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Sony Alpha Blogが安原製作所のミラーレス用交換レンズ「ANTHY 35mm F1.8」のレビューを掲載しています。
- このレンズの他にも日本設計・製造でソニーAPS-C Eマウントレンズを生産している。このレンズは安原製作所初となるフルサイズ対応レンズだ。
- 電子接点の無いフルマニュアルレンズである。
・重量:409g
・価格:300ドル
・フィルター径:52mm
・全長:66mm
・直径:72mm
・絞り羽根:9枚
・最短撮影距離:29cm
・格納式円形レンズフード内蔵- 総金属製の鏡筒でビルドクオリティは良好だ。
- フォーカスリングは十分な抵抗量を持ち、MF操作は非常に簡単だ。
- 絞リングはクリックを伴う。
- 格納式フードはこのレンズのビルドクオリティで唯一の欠点だ。少し遊びがあり、完全に調整されていない。
- シャープネス:α7R IV
・中央:F1.8(Good)-F2.8(Very good)-F4~F5.6(Excellent)-F8~F11(Very good)-F16(Average)
・四隅:F1.8~F2.8(Bad)-F4(Average)-F5.6(Good)-F8~F11(Very good)-F16(Average)
・手ごろな価格のレンズとしては6100万画素でも健闘している。2400万画素なら絞り開放から非常に良好だ。
・四隅は遥かに悪く、フレーム全体で一貫性のシャープネスを発揮するにはF8まで絞る必要がある。- 歪曲は小さい。
- 周辺減光はF1.8で目立ち、F4で解消する。
- 色収差は目に見えるのでいくらか修正が必要だ。
- 逆光耐性は本当に悪い。
- 後ボケは非常に柔らかく心地よい。
- 玉ボケはとても丸く、絞ると角ばるが9枚羽根で良好な形状を維持している。
- 発色はとても良好で暖色傾向となる。
- 動画撮影でも良好な発色・シャープネス・ボケ描写となる。ただし、デクリック機構は備わっていない。
- ANTHYのコンセプトは光学性能の追求では無いため、ポートレートやストリートフォトなど芸術的な描写を求めているユーザーに適している。それを考慮するとF1.8から完全に実用的な描写だ。ただし、少しハロがありコントラストは完璧でない。F2.8まで絞ると本当に優れている。
ANTHY 35mm F1.8は嬉しい驚きのあるレンズだ。F1.8からシャープネスは良好だが、ハロの影響でコントラストは完全でない。F2.8まで絞ると本当に優れている。
ボケは実に美しく、まさに私好みのスペシャルな描写だ。
長所:F2.8でとても良好なシャープネス・小型・お手頃価格・とても良好な後ボケ・個性的でとても良好な発色・とても良好な玉ボケ・とても良好な動画時の描写・低歪曲
平凡:F1.8でコントラストが少し低下する・中程度の重量・良好なビルドクオリティ・F1.8で目立つ周辺減光(しかし、これが味となる)・フルマニュアルレンズ(電子接点なし)
短所:色収差・とても悪い逆光耐性・四隅のシャープネス
とのこと。
知る人ぞ知る国内メーカー。Sony Alpha Blogは以前から安原製作所のAPS-Cレンズをレビューしており、今回も国内レビューが皆無の中でいち早くインプレッションを公開しています。
3万円台のフルマニュアルレンズですが、なかなか個性的なパフォーマンスのようですね。シャープネスは完璧と言えないものの、絞ると6100万画素でも四隅まで良好な結果となるなら御の字でしょう。
作例を見る限りでは非常に魅力的なボケ描写。逆光や色収差に気を付けることが出来れば面白そうなレンズですねえ。
最も注意するべきは逆光でしょうか。元の逆光耐性が悪いうえ、イメージセンサーと後玉の距離が近いミラーレスだと紫色の不自然なフレアとなってしまうようです。
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