SONY α7 IV ILCE-7M4 αE シリーズ カメラ 海外の評価

ソニー α7 IVは同社カメラとしては初のBluetooth Low energy対応モデル

DPReviewがソニー「α7 IV」のハンズオンを公開。カメラの操作性やスペックに関する特徴を紹介しています。意外にもBluetooth Low energyに対応する最初のソニーカメラだった模様。今後の機能強化に期待。

DPReview:Hands-on with the new Sony α7 IV

2018年に登場したソニーα7 IIIは「ベーシック」なフルサイズミラーレスの認識を変えた。画質、オートフォーカス、動画機能、バッテリー駆動時間がしっかりしていて、まさに万能選手であり、あらゆるフォトグラファーにぴったりだと思った。
しかし、当時は他のブランドの真のライバルが一眼レフカメラだけだった。一方、新しいα7 IVは、まったく異なる状況に置かれている。

ソニーはこのことをよく理解しており、α7 IVは前モデルと比較して、あらゆる面で再設計、改良、およびアップデートされている。

センサー・プロセッサ

  • α7 IVの心臓部には、新開発のセンサーが搭載されており、Mark IIIの2400万画素に比べて3300万画素の解像度を実現している。
  • 我々の最初の印象では、より解像性能が高く、低照度のパフォーマンスが著しく低下していない。
  • 静止画では読み出しに約1/15秒(約66ms)かかるため、静音性の高い電子シャッターを選択した場合、動く被写体や人工的な照明下ではローリングシャッター現象が発生する可能性がある。
  • 動画モードでは、読み出し速度が約26.5msに短縮し(センサーの読み出しが静止画用の14ビットから動画用の12ビットに低下していると考えられる)、ローリングシャッター現象の抑制が可能になる。
  • このセンサーには最新のボディ内手ぶれ補正ユニットが搭載されており、前モデルに比べて0.5段分の向上を実現したと発表されている。
  • ソニーの最新「BIONZ XR」プロセッサーが採用されている。この最新のプロセッサーは、ソニーインターフェースの遅れを取り戻し、メニューの構成やタッチパネルの機能性にも嬉しい改善をもたらしている。

センサー保護

  • α7 IVでは、レンズ交換時にセンサーにゴミが付着するのを防ぐため、電源オフ時にシャッターを閉じる機能を用意している。
  • ただし、シャッターは軽量でデリケートなものなので、無理に押したり、物理的な負荷からセンサーを守ることを期待しない方が良い。
  • また、シャッターが下りるまでに約3秒かかるため、レンズ交換を急ぐ際には一呼吸置く必要があることも覚えておく必要がある。

バリアングルモニタ

  • α7 IVは、バリアングル式の3.0型モニタを搭載しており、撮影時の柔軟性を高めている。
  • 104万ドットは十分な解像度だが、同世代のカメラと比べると少し解像度が低いように感じる。
  • タッチ機能は本当にアップグレードしている。全メニューとファンクションメニューをタッチして操作することができ、前世代のソニーのカメラよりもはるかに反応が良くなっている。

背面操作

  • カメラの背面では、いくつかの重要なアップデートが行われている。α7 IIIと比較して、MOVIEボタンがカメラの上部に移動し、カスタマイズ可能な「C1」ボタンに変更されている。
  • また、「AF-ON」ボタンとAFジョイスティックのサイズが大きくなっている。これは最新AFシステムである「リアルタイムトラッキング」を継承していることを考えると妥当なことだ。
  • α7 IIIは、瞳AFを利用するために別のボタンを押す必要があった最後のソニーのカメラの1つである。そのトラッキングインターフェースは特に古くなっていたので、これらのアップデートが ベーシックモデルに適用されたことを嬉しく思う。

静止画・動画切替スイッチ・Fnダイヤル

  • 動画モードが従来のモードダイヤルから独立したスイッチに変更された。
  • これは歓迎すべき変更で、静止画と動画のハイブリッド撮影者にとって、静止画から動画への切り替えがより素早くできるようになった。
  • さらに、最新のメニューとインターフェースでは、引き継ぐ設定と引き継がない設定、ファンクションメニューやボタンのカスタマイズが可能だ。
  • また、誤ってスイッチを操作してしまわないように、スイッチの前面に小さなボタンがあり、指で押してから回すようになっている。
  • さらに、これまでのカメラのように単なる露出補正ダイヤルではなく、機能をカスタマイズできるようになっており、我々が好きなトグルロックも備えている。

ファインダー

  • 電子ビューファインダーも進化している。α7 IIIの236万ドットのパネルも十分な性能を持ってた。倍率が高く、個々のドットもよく見えていた。
  • しかし、α7 IVでは369万ドットのパネルに変更され(倍率は同じ0.78倍)、より鮮明でクリアな世界を見ることができるようになった。
  • しかし、この解像度向上の効果を実際に実感するには、メニューでEVFを「高画質」に切り替える必要がある(フォーカス時には解像度が少し低下する)。
  • 速い動きを追うためにリフレッシュレートを120fpsに上げたい場合、パネルの能力をフルに発揮することはできないが、少なくとも必要に応じて高いフレームレートを選択することが可能だ。

HDMI

  • α7 IIIと比較して、IVにはいくつかの歓迎すべき変化がある。
  • フルサイズHDMIポートへの移行は、動画の大幅な向上と相まってうまくいく。
  • 機能のアップデートとして、APS-Cサイズのクロップで4K 60p動画を撮影可能となり、4K 30pではクロップが不要になった。(前機種では約1.2倍のクロップが必要)。
  • また、10ビットでの撮影が可能になったことで、撮影後のグレーディングがより柔軟に行えるようになり、カラープロファイルの数も増えている。
  • フルサイズHDMIポートを搭載するため、ソニーはフラッシュ同調ポートを省略した。
    訳注:α7 IIIにシンクロソケットはありません。誤認識だと思われます)
  • そのほか、ヘッドフォン、マイク、USB-C、Micro USBに対応している。
  • α7 IVはUSB-Cポートを使用して、オーディオと動画を最大4K 15p、HDまたはFullHDを最大 60fpsでMacまたはPCにライブストリーミングできる。
  • また、USB接続でスマートフォンにストリーミングすることも可能だが、HD(720p)以上の解像度では音声が出ない場合がある。

通信接続

  • ソニーのカメラで初めてBluetooth LEを採用し、スマートフォンとの常時接続を実現している(従来のソニーのカメラでもBluetoothは使用できたが、ジオタグ付与に限られていた)
  • このBluetooth接続により、Wi-Fi接続を開始するのが非常に速くなった。

ストレージ

  • α7 IVでは、カードスロットの扉がスイッチで開くようになり、新たなスロットも追加されている。
  • 上段のスロット1は、CFexpress Type AとUHS-II SDカードの両方に対応し、下段のスロット2はUHS-II SDのみに対応している。
  • CFexpressを使う必要は無いが、一部条件のスローモーション動画モードだけは、SDカードに撮影できない。
  • しかし、カメラのバッファは高速転送に対応したCFexpressカードの方が早くクリアできる。
  • ファイルの整理方法も標準的なものが用意されており、静止画は1スロット、動画はもう片方のスロットというようにメディアごとに分けたり、バックアップやオーバーフローとして使うこともできる。

バッテリー

  • α7 IVには、定評のあるソニー製バッテリー「NP-FZ100」が採用されている。CIPAの評価では、液晶で580枚、ファインダーで520枚の撮影が可能だ。
  • 実際には、この倍の撮影枚数になることも珍しくない。
  • 一般的に、1日中かかる結婚式や長時間にわたるスポーツの試合を撮影しない限り、2個目のバッテリーが必要になることはほとんどないだろう。
  • また、必要に応じて、カメラのUSB-Cポートを使ってバッテリーを充電したり、カメラに電源を供給したりすることもできる。

とのこと。
イメージセンサーの読み出し速度はイニシャルレビューでも指摘していましたが、やはり66msとやや遅めのようですね。手持ちのキヤノン「EOS R5」が16msくらい(ただし、EOS R5は電子シャッター時にダイナミックレンジが狭くなる)であり、比較すると動体で実用的と言えません。とは言え、α7R IVはざっくり100msとさらに遅い。また、4Kモード時は読み出し速度が改善される模様。静止画時もダイナミックレンジを狭くして高速読み出しに対応できるモードがあると良いですねえ。

ファインダーは368万ドットまで高解像化し、さらに120fpsのフレームレートに対応したのは嬉しいですね。ただし、初期設定からファインダーの設定変更が必要で、消費電力にどれほど影響があるのか気になるところ。
背面モニターのバリアングル化は歓迎できるものの、α7 III比で価格が上昇していることを考えると、せめて166万ドットあたりにして欲しかったかなと。フルサイズミラーレスで104万ドットと言えば、15万円前後の「Z 5」や、さらに安い「EOS RP」と同程度なのですよね。

CFexpress Aカードの対応は嬉しい驚き。まだまだ高価なメモリーカードではあるものの、バッファクリアの速度はSDカードと段違いで非常に快適。残念ながら10コマ秒の高速連写を活かすにはCFexpress Aカードが必須となるらしく、連写重視であればボディ価格+2~3万円は見積もっておいたほうがいいかもしれません。今のところ、最も安いCFe Aカードは80GB Sony Tough(2万円くらい)だったはず。さらにカードリーダーも1万円近いので注意が必要です。

個人的に最も大きな改善点と感じるのは露出補正ダイヤルからカスタマイズ可能となったFnダイヤルの存在。基本的な露出設定の操作に使えるほか、ISO、WB、クリエイティブルック、フォーカスエリアなどの変更に使用可能。従来通り露出補正ダイヤルとして使う場合も、素早く操作することが出来そうですね。

地味に改善しているのは通信接続。Wi-Fiは無印シリーズとしては初となる5GHzに対応しており、従来よりも安定して高速なデータ転送が可能となっています。
さらにソニー製カメラとしては初となる「Bluetooth Low energy(BLE)」に対応しており、従来よりもスマートフォンとの接続が簡単となっているのは地味に嬉しいポイント。このままニコンSnapbridgeのように、電源オフ時でもBluetoothを使った画像の自動転送に対応すると良いなと。アプリ側の高機能化に期待。

すぐにでも予約したいところですが、残念なことに日本国内での予約開始時期・発売時期は未定。ここ最近の半導体不足の影響もあり、出荷先を絞ってリリースに踏み切った模様。まずは米国や中国など、マーケットが大きな所に投下するみたいですね。熱が冷めないうちに国内での販売も開始して欲しいところ。

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