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キヤノンEOS-1D X Mark IIIは高感度ノイズが改善・ダイナミックレンジがD5・α9より良好

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DPReviewがキヤノンの最新フラッグシップ一眼レフ「EOS-1D X Mark III」の画質についてレビューを掲載しています。

The EOS-1D X Mark III shoots Canon's best-ever JPEGs

DPReview:The EOS-1D X Mark III shoots Canon's best-ever JPEGs

ISO感度ノイズ・JPEG

  • 驚くべきことでは無いが、高感度ISO時のノイズレベルは前モデルよりも遥かに低くなっている。解像度の点でソニーα9が有利だが、同じ解像度にダウンスケールしてもキヤノンはまだ見事な画質である。
  • ISO102800?204800の超高感度域ではニコンD5が最高のパフォーマンスを発揮する。
  • スポーツの撮影では優れたJPEGも重視される。RAWファイルによる編集や送信が禁止されていたり、出来る限り迅速に小さなファイルを編集者に送信する必要があるためだ。
  • EOS-1D X Mark IIIのJPEG初期設定が最適化されており(より小さな半径のシャープニングを使用)、Mark IIより全体的にディテールが改善しているのが分かる。ただし、α9と同等のディテールには至っていない。
  • ノイズリダクションにおけるディテールとノイズ低減のバランスは前モデルより優れている。見事な描写だが、ソニーα9のノイズリダクションほどでは無い。

ダイナミックレンジ

  • EOS-1D X Mark IIIのセンサーはISO不変では無い。ISO100のイメージを+6EV増感すると、ISO6499で撮影した時よりも著しくノイズの多い結果となる。
  • ISO 200?400で撮影し、後処理で+4?5EV増感することでハイライト側のダイナミックレンジを確保することが出来る可能性がある。
  • 「最も露出不足のイメージ」におけるファイルサイズは「明るいイメージ」のファイルサイズと比べて半分であることに注意して欲しい。
  • シャドウ側を持ち上げた時のノイズはEOS-1D X Mark IIと比べて遥かに少ない。ニコンD5やα9と見比べても綺麗だ。(ISO 100 +6EV増感時)
  • EOS-1D X Mark IIIのRAWは競合他社よりも柔軟性があり、多くの輝度差の大きなシーンによく耐えている。
  • この新センサーは将来的にEOS R5のセンサー性能を予感させるものだと思う。実際、APS-C最新モデルのEOS M6 Mark IIはセンサー性能を大きく向上させている。

とのこと。
高感度ノイズは従来機「EOS-1D X Mark II」と比べて大きく改善しているみたいですね。実際に作例を確認しても確かにノイズが減っているように見えます。ようやくニコンD5やソニーα9のセンサーに並んだと言ったところでしょうか。

さらに低感度時のダイナミックレンジはD5やα9以上となっている模様。既にPhotos to Photosがダイナミックレンジテストの結果を公開していますが、概ねテスト通りに見えます。ローキーでハイライトの情報を残しつつ、後処理でシャドウの復元に強いスポーツカメラと言うことが出来そうです。これでRAW動画や20コマ秒のライブビュー連写に対応しているのは凄い。

ただしPhotos to Photosのテスト結果を見る限り、ISO 800~1200を超えると競合カメラとのダイナミックレンジ差は無くなるように見えます。低照度時のダイナミックレンジで過信は禁物のようです。

EOS 90やM6 Mark II、そして1D X Mark IIIの新型センサーの性能を考慮すると、開発発表された「EOS R5」のセンサーにも期待大。どのようなパフォーマンスとなっているのか非常に気になる所ですねえ。

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