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28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 Z-mountはZ 6IIとの組み合わせでAF-Cの精度が低下する

Mobile01がタムロン「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2」のレビューを公開。Z 28-75mm F2.8からアップグレードする価値があると言及しつつ、Z 6IIとの組み合わせで追従時の精度が悪いと指摘しています。

Mobile01: Tamron 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2(A063)評測|Z-mount 生力軍、高性價比副廠鏡皇!

  • 外観:プラスチック製の花形レンズフードが付属。日本設計・日本製造。
  • 構造:Tamron Lens Utilityでレンズのカスタマイズに対応。防塵防滴。
  • 携帯性:記載なし。
  • 操作性:記載なし。
  • AF:広角側の接写性能が高い。望遠側では0.24倍に対応。Z 6IIとの組み合わせで、静止画は問題ないが、AF-C追従で精度が大幅に低下した。
  • MF:フォーカスブリージングが目立ち。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:28mmはF2.8から実用的。F4まで絞ると大幅に改善。75mmも28mmと同じくF2.8から実用的。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:記載なし。
  • 軸上色収差:F2.8でわずかなパープルフリンジ。
  • 倍率色収差:わずか。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:予想の範囲内。レンズ補正は適用しておくのがおススメ。
  • 周辺減光:記載なし。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:BBAR-G2コートを採用。安定した性能を発揮。
  • 光条:F5.6から徐々に発生。先細りする描写。
  • 作例集:高解像サンプル多数
  • 総評:静止画における性能は悪くないが、動体撮影では見劣りする。少なくとも、新世代のZカメラでは心配する必要はないだろう。
  • 競合について:Z 28-75mm F2.8ユーザーであれば、アップグレードするのが間違いなく良い。
  • 備考

とのこと。
A036の後継モデルとして、2021年に登場した大口径ズームレンズ。最新の光学設計を導入し、指摘されていた周辺部の解像性能や玉ねぎボケを改善しているようです。さらにデザインや操作性も一新され、USB-Cポートによるカスタマイズや機能性が向上。価格は少し高くなっていますが、それ以上の価値があると言えそうです。

Mobile01のレビューによると、解像性能には弱点がほとんどなく、諸収差や逆光耐性も良好のようです。競合製品として、(タムロン的には1世代前の)Z 28-75mm F2.8が存在しますが、社外製レンズで問題なければこちらのほうが良さそうです。

注意点として、Mobile01はZ 6IIとの組み合わせで動体追従時の精度が悪いと指摘しています。静止画のサンプル動画では問題ないものの、実写では猫の追従AFなどでうまくいかなかった模様。このあたりは互換性の問題として注意が必要となりそうです。

私はα7R IV・Z 8と組み合わせて使用。デジタル補正に依存する部分もありますが、それ以外で弱点がほとんど無い良好な光学性能と感じています。操作性も良く、小型軽量を維持しつつ、AF性能もVXD駆動らしくキビキビとした動作。ボケはシグマの望遠側ほどではないと感じるものの、それでも安定感のある描写が得られています。手ごろな価格のF2.8ズームで防塵防滴やAF性能も重視するのであればおススメの一本。敢えて言えば24mmが使えないことくらいでしょうか。

タムロン28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 最新情報まとめ

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