS II USM
- EF600mm F4L IS III USM
- EF800mm F5.6L IS USM
サイト案内情報
特許関連記事
- キヤノン 樹脂レンズ使用の光学系「28-105mm F4」「24-35mm F2」に関する特許出願
- コシナ ミラーレス向け「50mm F1.4」「50mm F1.5」光学系の特許出願
- 富士フイルム「伸びる50-135mm F2.8」「18-135mm F3.5-5.6」「18-300mm F3.5-6.3」光学系の特許出願
- ニコン 「85-135mm F1.8-2.8」を想定したような光学系の特許出願
- タムロン「200-800mm F6.7」「200-600mm F5.6」を想定したような特許出願
- キヤノン「20mm F1.4」「24mm F1.4」「28mm F1.4」光学系の特許出願
- キヤノン 魚眼レンズと歪曲を抑えるリアコンバージョンレンズに関する特許出願
- キヤノン 電動制御を意識したインナーズーム式の広角レンズ光学系の特許出願
- タムロン 70-300mm F4.5-6.3 Di III RXD用と思われる特許出願
- キヤノン インナーズームタイプ「180-600mm F5-6.3 IS」「200-700mm F5-7.6 IS」特許出願
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。