富士フイルム「200-600mm F5.6-8」「100-600mm F5.6-6.3」光学系の特許出願

2023年2月12日

2023年2月9日付けで富士フイルムの気になる特許出願が公開。基本的には「XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR」用だと思いますが「200-600mm F5.6-8」「100-600mm F5.6-6.3」などの実施例も含まれています。

概要

【公開番号】P2023020586

【公開日】2023-02-09

【発明の名称】ズームレンズおよび撮像装置

【出願日】2021-07-30

【出願人】
【識別番号】306037311
【氏名又は名称】富士フイルム株式会社

【0004】
近年、小型な構成を維持したまま、望遠端における焦点距離がより長く、良好な光学性能を保持する、望遠系のズームレンズが要望されている。

【0005】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、小型で、望遠端においてより長い焦点距離を有し、良好な光学性能を保持する、望遠系のズームレンズ、およびこのズームレンズを備えた撮像装置を提供することを目的とする。

実施例1

焦点距離：154.611-582.420

F値：5.76-8.19

画角：10.4-2.8

実施例2

焦点距離：206.176-582496

F値：5.78-8.25

画角：7.8-2.8

実施例15

焦点距離：103.077-582.958

F値：5.75-6.46

半画角：15.6-2.8

パラメータやレンズ構成から「XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR」に関連したものと思われます。この特許通りに製造されたのかは不明ですが…。実施例をよく見てみると、ズーム域が「200-600mm」と狭かったり、「100-600mm」と広かったりする光学系も検討していたようです。さらに望遠端が「F6.3」と比較的明るくなっている光学系もあります。製品化されたレンズと比べると明るい望遠端を利用することができる模様。

富士フイルム XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR 最新情報まとめ