2022年4月19日付けニコンの特許出願が公開。「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」用と思われる実施例をいくつか掲載しています。
概要
- 【公開番号】P2022062271
- 【発明の名称】変倍光学系、光学装置、および変倍光学系の製造方法
- 【出願日】2022-02-18
- 【分割の表示】P 2019540733の分割
【原出願日】2017-09-11- 【出願人】
【識別番号】000004112
【氏名又は名称】株式会社ニコン- 【0002】
従来、小型でありながら大型の撮像素子に対応し、動画撮影に適した高速のフォーカシングが可能な変倍光学系が提案されている。例えば、特開2015?064492号公報を参照。しかしながら、従来の変倍光学系は、諸収差の補正が充分ではなかった。実施例1
- 焦点距離:24.72-67.90
- F値:4.00
- 半画角:43.4-17.0
- 像高:21.70
- 全長:116.068-144.273
- バックフォーカス:14.799-39.685
レンズ構成やパラメータを見る限りでは「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」に関連する特許のように見えます。動画撮影を意識しつつ、光学性能を高めることを目的としていた模様。実際、ニコンはフォーカスブリージングを抑えつつ、静かで滑らかなAFを実現していますね。実際には沈胴構造を採用しており、収納時はさらに小型化されているのもGood。
私はZ 7のキットレンズとして24-70mm F4を手に入れました。沈胴式のキットレンズとしては良好な性能であり、キットレンズとして入手するとコストパフォーマンスは高いと感じるはず。個人的には特に強力な逆光耐性が気に入っています。中古市場にはキットレンズのばらし品が多く出回っているので、安く入手してみるのも一つの手かもしれません。
単品で購入する場合は「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」との価格差が小さいので、12万円出せるのであれば24-120mm F4がおススメ。ただし、(防塵防滴で)24mmの周辺解像や隅の解像性能を重視するのであれば24-70mm F4も悪くない選択肢だと思います。
ニコン NIKKOR Z 24-70mm f/4 S 最新情報まとめ
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