7Artisans 50mm F1.4 Tilt Shift F1.4から一貫した解像性能

2024年5月13日

Sony Alpha Blogが七工匠「7Artisans 50mm F1.4 Tilt Shift」のレビューを公開。手頃な価格で良好な操作性のティルトシフトレンズと評価。光学性能も悪くなく、F1.4から一貫した性能とのこと。

Sony Alpha Blog：7 Artisans 50mm F1.4 Tilt-Shift

外観：APS-C対応の中望遠レンズ。

構造：ビルドクオリティはとても良好。

携帯性：記載なし。

操作性：
・クリックレスの絞りリングを搭載。F5.6やF8のポジションは示されていない。
・ティルトをロックするノブがある。反対側には微調整用のノブがある。
・シフト操作は±3mmと限定的。
・360度回転に対応するリボルビング操作が可能。15度刻み。

MF：フォーカスリングは十分な抵抗感。フォーカスブリージングは適度。

手ぶれ補正：記載なし。

解像性能：
・中央はF1.4から良好だが、非常に良好な結果を得るにはF4まで絞る必要がある。
・隅まで一貫した性能。ただし、F1.4では隅が平凡な結果。
・±3mmシフト時は隅がいくらか低下する。
・抜群の性能ではないが、全体的に良好。

像面湾曲：記載なし。

ボケ：玉ボケは素晴らしい。後ボケはとても柔らかい素敵な描写。

軸上色収差：F1.4で発生する。

倍率色収差：記載なし。

球面収差：記載なし。

歪曲収差：とても小さな樽型歪曲。

周辺減光：F1.4で目立つ。F5.6で解消。

コマ収差：記載なし。

逆光耐性：とても良好。

光条：F16で多少の光条。

作例集：

総評：良好な操作性と光学性能を備えたティルトシフトレンズ。シフト範囲が限定的だが、解像性能は良好。

競合について：TTArtisanは良好なビルドクオリティでフルサイズに対応。解像性能はAstrHoriが良好。ボケは7Artisansが良好。

備考：

とのこと。
APS-C用としては珍しい本格的な操作性の大口径ティルトシフトレンズ。ダブルガウスタイプのシンプルな光学系ですが、±3mmのシフトとティルトに対応。また、360度の回転に対応するリボルビング操作も可能となっています。TTArtisanやAstrHoriにフルサイズ対応の「50mm F1.4 Tilt」が存在するものの、シフトに対応するのは本レンズのみ。

もしもAPS-Cミラーレスでティルト・シフト撮影をしたい場合、最も手頃な価格で楽しめるレンズとなっています。ただし、画角が狭いので建築物の撮影には不向き。Sony Alpha Blogのレビューによると、F1.4から良好な結果が得られるようです。色収差や歪曲収差も良く抑えられている模様。後ボケはとても柔らかく、この価格帯のレンズとしては良好な描写に見えます。

七工匠 7Artisans 50mm F1.4 Tilt Shift APS-C最新情報まとめ