2021年8月10日付けでコシナの気になる特許出願が公開す。「31mm F1.2」「40mm F1.4」となりそうな実施例を含んでいます。
概要
- 【公開番号】特開2021-117436(P2021-117436A)
- 【公開日】2021年8月10日
- 【発明の名称】大口径準広角撮像レンズ
- 【出願日】2020年1月29日
- 【出願人】
【識別番号】391044915
【氏名又は名称】株式会社コシナ- 【課題】 十分な光学性能を確保し、かつ小型コンパクト化を実現できる大口径の準広角撮像レンズを提供する。
- 【0002】
近年、デジタルカメラ等に使用する撮像素子は、より大型化及びより高画素化が進み、それ結え、撮像レンズに対しては、諸収差を良好かつ十分に補正可能にする、より高い光学性能が要求されているとともに、被写体の前景や後景のボケ(焦点像前後のボケ)を大きくするため、Fナンバが小さく、かつ短い撮影距離を可能にする撮像レンズも求められている。加えて、内部にリターンミラーの無いミラーレスタイプのカメラが出現することによりカメラ本体が小型化し、使用するレンズ(交換レンズ等)にも小型コンパクト化が求められている。
実施例1
- 焦点距離:36.00
- F値:1.24
- 半画角:31.25
- 撮影倍率:0.105
レンズ構成や数値を見る限りでは「NOKTON 35mm F1.2 Aspherical II」とよく似ており、ソニーEマウント用の「NOKTON 35mm F1.2 Aspherical SE」ではなさそう。
実施例3
- 焦点距離:31.06
- F値:1.24
- 半画角:39.94
- 撮影倍率:0.098
- 全長:
- バックフォーカス:
現行モデルには存在しない35mmよりも少し画角の広い広角レンズ。フルサイズでは珍しい焦点距離ですが、他社に「HD PENTAX-FA31mmF1.8AL Limited」が存在します。個人的に興味がある焦点距離ではあるものの、実用化されるかどうかは不明。
実施例5
- 焦点距離:40.00
- F値:1.45
- 半画角:28.65
- 撮影倍率:0.100
おそらく実用化されていない大口径40mmレンズ。登場するとしたらVMマウント用でしょうか?このクラスのレンズは古い「NOKTON 40mm F1.4」しか無いので、新しい40mm F1.4が登場するのであれば期待したいですねえ。
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