DPReviewが正式発表されたばかりの富士フイルム製ミラーレス「X-T4」のハンズオンを公開しています。
Hands-on with the Fujifilm X-T4
- X-T3と多くの部分が共通しているものの、いくつか大きな変更点が存在する。最も大きな変更点は全く新しいボディ内手ぶれ補正の搭載、そして新型バッテリーの導入だ。さらに細かいアップデートが多数あり、少なくとも一つはX-T3にもファームウェアアップデートで対応する可能性がある。
- ボディサイズの大きな変更なく、センサーシフト式の手ぶれ補正を搭載している。29本レンズで5?6.5段分の補正効果を実現している。
- センサーシフト式の手振れ補正は各レンズのイメージサークルによって性能を制限される。特に初期のXFレンズは手ぶれ補正用のイメージサークルが確保されていないにも関わらず、見事な補正効果を実現している。
- AF/AE追従の15コマ秒連写に対応した新しいシャッターユニットを搭載している。(電子シャッターはX-T3と同様)さらに30万回のシャッター耐久回数をそなえ、シャッターショックを抑える新機構を採用している。驚くほど静かなシャッターだ。
- イメージセンサーはX-T3やX-T30、X-Pro3と同じX-Trans CMOS 4 2600万画素 裏面照射型センサーである。画質はほど同等、つまり非常に良好と推測できる。
- 動画機能は大部分がX-T3から継承している。しかし、ボディ内手ぶれ補正の導入により魅力的な手持ち動画カメラへと変化した。
- 測光ダイヤルは「静止画・動画」の切替スイッチに変化した。
- 追従AF改善のため、色情報や被写体形状を取り入れた全く新しい追従アルゴリズムを採用している。今後じっくりレビューするが、第一印象としてはX-T3より大幅に改善している。既存カメラでファームウェアアップデートによる導入を期待したい。
- 背面モニタはバリアングル式の可動方式へ変化した。しかし、4方向ボタンやAFジョイスティックは健在だ。
- バリアングルモニタは上方へ180°、下方へ90°回転させることができる。競合カメラでよく見るお馴染みの仕様だ。動画撮影に適したスタイルのモニターである。
- ドライブダイヤルに「HDR」が加わり、アクセスしやすくなっている。以前のように「動画モード」へい移行するためダイヤルを大きく回す必要が無くなっている(測光ダイヤルだったポジションへ移動した)。
- アイカップは以前より外れにくくなっている。
- トッププレートにおけるFnボタンの位置が移動している。
- グリップは少し深くなり、より快適に握ることが可能だ。
- アクセサリードアは従来のように取外し可能なドアでは無くなり、柔らかいゴム製へと変化した。X-T200やX-A7、X-T30と同じくUSB-C端子経由でヘッドホンを利用可能だ。
- SD UHS-II デュアルカードスロットのドアは取り外し可能だ。
- 新型バッテリー「NP-W235」は低消費電力時に600コマ、通常で500コマの撮影が可能だ。これはNP-W126Sを使用するX-T3の390コマより優れている。
- 縦位置バッテリーグリップ「VG-XT4」は従来と同じく2つのバッテリーを格納可能だ。カメラ側を含めて3個のバッテリーを使用することが出来る。USB-PD製品で充電するとバッテリー全てを充電可能だ。
- この縦位置グリップにはヘッドホン端子がある。
とのこと。
X-T3よりやや高価なカメラとなってしまいましたが、ボディ内手ぶれ補正や新型バッテリーの恩恵が大きいと感じる人には些細な問題と感じるかもしれませんね。今後のXシリーズでボディ内補正や新型バッテリーがメジャーな存在となるのか気になるところ。X-T40がどうなるのか…。
センサー・プロセッサーはX-T3と同等ですが、オートフォーカスのパフォーマンスは飛躍的に改善しているみたいですね。特にロックオン系の追従機能が使いやすくなっているように見えるので期待大。
バリアングルモニタは賛否両論あると思いますが、個人的には使い慣れた機構なので大歓迎。自撮りや動画撮影に便利なのはもちろんのこと、縦構図のローアングルやハイアングルで便利なのですよね。ただしL型プレート装着時はバリアングルモニタと干渉しやすいので注意が必要。
今回の記事でピックアップされていませんが、「カラークロームブルー」「明瞭度」「トーンカーブ」「ETERNA Bleach Bypass」も個人的には気になるポイント。このあたりはファームウェアアップデートで既存モデルも対応するのか気になりますねえ。特に「Classic Neg」「ETERNA Bleach Bypass」は使ってみたいのですよ。
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