ePHOTOzineがサムヤン「AF 135mm F1.8 FE」のレビューを公開。絞り開放からピークとなる優れたシャープネスを実現しつつ、シルクのように滑らかなボケが得られると高く評価しています。
ePHOTOzine:Samyang AF 135mm F/1.8 FE Lens Review
外観・構造:
- 付属の円形フードは軽量だが本体にしっかりと装着可能だ。
- 11群13枚のレンズ構成には3枚のEDレンズと2枚のHRレンズ、1枚の非球面レンズを使用している。
- 絞り羽根は11枚だ。
- 防塵防滴しようである。
携帯性:
- 大きなレンズだが重すぎることはない。
操作性:
- 電子制御のフォーカスリングは滑らかで、ちょうどいいトルクで回転する優れた操作性である。
- カスタムスイッチのMODE1でフォーカスリングはフォーカス操作に対応しているが、MODE2で絞り操作として利用することが出来る。
- 3系統のフォーカスリミッターを搭載している。
- AFLボタンにはギミックあり、これを押しながらカメラの電源を投入するとアストロフォーカスモードがアクティブとなる。この機能は出荷時点で無限遠にピントが合うように設定され、AFLボタンを押すことで自動的に無限遠にセットされる。
フォーカス:
- 最短撮影距離は0.69mで最大撮影倍率は0.243倍である。
- フォーカス駆動はステッピングモーターだ。
手ぶれ補正:
- 記載なし。
解像性能:
- 中央はF1.8からピークとなる優れた性能だ。
- 端はF1.8からピークとなる優れた性能だ。
像面湾曲:
- 記載なし。
ボケ:
- ゴージャスで滑らかな描写である。
色収差:
- 中央はゼロに近い。
- 端も色収差が問題となる可能性はほとんど無い素晴らしい結果だ。
球面収差:
- 記載なし。
歪曲収差:
- +0.28%の僅かな糸巻き型だ。
周辺減光:
- F1.8とF2で目に付くが目障りではない。
- 絞るとほとんど解消する。
コマ収差:
- 記載なし。
逆光耐性:
- フレアは発生しない。
総評
ボケは滑らかで心地よく、美しい描写だ。シャープだが、ポートレートレンズとして不快で残酷なほどのシャープでもない。また、歪曲収差や色収差が少なく、近接撮影が可能で、優れた逆光耐性と周辺減光である。非常によくまとまったレンズでありながら、非常に魅力的な価格だ。135mmの焦点距離が長すぎると感じる場合もあるが、強くおススメできる素晴らしいレンズだ。
- 長所:
・シャープネスが優れている
・色収差が少ない
・周辺減光が少ない
・F1.8
・防塵防滴
・アストロフォーカス
・歪曲収差が小さい
・AFが高速かつ静か
・価格が手ごろ
・ボケが滑らか
・接写性能
・絞りリング機能- 短所:
・135mmの焦点距離
とのこと。
(2022年4月時点で)国内では取り扱いが始まっていないサムヤン製の最新レンズですね。今のところ非常に評価が高く、Sony Alpha BlogではG Masterよりも良好なシャープネスとコントラストと評価されています。ePHOTOzineの結果も非常に良好で、絞り開放がピークとなる優れた光学性能を発揮。さらにボケは滑らかで、諸収差も良好に補正されているとのこと。周辺減光も少なく、使い勝手の良いレンズに仕上がっていますね。サムヤンレンズとしては少し高めの価格設定ですが、レンズのパフォーマンスを考慮するとお買い得なレンズと言えそうです。国内での取り扱い開始が待ち遠しいですねえ。
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