Sony Alpha Blogがシグマ「35mm F1.4 DG HSM Art」Eマウント版のレビューを掲載しています。
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光学的に優れているがAFがネック?
- ビルドクオリティは優れている。
- オートフォーカスはα9との組み合わせで信頼性が高く高速だ。
・瞳AFはAF-Cで問題無い。
・AF-S時は瞳AFは大きくピントを外し、ワイド、もしくはフレキシブルスポット「小」を使用した際の「顔検出」はシャープなピントとなった。Sony Distagon FE35mm F1.4 ZAではどのセッティングでも問題無かった。個体の問題かもしれないが、この信頼性は個人的に躊躇してしまう問題だ。- 純正と同程度のサイズだが重量は25%増である。
- 動画撮影では純正のクリックレス絞りリングが特に便利だ。
- シャープネス:α7R III
・中央:F1.4でとても良好、F2~F11まで優れている。F16で回折の影響を受ける。
・四隅:F1.4で良好、F2でとても良好、F2.8~F11まで優れて、F16で回折の影響をうける。
・中央は純正と比べて少し良好程度だが、四隅は格段に良好である。- 周辺減光は目立つがF2.8で解消する。
- 目に見える歪曲は無い。
- 色収差はとても小さく、個人的には問題無い。
- 逆光耐性はコントラスト低下が無くとても良好だ。
- 諸収差の補正は純正と比べて遥かに優れている。
- 発色はとても良好だが、個人的には純正のほうが好みに少し近い。
- 後ボケはとても良好だが、純正ほど柔らかくはない。
- 玉ボケはとても良好で年輪ボケが無い。口径食による四隅の変形は純正と互角だ。
- 動画撮影時のAFは少し残念だ。高速だが滑らかでは無い。この点で純正は問題無い。クリックレスの絞りリングが無いため、絞り変更時はノイズが発生する。
このレンズは光学的に優れたレンズである。主にシャープネス・歪曲・色収差の点で純正よりも優れている。一方で純正は動画撮影や発色、そして重要なAFの信頼性の面で優れている。
残念ながらAF-Sの信頼性は大きなハードルとなり、AF-Cを使う羽目になる。私はファームウェアでこの問題が修正されることを期待している。
とのこと。
Eマウントの社外製レンズはオートフォーカスの問題を散見しますが、新しいこのレンズも部分的に気になるところがあるようです。(作例を見るとミスショットと成功ショットで設定値が異なるので条件を伴う問題なのか、無条件で起こり得るのか気になるところですね)
AFの問題以外は良好なパフォーマンスのレンズですね。価格を考慮するとコストパフォーマンスは良好と言えるでしょう。
しかし、このクラスで重要なボケは純正と比べて少し硬いみたいですので各所の作例は十分にチェックするべきかと思います。
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