Phillipreeveがサムヤン「AF 135mm F1.8」のレビューを公開。小型軽量で安価な選択肢ですが、優れた光学性能で欠点がほとんどないと高く評価しています。
Phillipreeve:Review: Samyang 135mm 1.8 AF FE
- 外観:高品質のポリカーボネート製外装。以前のSamyangレンズと比べ、見た目と手触りが向上。特にフォーカスリングの質感が優れる。バヨネットスタイルのレンズフードが付属し、前面にゴム製のバンパーを備えるが、内側にはフェルトなし。持ち運び時は逆さまに取り付け可能。
- 構造:記載なし。
- 携帯性:135mm f/1.8レンズとしては最軽量。Viltrox 135mm 1.8 LABと比較すると、その軽さが際立つ。
- 操作性:レンズ側面にボタンとレバーを装備し、Samyangレンズステーションでプログラム可能。一般的な用途ではAF/MFスイッチとしての設定がおすすめ。フォーカスリングを絞りリングとして使用可能。フォーカスリミッターを搭載し、特定の距離範囲でAFを高速化可能。
- AF:AFは概ね良好だが、最新の純正レンズほどの速度と信頼性はない。ファームウェアアップデートで改善された可能性あり。
- MF:大きなゴム製フォーカスリングを搭載。回転角度は速度によって異なり、最短距離から無限遠まで180~270°かかるが、レンズステーションで変更可能。高速設定では90~120°となる。
- 手ぶれ補正:記載なし。
- 解像性能:f/1.8から非常に優れた性能を発揮。中央と中間域は完璧に近く、隅も良好。ポートレート撮影距離や近距離マクロ撮影でも高い性能を示す。
- 像面湾曲:記載なし。
- ボケ:中距離での背景処理が優れ、複雑な背景でも心地よいボケを実現。口径食がやや目立つが、全体的に良好。
- 軸上色収差:ほとんど見られず、ボケのフリンジも軽微。Apo性能に匹敵。
- 倍率色収差:記載なし。
- 球面収差:フォーカスシフトは見られない。
- 歪曲収差:ほとんどなし。
- 周辺減光:135mm f/1.8として典型的なレベル。他の競合製品と同等。
- コマ収差:良好に補正され、問題なし。
- 逆光耐性:小さなゴーストやベールフレアが発生する場合あり。フード使用で軽減可能。虹色アーティファクトが稀に見られるが、深刻ではない。
- 光条:9枚絞り羽根を採用。絞り込みで均一性に欠けた光条を生成するが、ポートレート用途では問題にならない。f/1.8での奇妙なハローが観察される。
- 作例集:リサイズのみ。作例多数。
- 総評:設計上の欠点が少なく、ボケやシャープネス、収差補正に優れるレンズ。軽量かつ手頃な価格が魅力的。f/1.8でのハローが唯一の注意点だが、頻度は低いため大きな問題にはならない。
- 競合について:
Viltrox 135mm 1.8 LAB
光学性能は似ており、Viltroxは光学的ケラレが少なく、フレア耐性がやや優れるが、Samyangは軽量で安価。Samyangはアダプター経由でNikon Zにも対応。
Sony FE 135mm 1.8 GM
シャープネスとAF性能で最高レベル。最優先でAF性能が必要な場合はSonyがおすすめ。- 備考:
国内でも12万円前後で購入できる大口径の望遠単焦点レンズですね。安い時は10万円を切っている場合もあり、現行のミラーレス用135mm F1.8の選択肢としては非常に安価。さらに、このカテゴリのレンズとしてはとても軽量で、772gと携帯性に優れています。AFや光学性能次第でコストパフォーマンスの高い135mm F1.8となることでしょう。
Phillipreeveのレビューでは、手頃な価格で小型軽量な135mm F1.8ながら欠点が少ないと評価。解像性能はとても良好で、色収差もきちんと補正されているようです。絞り開放で奇妙なハロが点光源周囲に発生するとしていますが、遭遇する機会は少ないとのこと。
AF 135mm F1.8 FE | |||
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