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50mm F1.2 DG DNはシグマの技術を象徴するレンズ

PetaPixelがシグマ「50mm F1.2 DG DN」のレビューを公開。最短撮影距離でも優れた解像性能、これまでで最も滑らかなボケ、高速AFや優れたビルドクオリティなどを評価。早期レビューの中では比較的肯定的で高い評価となっています。

PetaxPixel:The 50mm f/1.2 Art Proves Sigma Has Mastered Lens Making

  • 外観:良好な作り。シグマらしいオールブラックのカラーリング。ロック付きレンズフードが付属。
  • 構造:防塵防滴。
  • 携帯性:F1.4と同程度のサイズ。重すぎず・大きすぎず。
  • 操作性:小型軽量だが期待されるコントロールの全てを備えてる。
  • AF:応答性が高い。ジャーナリズムやストリートにも十分な速度。15fps制限が問題になることはほとんどない。
  • MF:フォーカスブリージングがゼロではないがF1.2 GMよりも良好。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能
    ・F1.2は予想よりもシャープで一貫した描写。
    ・隅もディテールが良好で、絞るとさらに改善する。最短撮影距離でもシャープ。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ
    ・F2.5以降でも円形を維持。
    ・玉ねぎボケは縁取りはない。
    ・これまでで最も滑らかで見栄えの良いボケ。
    ・ボケのグラデーションがとても良好。
    ・口径食は目立つが見た目は気に入っている。F2.5で解消。
  • 軸上色収差:若干の色づきがあるものの酷くはない。絞ると改善する。
  • 倍率色収差:記載なし。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:記載なし。
  • 周辺減光:F1.2で若干の影響。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:良好。ゴーストが少し発生する程度でコントラストが良好。
  • 光条:記載なし。
  • 作例集
  • 総評:F1.2から見事なレンズ。1400ドルと競争力のある価格設定。
  • 競合について
  • 備考

とのこと。
レンズサイズは「50mm F1.4 DG DN」とほぼ同じですが、より大口径で高い光学性能を実現。さらに、競合他社のF1.2レンズと比較して小型軽量で、手ごろな価格設定となっています。AFは新型HLA駆動を2基使用したフローティングフォーカスを採用しており、ブリージングも抑えられていると主張しています。

PetaPixelのレビューによると、小型軽量で手ごろな価格ながら優れた光学性能とAF、操作性を備えているようです。解像性能は近距離のテストチャートでも隅まで良好な結果が得られており、フローティングフォーカスが功を奏しているのかもしれませんね。シグマDG DNシリーズは接写時に周辺部が低下する製品が多いので、どの程度まで良好なのか気になるところ。

ボケはレビューサイトによっては評価が微妙に異なりますが、PetaPixelは「最も滑らかで見栄えの良いボケ」と評価。実写のサンプルを見てみると、確かに柔らかい描写に見えます。他のレビューでは「G Masterほどスペシャルではない」と言った声もあるため、ボケを重視するなら自信の好みと合致するかよく確認しておいたほうが良いでしょう。

シグマ 50mm F1.2 DG DN|Art 最新情報まとめ

レンズの仕様

  • 発売日:2024年4月18日
  • 希望小売価格:オープン
  • 直販価格:242,000円
  • B&H:1,399ドル
  • マウント:E / L
  • フォーマット:フルサイズ
  • 焦点距離:50mm
  • 絞り値:F1.2-F16
  • 絞り羽根:13枚(円形絞り)
  • レンズ構成:12群17枚(非球面レンズ4枚)
  • 最短撮影距離:40cm
  • 最大撮影倍率:1:6.2
  • フィルター径:φ72mm
  • サイズ:φ81.0mm x 110.8mm
  • 重量:740g
  • 防塵防滴:対応
  • AF:HLA フローティングフォーカス
  • 手ぶれ補正:-
  • その他機能:
    ・絞りリング(ロック・デクリック対応)
    ・AFLボタン
    ・AF/MF切り替えスイッチ

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