2021年2月25日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。「RF400mm F2.8L」となりそうな実施例を含む超望遠単焦点に関する特許ですね。更新が止まっているEF300mm F2.8や500mm F4、800mm F5.6がどうなるか?
RF400mm F2.8登場なるか?
- 【公開番号】特開2021-26221(P2021-26221A)
- 【公開日】2021年2月22日
- 【発明の名称】光学系及び撮像装置
- 【出願日】2020年5月25日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】小型かつ軽量で、高い光学特性を有する光学系を得る。
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 390.15 295.50 390.15 F値 2.91 2.91 2.91 半画角 3.17 4.23 3.17 像高 21.64 21.64 21.64 全長 371.16 274.19 347.13 BF 54.90 52.99 38.43 実施例4 実施例5 実施例6 焦点距離 489.84 489.83 584.73 F値 4.12 4.12 4.12 半画角 2.53 2.53 2.12 像高 21.64 21.64 21.64 全長 385.02 385.02 452.08 BF 55.61 55.71 55.69 実施例7 実施例8 焦点距離 789.82 390.15 F値 5.88 2.91 半画角 1.57 3.17 像高 21.64 21.64 全長 489.04 370.27 BF 82.90 32.32
2018年に正式発表した現行最新モデル「EF400mm F2.8L IS III USM」「EF600mm F4L IS III USM」と同じく、減量化で携帯性の改善をコンセプトとした設計に見えますね。更新が遅れている300mm F2.8・500mm F4・800mm F5.6が、このコンセプトで登場するのか気になるところ。300mmはともかく、500mmと800mmは全体的な減量とフロントヘビーの解消が期待できそうです。今さら一眼レフ用レンズを投入するのか?と言うと疑問ですが、このクラスであれば、アダプター経由でEOS Rに装着してもシステム全体のサイズに大きな違いは無さそう。
個人的に気になったのは実施例8。明らかにバックフォーカスが短く、フルサイズミラーレス「RFシステム」を目指したレンズに見えます。RFマウント向けと思われる超望遠ズームの特許出願はいくつか存在しますが、単焦点レンズは珍しいですね。
ソニーEマウントも「400mm F2.8」から導入しているので、キヤノンも手始めに「RF400mm F2.8L IS USM」を投入したとしてもおかしくありません。
参考:キヤノン望遠単焦点
- EF200mm F2L IS USM
- EF300mm F2.8L IS II USM
- EF400mm F2.8L IS III USM
- EF500mm F4L IS II USM
- EF600mm F4L IS III USM
- EF800mm F5.6L IS USM
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