SIGMAレンズ カメラ レンズ 海外の評価

バランス良好だがライバルが増えてきている|17mm F4 DG DN

Phillipreeveがシグマ「17mm F4 DG DN」のレビューを公開。全体にバランスの取れたレンズではあるものの、最近は競合製品の台頭が目覚ましいと言及。

Phillipreeve:Review: Sigma 17mm 4.0 DG DN Contemporary

  • 外観:シグマはビルドクオリティと操作性に妥協していない。絞りリングとAF/MF切替スイッチを備える。レンズボタンは非搭載だが、同社ArtやソニーG/GM系と比べても遜色は少ない。
  • 構造:外装は金属製で、全体に堅牢な作り。
  • フード:金属製フードが付属。逆付け収納に対応。装着時は外観が良くなるが、小型性はやや損なわれる。
  • 携帯性:記載なし。
  • 操作性:フォーカスリングの抵抗感は適切。回転速度によって移動量が変化し、完全なリニア特性ではない。
  • AF:適度に高速で機敏。動作は静かで、一般用途では十分な性能。
  • MF:記載なし。
  • マクロ:最短撮影距離が短く、最大撮影倍率1:3.0を実現。開放から中央画質は良好。一方、照明の難しさと像面湾曲の大きさが欠点で、平面被写体には不向き。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:F4からフレーム中央~中周辺は良好。隅はやや甘い。F5.6~F8でピークに達する。Viltrox製14mm F4の方が開放では均一性に優れる。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:被写界深度は深く、浅いボケ表現には不向き。近接時は一定のボケ効果を得られる。
  • 軸上色収差:マゼンタやシアンのにじみ、パープルフリンジがやや目立つ。Viltroxより劣る。
  • 倍率色収差:補正プロファイルにより、実用上はほぼ解消。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:強め。JPEG・RAWともに補正前提の設計。
  • 周辺減光:やや大きめ。絞ることで改善する。Viltroxは絞り値による変化が少ない。
  • コマ収差:開放では補正不足。F5.6まで絞ることでゴーストをほぼ除去できる。Viltroxの方が優秀。
  • 逆光耐性:開放では軽微なゴーストのみ。絞るとゴーストが増えるが、コントラストは高水準を維持する。
  • 光条:光条は弱い。明瞭に出すにはF22まで絞る必要があり、回折の影響が大きい。Laowa、Voigtländer、NiSi製レンズの方が適する。
  • 作例集
  • 総評:大きな欠点はなく、全体にバランスの取れたレンズ。ただし、近年の競合製品と比べると突出した優位性は少ない。金属製筐体の質感は魅力であるが、それだけで価格差を正当化できるかは疑問。
  • 競合について
    Viltrox AF 14mm F4:安価で、多くの項目で本レンズを上回る。性能重視なら有力候補。
    ソニー FE 16mm F1.8 G:ほぼ全項目で優秀。約2段明るく、価格差を考慮しても有力。
    Samyang AF 18mm F2.8:以前の定番だが、現在はViltroxの方が優位。
  • 備考:BSIセンサー使用時に発生しやすい青緑系の色かぶりは、本レンズではほとんど確認されなかった。曇天や雪景色では軽微に出る可能性があるが、実用上問題ないレベル。

小型軽量な超広角レンズですが、良好なビルドクオリティで全体的にバランスの取れたレンズとのこと。ただし、強力が競合製品が複数リリースされ、光学的な優位性はない模様。特に3万円前後で入手できる「VILTROX AF 14mm F4.0」が強力なライバルとなりそうです。ソニー純正からも「FE 16mm F1.8 G」が登場しているので、画角を考慮してもソニーが有力と言及。

ただし、Lマウントでは競合製品がほとんど存在しないため、依然として面白い選択肢に違いはありません。

私はライカLマウント用を購入。光学性能の印象はPhillipreeveとほぼ同じで、歪曲収差や周辺減光は未補正RAWで目立ちます。部分的に補正は必須ながら、小型軽量で光学性能が良好であることに間違いありません。I Seriesは接写時にパフォーマンスが低下するレンズが多いものの、このレンズは比較的良好な性能を維持しています。像面湾曲は目立つものの、ピントを合わせた部分は良好。

シグマ 17mm F4 DG DN | Contemporary 最新情報まとめ

2023年4月21日 発売。
17mmの超広角をカバーするフルサイズ用のレンズとしては小型軽量なサイズを実現。

小型軽量ながらMTFは全体的に良好なパフォーマンスを発揮しているように見え、外装はI Seriesらしい総金属製のしっかりとした作り。競合するサムヤン「AF 18mm F2.8 FE」と比べると遥かに高価ですが、簡易防塵防滴の頑丈な作りに加え、絞りリングを搭載しているのが魅力的。

2026年にVI刷新で製品名と外装のデザインに変化がありました。商品コードも変化しているので、検索時に注意が必要です。

レンズの仕様

レンズの仕様
発売日 2023年4月21日 希望小売価格 97,900円
マウント E / L 最短撮影距離 0.12m
フォーマット フルサイズ 最大撮影倍率 1:3.6
焦点距離 17mm フィルター径 55mm
レンズ構成 8群9枚 手ぶれ補正 -
開放絞り F4 テレコン -
最小絞り F22 コーティング SMC
絞り羽根 7枚
サイズ・重量など
サイズ φ64.0×48.8mm 防塵防滴 簡易
重量 225g AF STM
その他
付属品
マグネット式メタルキャップ・フード

関連レンズ

関連記事

-SIGMAレンズ, カメラ, レンズ, 海外の評価
-