2019年7月11日にタムロンの気になる特許出願が公開されています。
- 【公開番号】特開2019-113763(P2019-113763A)
- 【公開日】令和1年7月11日(2019.7.11)
- 【発明の名称】ズームレンズおよび撮像装置
- 【出願日】平成29年12月25日(2017.12.25)
- 【課題】高変倍比を確保しつつ、小型で、高い解像性能を有するズームレンズおよび撮像装置を提供する。
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 24.8092-116.6175mm 24.8894-116.5384mm 24.7730-116.5040mm F値 4.11-4.0922 4.0380-4.1171 4.1349-4.1371 画角 42.1148-10.2424 21.3694-10.2523 42.0905-10.2570
像高は示されていませんが、焦点距離を見るとフルサイズセンサーを想定したものとなっていますね。バックフォーカスに関する記述もありませんが、本文ではミラーレス一眼カメラを想定した装着図が示されています。
一眼レフ用としても転用できるような一文もありますが、図を見る限りでは光学手ぶれ補正の搭載が確認できません。ボディ内手ぶれ補正を見越したレンズ設計なのでしょうか。(ただし、図に光学手ぶれ補正を記載しない場合もあります)
レンズ構成は既存のミラーレス用24-105mmには当てはまらないのでタムロン独自のF4標準ズームを検討していたのかもしれませんね。キヤノンとソニーの24-105mmはどちらも10万円を超えるLレンズ・Gレンズとなっているので、もしも10万円を切る価格設定でF4ズームが登場すると一定の需要はあるように感じます。
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