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キヤノン「30-90mm F1.5」「18-45mm F1.5」「70-210mm F2.5」光学系の特許出願

2022年8月16日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。「30-90mm F1.5」「18-45mm F1.5」「70-210mm F2.5」など大口径のズームレンズに関する光学系の特許のようですね。

概要

  • 【公開番号】P2022119007
  • 【公開日】2022-08-16
  • 【発明の名称】ズームレンズ及び撮像装置
  • 【出願日】2021-02-03
  • 【出願人】
    【識別番号】000001007
    【氏名又は名称】キヤノン株式会社
  • 【課題】例えば、大口径、小型軽量、全ズーム範囲にわたる高い光学性能の点で有利なズームレンズを提供すること。
  • 【0005】
    第1レンズ群の最も物体側のレンズ群のレンズ径が広角端の軸外光線で決まり、第1レンズ群の最も像側のレンズ群のレンズ径が望遠端の軸上光線で決まるため、更なる大口径化を図る場合、第1レンズ群が厚くなると大型化してしまう。特許文献1のズームレンズでは、第1レンズ群が厚いため、Fナンバーを保ちながらスーパー35フォーマットやフルフレームフォーマット等の大判センサへの対応を図ると、ズームレンズが大型化しうる。

実施例1

  • 焦点距離:31.20-89.85
  • F値:1.51
  • 半画角:25.38-9.35
  • 全長:284.23
  • バックフォーカス:39.00

実施例2

  • 焦点距離:21.00-80.57
  • F値:1.51
  • 半画角:35.17-10.41
  • 全長:288.03
  • バックフォーカス:39.00

実施例3

  • 焦点距離:18.01-45.01
  • F値:1.51
  • 半画角:39.422-18.20
  • 全長:308.88
  • バックフォーカス:39.00

実施例4

  • 焦点距離:40.00-99.97
  • F値:1.51
  • 半画角:20.31-8.42
  • 全長:282.55
  • バックフォーカス:39.62

実施例6

  • 焦点距離:45.00-129.00
  • F値:2.25
  • 半画角:25.68-9.48
  • 全長:289.00
  • バックフォーカス:62.06

実施例7

  • 焦点距離:28.00-100.00
  • F値:2.50
  • 半画角:37.69-12.21
  • 全長:293.58
  • バックフォーカス:48.92

実施例8

  • 焦点距離:70.00-210.00
  • F値:2.50
  • 半画角:17.17-5.88
  • 全長:299.00
  • バックフォーカス:43.21

超大口径のズームレンズに関する特許。スチルカメラ用と言うよりはシネレンズや放送機器向けの光学系に見えますね。このような光学系にしては対応するセンサーサイズが大きく、F値が小さいことから、被写界深度の浅い撮影が可能となっています。低照度やハイスピード向けのレンズとも言えそうですが、近距離ではパンフォーカスを狙うのが難しそうですねえ。レンズサイズや残存収差などを考慮すると、少なくともスチルEOS向けのレンズではなく、このような光学系のRF・EFレンズが登場することは無いでしょう。仮に残存収差をさらに補正して実用化されたとしても、驚くような価格設定のレンズとなるはず。

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