サムヤン AF 35-150mm F2-2.8はタムロンに近い性能で手ごろな価格

Sony Alpha Blogが「AF 35-150mm F2-2.8」のレビューを公開。光学性能はタムロンに近いと評価しつつ、ズーム両端の隅やAF、ズームリングの操作性で見劣りすると発信。

Sony Alpha Blog：Samyang 35-150m F2-F2.8 AF

外観：別売りドックでカスタマイズ可能。

構造：とても良好なビルドクオリティ。

携帯性：非常に重く、重心がボディより前で若干のフロントヘビー。

操作性：良好で豊富なコントロール。ズームリングが固く、動画で滑らかな操作は府難しい。

AF：非常に高速。100-150mmで5％未満のミスショット。動画撮影時にズームすると追従AFが乱れる。

MF：フォーカスブリージングは目立たない。ほぼパーフォーカル。

手ぶれ補正：記載なし。

解像性能：中央で非常に良好、ピークはF4。望遠側は隅が低下。5000万画素まで良好だが、6100万画素では絞り開放の限界が見える。フレーム全体で一貫性のある結果を得るにはF5.6-8がおススメ。

像面湾曲：

ボケ：玉ボケは柔らかい描写。後ボケはとても良好で柔らかい。

軸上色収差：記載なし。

倍率色収差：とても良好な補正状態。

球面収差：記載なし。

歪曲収差：35mmで樽型、150mmでは糸巻き型。数値は小さい。

周辺減光：絞り開放で目に付くがF5.6で解消。

コマ収差：記載なし。

逆光耐性：平凡。稀に強いハロが発生する。

光条：F16で綺麗な光条。

作例集：

総評：全体的に素晴らしい結果が得られる。タムロンとよく似た結果だが、AF信頼性や隅のシャープネス、カスタマイズ手段などはタムロン有利。500ユーロの価格差をどう感じるのか個人差があると思うが、多くの人はサムヤンに価値を見出せると思う。

競合について：外観やサイズ・重量はタムロンと同程度。カスタマイズはケーブル接続のタムロン有利。光学性能は似ているが、ズーム両端の隅はタムロン有利。

とのこと。
「35-150mm F/2-2.8 Di III VXD」と同じく、非常に珍しい「35-150mm F2-2.8」の大口径ズームレンズですね。サムヤンAFシリーズの中では高価な選択肢で、日本国内での流通価格はタムロンとほとんど差がありません。AF性能やケーブル経由のカスタマイズに対応しているタムロンのほうが使い勝手が良いと思いますが、フォーカスブリージングやパーフォーカルを重視するならサムヤンを選ぶのもアリと感じるかもしれません。

サムヤン AF 35-150mm F2-2.8 FE 最新情報まとめ

AF 35-150mm F2-2.8 FE
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AF 35-150mm F2-2.8 Leica L（簡易検索）
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レンズの仕様

レンズの仕様
発売日	2023年4月6日	初値	164,700円
マウント	E	最短撮影距離	0.33m
フォーマット	フルサイズ	最大撮影倍率	0.175-0.18倍
焦点距離	35-150mm	フィルター径	82mm
レンズ構成	18群21枚	手ぶれ補正	-
開放絞り	F2-2.8	テレコン	-
最小絞り	F16-F22	コーティング	UMC
絞り羽根	9枚
サイズ・重量など
サイズ	φ×157mm	防塵防滴	対応
重量	1224g	AF	STM
その他
付属品
レンズフード・ポーチ