LenstipがSamyang「AF50mm F1.4 FE」のレビューを掲載しています。
他の評価サイトでも述べられているように絞り開放の描写がかなりソフトなようですね。
ユーザー投稿の作例などを見るとボケ質は悪く無さそうですが、その場合には軸上色収差によるボケの色づきが目立つようです。
Lenstip
- このレンズはミラーレス一眼用に開発されているが、光学設計が複雑でAマウント用の50mm F1.4よりも明らかに重くて大きい。
- 製造国は韓国だ。
- 30mm幅のフォーカスリングはバイワイヤ方式で動作する。動作は回転する速度に依存している。素早く回転させると約180°でピント距離全域を移動可能だ。遅く回転させると360°に達するかもしれない。
- 中央解像力は”見事な性能”とは言い難い。絞り開放では30lpmmを辛うじて上回る数値であり”良像”と言えるものでは無い。実用的な画質を求めるとF1.8まで絞る必要があるだろう。F5.6まで絞ると解像力のピークである58.4lpmmに達するが、格別のパフォーマンスという訳では無い。複雑なレンズ構成を考慮するとこの分野では競合レンズに劣っている。
- APS-Cフレームとフルフレームの端における画質はほぼ同等だ。全体的に悪くない。F1.4~F2.0における絞り値では常用できる画質とは言い難いが、F2.2まで絞るとまとまな画質に達している。これはMFのサムヤン50mmと比較して良好だが、ツアイスのOtusやMilvus、そしてシグマのArtと比べて劣っている。
- 軸上色収差の問題は目立っている。一眼レフ用の同社製MF50mmでも重大な問題が無かっただけに、ミラーレス用の本レンズでこのような結果となるのは驚きだ。
- 幸いにも倍率色収差は補正は良好だ。
- 球面収差の影響が出ている。
- 歪曲収差の補正は非常に良好だ。ソフトウェアに頼る必要もないだろう。
- コマ収差はとても目立ち、F2.8まで絞っても完璧には改善しない。
- 非点収差は9.9%だ。画質に悪影響を及ぼすことは間違いない。
- 周辺減光はフルフレームの絞り開放で-1.97EVだ。これはシグマArtよりも劣るがMilvusよりはとても良好な結果である。
- 逆光耐性はコントラストの低下が多く、不満に思う点が多い。
- オートフォーカス中は低ノイズが発生する。ニコンやペンタックスのリードスクリュー式と比べてソフトな音だ。フォーカス速度は良光の環境下でもピント距離全域の移動に1?1.3秒ほどかかる。正確さは問題ないが遅すぎる。
- フォーカスシフトは絞ることで僅かに無限遠方向へ移動する。
長所 | 短所 |
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このレンズは古い50mm F1.4と比べて性能が良い訳でもなく、安い訳でも無い。
これまでは高価なFEレンズしか無かったので一つの選択肢となっただろうが、純正レンズでより安価な「FE 50mm F1.8」が登場した。このため、本レンズはもう少し価格を下げなければ魅力を感じないだろう。
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