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タムロン 11-20mm F/2.8 Di III-A RXDは4000万画素でも十分な性能

Dustin Abbottがタムロン「11-20mm F/2.8 Di III-A RXD」のレビューを公開。小型軽量で手ごろな価格ながら、X-H2の4000万画素センサーでも十分な性能と評価しています。

Dustin Abbott:Tamron 11-20mm F2.8 RXD for Fuji X-mount Review

  • 外観:タムロンらしいデザイン。モダンで気が散る装飾がない。
  • 構造:伸びるズーム構造。防塵防滴。プラスチック製の外装。
  • 携帯性:X-S20との組み合わせでも重いと感じない。広角ズームの中では最軽量。
  • 操作性:AF/MFや絞りリングはない。ズーム・フォーカスリングの配置は17-70mmと逆。ズームリングは滑らかに操作可能。
  • AF:X-H2との組み合わせで高速かつ静かに動作。
  • MF:フォーカスブリージングは最小限だが目に見える。
  • マクロ:ズーム全域で最短撮影距離が短い。
  • 手ぶれ補正
  • 解像性能
    ・11mm:中央や中間フレームは良好。隅はそれほどシャープではない。絞ると改善するが、特別な結果は得られない。
    ・16mm:ピークの性能、隅から隅まで非常にシャープ。
    ・20mm:F2.8から大部分が良好。F4で均質性が高くなる。
  • 像面湾曲
  • ボケ:かなり良好。
  • 軸上色収差:ほとんど目立たない。
  • 倍率色収差:微々たるもの。
  • 球面収差
  • 歪曲収差:11mmで適度な樽型歪曲。20mmで糸巻き型。
  • 周辺減光:ソニー版よりもやや強め。
  • コマ収差:とても良好。
  • 逆光耐性:強みではない。絞ると悪化する。
  • 光条:記載なし。
  • 作例集
  • 総評:4000万画素でも十分な性能。小型軽量で文句なし。機能的ではないが、とても良好な選択肢。
  • 競合について:8-16mmと比べて重量は1/3、価格は半値以下。
  • 備考

とのこと。
富士フイルムXマウントでは貴重な大口径の広角ズームレンズ。広角ズームは「XF8-16mm F2.8 R LM WR」「XF10-24mmF4 R OIS WR」など他の選択肢があるものの、本レンズは手ごろな価格で小型軽量を実現。絞りリング非搭載で金属外装ではありませんが、リーズナブルに広角ズームを使いたい人にとって面白い選択肢となるはず。今ではサムヤン「AF 12mm F2.0 E」Venus Optics「LAOWA 9mm F2.8 Zero-D」など明るい単焦点レンズの選択肢も増えてきましたが、汎用性を考慮するとタムロン11-20mmは要検討。ボディ内手ぶれ補正搭載モデルも増えてきたので、手振れ補正の必要性も低いはず。

Dustin Abbott氏のレビューによると、大口径で手ごろな価格ながら優れた光学性能を備えているようです。歪曲収差と周辺減光は補正が必要となりそうですが、幸いにもカメラ内や現像ソフトで補正可能。11mmの隅はキレッキレとは言えないものの、絞れば良像まで改善するみたいですね。4000万画素でこれだけ写れば十分と言ったところでしょうか。

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競合レンズ比較

11-20mm 10-18mm
レンズ構成 10-12 8-10
最短撮影距離 0.15-0.24m 0.25m
最大撮影倍率 0.25-0.13 0.1
フィルター 67mm 62mm
サイズ φ73x86.2mm φ70.0×63.5mm
重量 335g 225g

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