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コストを惜しまず検討すべきレンズ|12mm F1.4 DC

Mobile01が「12mm F1.4 DC|Contemporary」のレビューを公開。解像性能、収差の補正、ボケ、AFなどなど全体的に高水準で完成度が高いレンズと評価。コストを惜しまず検討すべきとのこと。

Mobile01:Sigma 12mm f/1.4 DC Contemporary 評測報告|制霸 APS-C 無反、最廣的 f/1.4 定焦鏡!

  • 外観:LH652-01 レンズフードが付属。
  • 構造:防塵・防滴設計。前玉には撥油・撥水コーティングが施され、屋外撮影時にも塵や水滴の影響を気にせず使用できる。マウント部は金属製。
  • 携帯性:徹底して小型化されており、225-250g。Xマウント版は直径6.8cm × 長さ6.97cmで、X-M5やX-E5などの小型ボディに好適。軽量なため、長時間の手持ちや三脚使用でも快適。
  • 操作性:ソニーEおよび富士フイルムXマウントは物理的な絞りリングを搭載し、キヤノンRFマウントはカスタマイズ可能なコントロールリングを備える。絞りリングは1/3段刻みで調整可能。ただし、クリック切替スイッチは搭載されていない。
  • AF:ステッピングモーターを採用し、高速かつ静音性に優れている。動画撮影時にもモーター音が問題にならず、フォーカスブリージングの制御も良好。X-M5での動作は静かかつ滑らかで、全体的に反応も速い。ただし、AF-Cモードにおいて無限遠から近距離へ戻す際には一瞬の遅延が生じる。
  • マクロ:最短撮影距離は17.2cmで、最大撮影倍率は0.12倍。超広角レンズとしては妥当な性能である。
  • 手ぶれ補正:記載なし・
  • 解像性能:X-M5(約2600万画素)使用時、f/1.4~f/8の範囲で中心から周辺まで良好な解像性能。f/11からはややソフトになり、f/16では回折の影響もあり推奨できない。MTF特性と一致している。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:f/1.4は口径食の影響でボケが楕円形や猫の目状に歪むが、f/2以降に絞ることでより円形に近づく。ボケの形状は標準的で、極端に画面バランスを崩すようなものではない。
  • 色収差:f/1.4では中央および周辺にわずかに紫の色収差が見られるが、非常に軽微であり、100%拡大でようやく気づく程度。大判出力しない限り画質に影響は少ない。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:軽量化を優先しているため、デジタル補正をオフにすると歪曲は顕著となる。デジタル補正オンでは18mm相当の超広角であっても桶型歪曲はほとんど目立たない。
  • 周辺減光:記載なし。
  • コマ収差:周辺で発生しやすいが、光点の変形はほとんど見られず、補正は良好。
  • 逆光耐性:強い点光源が画面内に入っても、全体のコントラストは保たれ、フレアやゴーストの影響は抑えられている。画面が白っぽくなるような現象も少ない。
  • 光条:18本の光条。f/8~f/11で最も美しく現れ、均一で細長い。f/16まで絞るとより鋭く描写されるが、回折の影響によりシャープネスの低下には注意が必要。
  • 作例集:多数。
  • 総評:非常に優れた光学性能を発揮する超広角大口径レンズ。いずれも高水準で、全体的に完成度が高い。手ぶれ補正は非搭載だが、18mm相当という焦点距離とf/1.4という明るさにより、X-M5でも1/20秒での手持ち撮影が比較的成功しやすい。購入希望者はコストを惜しまず検討すべきである。
  • 競合について:特にRF-Sマウントでは選択肢が少ないため、R50Vとの組み合わせで有用。富士フイルムにおいても、XF14mm F2.8 RやXF16mm F1.4 R WRでは満たせなかったニーズを本レンズが補完。Eマウント市場ではSEL11F18という競合が存在するため、やや不利な立ち位置ではある。
  • 備考

2025年夏に登場したAPS-Cミラーレス用の単焦点レンズ。「F1.4 DC」シリーズとしては、30mm・16mm・56mm・23mmに続く5本目のレンズ。最も広い画角をカバーしつつ、シリーズ初となる絞りリングを搭載しました。

F1.4 DC Contemporaryラインとしては高めの価格設定ですが、防塵防滴構造や撥水・撥油コートの採用、絞りリングの搭載など付加価値を高めています。

Mobile01のレビューによると、全体的に高水準で完成度の高い超広角レンズに仕上がっているようです。F1.4 Contemporary シリーズとしては高価ですが、それだけの価値がありそうですね。実際の作例を確認しても、全体的に優れた結果が得られているように見えます。

シグマ 12mm F1.4 DC|Contemporary 最新情報まとめ

  • 発売日:2025年9月4日
  • 予約開始日:2025年8月21日 10時
  • 希望小売価格:オープン
  • シグマオンラインショップ:99,000円
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レンズの仕様

レンズマウント E/X/RF
対応センサー APS-C
焦点距離 12mm
レンズ構成 12群14枚
(SLDガラス2枚、非球面レンズ3枚)
開放絞り F1.4
最小絞り F16
絞り羽根 9枚 (円形絞り)
最短撮影距離 17.2cm
最大撮影倍率 1:8.4
フィルター径 62mm
手振れ補正 -
テレコン -
コーティング 撥水・撥油
サイズ ソニー E マウント: φ68.0mm x 69.4mm
富士フイルム X マウント: φ68.0mm x 69.7mm
キヤノンRFマウント: φ69.0mm x 67.4mm
重量 ソニー E マウント: 225g
富士フイルム X マウント: 235g
キヤノンRFマウント: 250g
防塵防滴 簡易
AF STM
絞りリング 搭載
(RFマウント以外)
その他のコントロール コントロールリング
(RFマウント)
付属品 ・ポーチ
・レンズフード(LH652-01)
・フロントキャップ(LCF-62 IV)
・リアキャップ(LCR III)

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