DxOMarkがライカのコンパクトデジタルカメラ「LEICA Q2」のセンサースコアレビューを掲載しています。
スポンサーリンク
トップ10入りのセンサー性能
総合 色深度 DR 低照度ISO Leica Q2 96 26.4 13.5 2491 LUMIX S1R 100 26.4 14.1 3525 X1D-50c 102 26.2 14.8 4489 PENTAX 645Z 101 26.0 14.7 4505 Nikon D850 100 26.4 14.8 2660 α7R III 100 26.0 14.7 3523 Nikon Z 7 99 26.3 14.6 2668 RX1 RII 97 25.8 13.9 3204 Leica SL 88 25.0 13.4 1821 初代ライカQは2,420万画素センサーだったが、このQ2は4,730万画素の有効画素数を備えている。さらにレンズはこの解像性能に見合うよう調整されている。
我々のテストで総合スコアは「96」となった。これはセンサースコア全体で10位、コンパクトカメラの中では2位だ(RX1 RIIに肉薄する)。ライカカメラとしては最も高かったSLを抜き1位である。
Q2は26.4Bitのピークを持つ色深度が最も強みとなる。ただし、ダイナミックレンジや低照度ISOのスコアはそれほど高くない。
- 13.5EVのダイナミックレンジは尊重すべきパフォーマンスだが、キヤノンEOS Rと同じ51位となるパフォーマンスだ。
- 競合相手のソニーRX1 RIIは2015年製の4,240万画素センサーモデルだ。ダイナミックレンジは13.9EV、低照度ISOは3204である。
- センサーが非常に似ているLUMIX S1Rと比べてもダイナミックレンジと低照度ISOはQ2よりも良好だ。
- 優れた色深度を持ち、最低感度で26.4Bitの優れたパフォーマンスを発揮する。S1Rと同じ最大値だがQ2のほうがベースISOの実効感度が低く、同じISO感度ではS1Rのほうが僅かに良好だ。
- ダイナミックレンジはS1のほうが0.54EV広い。これは小さな違いだが、明るい雲や深みのある日陰などコントラストが高いシーンでは若干差が出るだろう。ただし、Q2はレンズ固定式カメラでレンズの影響により多少結果が歪んでいるかもしれない。
- 低照度ISOはQ2よりS1Rが0.5EV良好だ。その一方でQより0.5EV良好である。S1R・Q2・Qは高感度となるにつれ画質に差は無くなってくる。
パナソニックのフルサイズミラーレスと同等の解像性能のイメージセンサーだ。S1Rの優れたパフォーマンスと完全に一致はしないものの、Q2の画質が最高のクオリティであることは明らかである。テストした全てのカメラでトップ10に入るセンサーだ。最も強みとなるのは良好な色再現性と携帯性で、相まって風景・ストリート・旅行写真で魅力的な選択肢となる。
とのこと。
LUMIX S1Rと似たイメージセンサーですが、特性はやや異なっているようですね。とは言え、総合スコアはトップ10に入る非常に高いものとなっています。
詳しくQ2のデータを確認してみると、日本製カメラと比べてカメラ設定値が実効感度に忠実である模様。Leica QやPENTAXと似た傾向を示しており、白飛びしやすい反面シャドーには滅法強そうな感じですね。
LEICA Q2の最新情報・レビュー・作例を集めるページはコチラ
スポンサーリンク
サイト案内情報
LEICA Q2関連記事
- VILTROX AF 40mm F2.5 致命的な欠点はなくシンプルながら堅実な作り
- ニコン Z50II レビューVol.2 メニュー編
- SG-image AF 55mm F1.8 STM レンズレビューVol.2 解像チャート編
- FUJIFILM X100VI は旧世代の製品よりも分解しやすい
- NIKKOR Z 35mm f/1.4 はヴィンテージライクな描写で好みが分かれる
- Godoxが100Ws 出力のクリップオンストロボ「V100」を正式発表
- パナソニック LUMIX DC-G99M2 正式発表 & 予約販売開始
- FUJIFILM X-M5 は動画も撮れる静止画カメラだがAFには改善の余地がある
- FE 28-70mm F2 GM は最高の単焦点以上の解像性能
- キヤノン EOS R1 は1Dの位置付けや設計思想を完全に継承
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。