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EOS R5 Mark II は最高スペックのオールラウンダー

Amateur  Photographerがキヤノン「EOS R5 Mark II」のレビューを公開。重大な欠点はほとんどなく、幅広い用途に対応可能な最高スペックのオールラウンダーと評価。競合製品との区別化は視線入力AFとのこと。

Amateur  Photographer:Canon EOS R5 Mark II review – top of the class

  • 外観
    デザインはEOS R5とほぼ同じ。電源スイッチが右上に移動し、左上に静止画/動画切替スイッチを追加。
  • 質感
    ハンドグリップは快適で安定。機械式シャッターは静かで防音性が高い。
  • バッテリー
    CIPA基準で340枚と短め。予備バッテリーが必須で、LP-E6Pは高価(英国120ポンド、米国79ドル)。
  • インターフェース
    最速バッファクリアにはCFexpressが必要だが、SD UHS-IIでも良好なパフォーマンス。
  • 携帯性
    情報記載なし。
  • グリップ
    快適で安定感がある。
  • 操作性
    ボタンやダイヤルが多く、ほぼすべての設定を迅速に変更可能。視線入力へのアクセス性が悪いが、コントロールカスタマイズは充実。
  • 手振れ補正
    手振れ補正は効果的。RF24-105mm F4L IS USMで0.6秒の低速シャッターでも鮮明な画像が得られる。
  • ファインダー
    576万ドット、0.76倍の倍率は競合より小型だが、非常に明るく精細で使いやすい。
  • モニター
    3.2インチ(8.1cm)、210万ドットのバリアングルモニタ。高解像だがα1 IIやZ 8の柔軟性がある可動モニタには及ばない。
  • メニュー
    色分けされたタブで分かりやすいが、急いでいる時は見つけにくい。マイメニュー構成が推奨される。
  • フォーカス
    被写体検出と追尾が正確で、視線入力フォーカスは特筆すべき機能。光条件に合わせて調整すれば、目で見た場所にフォーカスが合う。他社に無い個性的な機能。
  • ドライブ性能
    ローリングシャッターが60%減少。電子シャッターで1/32000秒の高速撮影が可能。ブラックアウトなしの撮影にも対応。
  • 連写性能
    プリ連写を搭載。シャッター半押しで0.5秒分のフレームをバッファリング。RAWバーストモードと異なり個別保存可能。
  • 解像性能
    4500万画素の裏面照射型積層CMOSセンサーを採用し、読み出し速度が向上。
  • 高感度ISO
    ISO 25,600まで良好。ISO 51,200はAIノイズ除去が必要。ISO 102,400は現実的ではない。
  • ダイナミックレンジ
    十分なシャドウ回復が可能。ISO 100で4段分の回復が可能だが、低周波ノイズが発生する場合あり。
  • ホワイトバランス
    測光とオートホワイトバランスは非常に正確。
  • JPEG
    オートの場合、ピクチャースタイルが自動で切り替わる場合あり、意図しない結果が出ることも。
  • 動画
    情報記載なし。
  • 作例集
    情報記載なし。
  • 総評
    高解像・高速連写・8K 60p RAW記録が可能な最高スペックのオールラウンダー。操作性と応答性が高く、特にAFシステムが優秀。5Dシリーズや初代R5ユーザーにとっても大きな進化。重大な欠点はほとんどなく、幅広い用途に対応可能。

EOS R5の後継モデルとして2024年8月に発売。
同シリーズでは初となる積層型CMOSセンサーを搭載し、プロセッサはEOS R1と同じくDIGIC X + アクセラレータを採用。AFシステムやアルゴリズムはR1とよく似ています(R1のようなクロスタイプAFではありませんが)。連続撮影速度や動画機能も大幅に強化され、EOS R3の視線入力AFにも対応しています。従来よりも高価な機種となってしまいましたが、強化された点を考慮すると妥当な値付けと言えるかもしれません。

Amateur Photographerは高解像・高速連写・8K 60p RAW記録が可能な最高スペックのオールラウンダーと高く評価。オートフォーカスは高性能としつつ、競合他社も優れていると言及。区別化できる大きなポイントとして視線入力AFを挙げています。レビューサイトによって賛否両論ある機能ですが、Amateur Photographerでは良好に機能した模様。他のサイトで絶賛のアクション優先モードについては言及していません。撮影シーンが限定されるため、評価し辛いのかもしれませんね。

私も手持ちのEOS R5 Mark IIで視線入力の動作を確認。
EOS R3が無いので比較することはできませんが、まずまず良好に動作する実用的な機能。ただ、上手く動作する時としない時があり、失敗が許されないシーンで使うのは躊躇します。少なくともオンオフを素早く切り替えることが出来るようにしておきたいところ。眼鏡を装着したまま使うと良好に機能しました。

キヤノン EOS R5 Mark II 最新情報まとめ

  • 発売日:2024年8月下旬
  • 希望小売価格:オープン
  • 直販価格:
    ・ボディ:65万4,500円
    ・レンズキット:80万8,500円
  • 初値:
    ・ボディ:589,050 円
    ・レンズキット:727,650 円

主な仕様

  • イメージセンサー
    ・タイプ:裏面照射型積層CMOSセンサー
    ・有効画素数:4500万画素 8192 x 4320
    ・除塵ユニット:セルフクリーニングセンサーユニット
    ・手振れ補正:8.5段分
  • ISO:ISO 100 ~ 51200
    拡張 L (ISO 50 相当)、H (ISO 102400 相当)
  • プロセッサ:DIGIC X + DIGIC アクセラレータ プロセッサ
  • メモリーカード:
    ・CFexpress 2.0 Type B
    ・SD UHS-II
  • 静止画:JPEG/HEIF/RAW/C-RAW
  • 動画:ALL-I(タイムラプスのみ)/IPB(MP4)
  • AFシステム:デュアルピクセル CMOS AF
    ・測距点: 最大 1053 ゾーン
    ・測距輝度範囲:EV –6.5 ~ 21
    ・被写体認識:自動、人物、動物、車両
    ・その他:視線入力AF、アクション優先、登録人物優先
  • ドライブ性能:
    ・メカニカルシャッター:1/8000秒~30秒
    ・電子シャッター:1/32000~30秒
    ・フラッシュ同調速度: 1/200秒(メカ)
    ・フラッシュ同調速度:1/250秒・1/320秒(電子先幕)
    ・フラッシュ同調速度:1/160・1/200秒(電子シャッター)
    ・撮影速度:最高約12コマ/秒(メカシャッター/電子先幕)
    ・撮影速度:最高約30コマ/秒(電子シャッター)
    ・撮影枚数:RAW:約230枚(約95枚)
  • ファインダー:0.5型 約576万ドット 約0.76倍
  • モニター:3.2型 約210万ドット バリアングルモニタ
  • 動画:
    ・8K:60p 2600Mbps
    ・4K:60p 1860Mbps
  • インターフェース:
    ・USB:USB 3.2 Gen 2 USB Type-C
    ・ヘッドホン:Φ3.5mm
    ・マイク:Φ3.5mm
    ・HDMI:A
    ・LAN:RJ-45(2.5GBASE-T)(EPグリップ使用時)
    ・シンクロ:あり
    ・Wi-Fi:IEEE 802.11b/g/n/a/ac/ax
    ・Bluetooth:5.3
    ・N3タイプ端子
  • バッテリー
    ・タイプ:LP-E6P
    ・撮影可能枚数:630 shots
    ・充電方法:
  • サイズ:138.5×101.2×93.5 mm
  • 重量:656 g
  • 防塵防滴:
  • ボディ材質:マグネシウム合金/ポリカーボネート

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