ePHOTOzineがサムヤンのフルサイズ対応ミラーレス用交換レンズ「AF 18mm F2.8 FE」のレビューを掲載しています。コンパクトな明るい超広角レンズですがフレーム全域でシャープなレンズとなっているようですね。
- 145gと軽量でコンパクトなレンズだ。ビルドクオリティを高く維持しつつ適切にプラスチック素材で軽量化が施されている。
- 同梱しているレンズフードはしっかりと固定され誤って外れる兆候は見られない。
- 18mm F2.8だが巨大な前玉では無く、58mmフィルター径に対応している。
- 唯一の操作部材であるフォーカスリングは滑らかに動作する。
- オートフォーカスはステッピングモーター駆動で高速かつ静かで正確に動作する。
- レンズ構成は3枚の非球面レンズと2枚のHRレズ、3枚のEDレンズを含む8群9枚構成だ。絞り羽根は7枚で構成されている。面白いことに、後玉が凸面では無く凹面となっている珍しい構成だ。
- シャープネスはフレーム全域で均質だ。中央も端もF2.8からF16まで優れている。F22で回折の影響を受け僅かに低下するが、依然としてとても良好だ。繰り返しになるが、端から端まで良好であり、これはとても見事な結果だ。
- 色収差はきちんと補正され大きな問題とはならない。
- 歪曲収差は-1.99%の樽型だ。これは直線的な被写体だと確実に目に付くだろう。ただし、超広角レンズとしては普通であり、大部分のズームレンズよりも優れている。また、ソフトウェアで補正も可能だ。
- ボケは広角レンズで重要な要素では無い。滑らかさは予想通りだが、被写界深度が深いので気にならないだろう。
- 弱点があるとすれば逆光耐性だ。正面や側面からの光でフレアは問題とならないが、いくつものゴーストが発生する。
- 他のレンズと同様、周辺減光が発生する。F2.8で-2.3EV、F4~F22で-1.5EVの減光となる。
- 価格は349.99ユーロとお値打ちプライスだ。
AF18mm F2.8 FEには多くの長所がある。手ごろな価格設定で、とてもシャープ、高速AFで使い勝手は素晴らしい。防塵防滴非対応と逆光耐性は残念だが、価格を考慮すると妥協できる。注目に値するコンパクトなレンズであり、強くおススメできる。
とのこと。18mmと広く明るくコンパクトなレンズですが、とてもシャープで均質性の高いレンズとなっているようですね。少なくともテストに使っている2400万画素のα7 IIIでは全く問題の無い解像性能で利用できる模様。全く同じスペックの「Batis 2.8/18」と比べて小さく安価なレンズなのでコストパフォーマンスは抜群と言えそうです。
個人的にこのシリーズのプラスチック鏡筒は好きでは無いのですが、コストパフォーマンスは確かに良好でした。(過去に「AF 35mm F2.8 FE」と「AF45mm F1.8 FE」の使用経験あり)このAF18mm F2.8 FEも地味に期待しているので国内での取り扱いが始まったら機を見て使ってみたいと思います。
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