Optical LimitsがVenus Optics製のマイクロフォーサーズ用交換レンズ「Laowa 4mm F2.8 Fisheye MFT」のレビューを掲載しています。
- ビルドクオリティはLAOWAらしいものだ。総金属鏡筒だが、フルマニュアルレンズのため絞りとフォーカスは手動操作限定だ。
- フルマニュアルは面倒に感じるかもしれないが、ピント位置を1m、絞り値をF5.6に設定すれば大部分の撮影でピントは合う。
- 重量はわずか120gだ。使用頻度の少ないレンズとなるだろうが、この携帯性であれば苦にならないだろう。
- 円周魚眼レンズだが、イメージサークルはマイクロフォーサーズの4:3フレームよりも少し大きい。このため上下が僅かにトリミングされてしまう。
- 画角が非常に広いのでどうしても三脚や自分の足が写りこんでしまう。また、カメラをグリップした手まで写りこんでしまうのは本当に残念だ。ボディサイズの小さいE-M5 Mark IIでさえ手が写りこむので、LUMIX G9など深いグリップならそれ自体が写りこむ可能性がある。
- 歪曲収差のテストは魚眼レンズのため割愛する。
- 周辺減光のテストは円周魚眼のため割愛する。
- 驚いたことに解像性能はとても見事だ。中央はF2.8からとてもシャープで、イメージ端の領域もかなり良好だ。四隅は良く無いが、悪くもない。そして絞ると改善し、F5.6付近でとても良好となる。
- 色収差はイメージ端の領域で酷くはないが目に付く。
- フレーム端に強い光源を配置するとフレアが多くなる
使い勝手の難しいレンズだが、同時に楽しいレンズでもある。解像度はとても良好で、色収差は目立つが平均的な性能だ。電子接点こそ無いがビルドクオリティは良好でレンズキャップまで金属製だ。
必携レンズでは無いが、僅か199ドルと本当に激安で強くおススメできる。
Optical Limits:Laowa 4mm f/2.8 Circular Fisheye - Review / Test Report
とのこと。
非常にコンパクトな円周魚眼レンズですが、その広い画角から右手や足が写りこみやすい模様。作例を確認しても確かに手や足が写った写真が多いですね。撮影時は確度やグリップの状態を確認してから撮影したほうが良さそうです。
光学性能は悪く無く、金属鏡筒と言うこともあって面白そうな選択肢ですね。とは言え、円周魚眼レンズよりは対角魚眼レンズのほうが使いやすそうですが…。
国内ではサイトロンジャパンが総代理店となっていますが、今のところ取り扱い開始を告知していません。おそらくそのうち対応するとは思うのですが…。
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