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強力なライバルよりも超軽量でコンパクト|AF 16mm F2.8 P

Sony Alpha BlogがLKサムヤン「AF 16mm F2.8 P」ソニーEマウントのレビューを公開。VILTROXやソニーGなど優れた性能の競合製品が存在するものの、超軽量でコンパクトな超広角レンズと評価。

Sony Alpha Blog:Samyang 16mm F2.8

  • 外観:ビルドクオリティは良好。
  • 構造:記載なし。
  • 携帯性:レンズは非常に軽量でコンパクト。
  • 操作性:操作性はベーシック。
  • AF:写真・動画どちらでもAF性能は非常に良好であり、連写にも問題がない。
  • MF:フォーカスブリージングは少ない。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:ソニーα7R V(6100万画素)でのテストでは、中央の解像性能は開放から非常に良好。コーナーは平均的で、せいぜい良い程度。遠景ではF2.8でも中央は非常に良いが、四隅は絞っても「良好」以上にはならず、フレーム全体でシャープネスの一貫性が求められる超広角としては平均的な性能。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:玉ボケは開放時に非常に良好で、最短撮影距離が非常に短いため大きな玉ボケが得られる。背景のボケも開放では良いが、多くの広角レンズと同様に絞るとボケが硬くなりやや雑然とした描写。
  • 軸上色収差:目に見える程度にある。
  • 倍率色収差:少ない。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:樽型の歪みが非常に強い。
  • 周辺減光:F2.8では周辺減光が非常に強く、F11で解消される。
  • コマ収差:コマ収差は中程度に見られ、天体撮影では平均的な性能。
  • 逆光耐性:フレア耐性は良好。
  • 光条:F16に絞ると太陽の光条が現れる。
  • 作例集
  • 総評:Samyang 16mm F2.8(約400ユーロ)は、全体的に見ても優れた軽量・コンパクトな広角レンズ。中心のシャープネスは非常に良好で、フレア耐性、ボケ、色再現性、色収差補正、AF性能も優れている。ただし、歪曲収差と周辺減光が非常に大きく、ソフトウェア補正は必須。
  • 競合について:主な競合はViltrox 16mm F1.8(約500ユーロ)であり、隅の描写、周辺減光、歪曲収差の面で優れるが、大きく重く、最短撮影距離が長いためボケが小さくなる。最上位はソニーの16mm F1.8 G(約999ユーロ)で、F1.8としては非常にコンパクトで軽量であり、ほとんどの面で優れているが、価格は約2.5倍。
  • 備考

2025年に登場したLKサムヤン製の超広角単焦点レンズ。AF 35mm F1.4 P から始まる新シリーズ「Prima」ラインに属しており、小型軽量ながらTinyシリーズよりも高品位な製品となっています。7群8枚のレンズ構成中に3枚のEDガラスを使用し、1枚の非球面レンズと高屈折率レンズを1枚ずつ採用。

Sony Alpha Blogのレビューでは、F2.8から中央は良好な解像性能としつつも、四隅で顕著な低下が見られると指摘。これはDustin Abbottのレビューと同じ傾向であり、隅まで一貫性のある結果を期待する場合は他の選択肢を検討する必要がありそうです。MTF通りなので驚くことではなく、接写性能を活かしたダイナミックな構図や、小型軽量なレンズであることを活かした撮影が得意となるようです。

AF 16mm F2.8 P 最新情報まとめ

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レンズの仕様

レンズマウント E
対応センサー フルサイズ
焦点距離 16mm
レンズ構成 7群8枚
開放絞り F2.8
最小絞り F22
絞り羽根 7枚
最短撮影距離 0.12m
最大撮影倍率 0.33倍
フィルター径 62mm
手振れ補正 -
テレコン -
コーティング UMC
サイズ φ69.8×70.5mm
重量 207g
防塵防滴 対応
AF リニアSTM
絞りリング -
その他のコントロール AF/MF

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