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「LUMIX GH5 II」は”最先端”ではないが競争力のあるカメラ

DPReviewがパナソニック「LUMIX GH5 Mark II」のイニシャルレビューを公開。一見すると物足りないアップデートに見えますが、競争力の高いカメラに仕上がっていると言及しています。

DPReview:Panasonic Lumix DC-GH5 II initial review

パナソニックLUMIX DC-GH5 Mark IIは、同社のマイクロフォーサーズカメラの中で最も動画に特化した機種である「GH5」のアップデート版だ。初代モデルよりも性能が向上しており、同時に開発が発表された上位モデル「GH6」との併売を予定している。

GH5 IIは、フルサイズ「S1H」搭載の画像処理エンジン「Venus」に更新し、10bitの4K動画を毎秒50コマまたは60コマで撮影できるようになったほか、オートフォーカス性能も向上している。また、センサーは従来通りだが、反射防止コーティングを施し、フレアの発生を抑制している。

:新機能

「オートフォーカス」
GH5 IIは、より高性能なプロセッサーを採用することで、パナソニックの最新カメラと同様の「顔・目・体・動物」認識AF機能を実現している。より高度な認識アルゴリズムに加えて、センサーの読み出し速度も向上しており、24p動画を撮影する際には、毎秒48フレームでAFシステムを動作させることができる。これは、AFシステムがシーンからより頻繁に更新されることを意味し、DFDシステムに大きなメリットをもたらしている。

「動画機能の強化」
GH5 IIに搭載された新プロセッサーは、動画モードを拡張し、10bitの4:2:0 4K 50/60p動画の撮影が可能となっている(初代GH5は8bit 60p動画しか撮影できない)。よりフレームレートの高い10bit動画は、H.265コーデックで記録される。

より高速なフレームレートの10bit撮影に加え、フル画角で撮影された「4K」アナモフィック動画は、最大50pまで対応している。
動画仕様の拡張に加え、撮影時の画面の赤枠表示、アスペクト比の選択範囲の拡大、ポートレート撮影機能など、パナソニックが最近のカメラで培ってきた動画ツールを搭載している。

また、GH5 IIにはS1Hのスポット輝度メーターが搭載されており、シーン内の選択可能な領域の露出評価を%IREで表示する。また、V-Log Lモードを使用している場合、中間グレー(42IRE)に対する評価をストップで表示する。

「ライブストリーミング」
GH5 IIでは、より高度なライブストリーミング機能が搭載され、今後のファームウェアアップデートにより、スマートフォンとのUSB接続や有線LAN接続を利用して、ウェブ上でのライブ配信が可能となる。

カメラは、Lumix Syncアプリを使って、スマートフォンからWi-Fi経由でストリーミングが可能だ。また、MacまたはWindows用のLUMIXネットワーク設定ソフトウェアを使用し、ストリーミング設定をSDカードに書き込めば、PCやスマートフォンを介さずに、カメラをWi-Fiネットワークに直接接続して、1080/60pまでのストリーミングが可能となる。

RTMP/RTMPS規格を採用しているので、YouTubeやFacebookなど、同規格に対応したサービスに直接配信することができる。また、継続的なサポートは、パナソニック独自のソフトウェアに依存しないことを意味している。多くのカメラをウェブカメラとして使うアプリケーションとは異なり、このアプローチではカメラの音声も対応している

事前に発表されたファームウェアアップデートによると、有線接続に対応し、より安定した高品質な接続が可能になる。これには、USBでスマートフォンに直接テザー接続する機能も含まれている(当初はAndroidのみ)。
また、RTP/RTSPプロトコルを使用した有線LANによるPCとの直接接続も可能となる。パナソニックによると、このアップデートは2021年末までに公開予定だ。

「手ぶれ補正の改善」
GH5 IIのボディ内手ぶれ補正は、CIPA規格で最大6.5EVの補正効果があると評価されている。これは、初代GH5よりも1.5EV多い数値だ。この数値は、Dual IS2に対応した望遠レンズでも維持されるという。

「新しいカラーモード」
L.クラシックネオは、微妙な彩度とコントラストを持つ「ノスタルジック」なプロファイルで、L.モノクローム Sは微妙なモノクロモードで、パナソニックはポートレートに適していると述べている。

また、GH5 IIには、低コントラストですぐに使えるシネスタイルのカラーモード「シネライクD2」と「シネライクV2」を搭載している(GH5はどちらもオリジナルバージョンが搭載されている)。
ただし、SシリーズのようにベースISO感度は変化しない。これらがダイナミックレンジを拡張するような設計では無いことを示唆している。

「V-Log L」
興味深いことに、GH5 IIには、ボックスカメラモジュール「BGH1」に搭載されていたV-Log Lの拡張版(13段)を搭載していない。

V-Logシステムの全体的な設計(および潜在的な欠点)は、カメラが記録可能なダイナミックレンジに応じて、同じLogカーブの異なる部分を使用することに基づいている。つまり、複数のカメラで同じLUTを使用することができ、主にハイライトのクリップポイントが変わるだけだ。

しかし、GH5 IIでは、このような設計上の相互互換性と、新しい処理によるDRの向上(すなわち低ノイズ化)にもかかわらず、GH5とGH5 IIを並べて撮影した場合に一貫した動作を保証するため、V-Log Lの12ストップバージョンに対応している。

「動画RAW出力 非対応」
もう一つの興味深い点は、GH5 IIのRAW動画出力に搭載していないことだ。パナソニックの説明によると、カメラの動画に通常行われている処理をすべて取り除いてしまうと、同じ基準に近づけるためにはRAW動画にかなり手を加えねばならず、たとえ手を加えたとしても、得るものは少ないとのことだ。
12bitのV-Log Lでも、センサーのダイナミックレンジのほとんどをエンコードしている(10bit Logエンコードは12bitリニアよりもはるかに効率的で、階調の精度が大きく損なわれることはない)

競合比較

GH5 IIは、APS-C/MFTセンサーを搭載した静止画・動画のハイブリッド機の中で、最高スペックを持つ機種として位置づけられている。X-T4は、手ぶれ補正機能やバリアングルモニタを搭載しており、GH5 IIのスペックは、X-T4と大きな違いが無い。しかし、どのようなサポートツールが用意されているのか、どのくらいの時間撮影できるのかといった詳細を見ると、その違いが明らかになる。

GH5 IIと比較することができないのは、近日発売予定のGH6だ。パナソニックは、この最上級モデルが4Kで最大120p、10bit 4:2:2で最大60pで対応し、5.7K/60pでの撮影も可能であることを明らかにしている。しかし、発売時の価格が約2500ドルであるという事実以上の詳細は不明だ。GH5 IIはラインナップの中で、より手頃な価格の選択肢として位置づけられている。

操作性

GH5 IIは、GH5Sと基本的には変わらず、それ自体は以前のGHモデルと非常によく似ている。カメラ上部には大きな赤い[REC]ボタンがあり、WB、ISO、露出補正、そしてフォトスタイルのための専用ボタン(カスタマイズ可能)がある。カメラ背面にはAFジョイスティックがあり、AFドライブモードスイッチが、適切に配置されたAF-ONボタンを囲んでいる。

いつものように、ボディはしっかりとした感触で、防塵防滴設計になっている。また、GH5Sと同様に、カメラ側面の2つのカードスロットは、V90 UHS-II SDカードが使用できる。

「モニタ」
GH5 IIの背面モニタは、従来の3.2インチから3.0インチと、若干小さくなっている。アスペクト比は3:2のままで、解像度は少し向上している。しかし、最も大きな違いは、従来の画面よりも明るくすることができ、屋外でのカメラ操作がしやすくなっている点だ。
バリアングルモニタとマイク端子は少し干渉するので、モニタを展開する場合はマイクを差し込む前に広げておく必要がある。

「ファインダー」
ファインダーにも同様の変化がある。368万ドットの有機ELディスプレイを採用し、同じ光学系の後ろにマウントされているため、倍率は0.76倍だ。しかし、カメラの高速化により、最大120fpsでのリフレッシュが可能となり、よりスムーズで反応が良くなっている。

「メニューとディスプレイ」
GH5Sで導入したメニューシステムを実装している。このメニューシステムは、アイコンを含む一連のタブがうまく配置されており、探しているオプションがどこにあるかを示唆し、思い出させてくれる。また、動画モードのフィルタリングリストを作成する機能もあり、使用する予定のモードに素早くアクセスでき、選択しなかったモードを選択してしまうリスクを軽減している。

また、GH5Sに搭載されたARRIスタイルのインフォメーションパネルディスプレイにも対応。これらのインターフェースやメニューの変更により、GH5SやS1Hと組み合わせて使用する際の利便性が向上している。

「バッテリー」
GH5 IIでは、より高性能な新バッテリーDMW-BLK22を採用した。このバッテリーの容量は2200mAhで、16Whの容量を備えている。容量が増えたにもかかわらず、連続撮影枚数は初代GH5とほぼ同じ410コマだ。

このカメラには、GH5の新製品BLK22と旧製品BLF19の両方に対応した外部充電器が付属しており、これらのバッテリーはMark IIでも使用可能だが、寿命は短くなる。また、USB PD対応の電源であれば、GH5 IIのUSB-Cソケットで充電・給電することも可能です。

First impressions

GH5 IIをどのように受け止めるかは、「Mark II」をどのように考えるかによる。キヤノンのような「カメラの完全な再構築」を期待しているのであれば、少し物足りなく感じるかもしれない。しかし、いくつかのスペックを向上させ、さらなるファームウェアアップデートの余地を残す十分な処理能力を備えている。

GH5の定価よりも300ドル安い価格設定は、GH5 IIの正当性を後押しする。確かに、初代GH5の販売価格は発売以降下がっているが、GH5 IIは将来的にさらに手ごろな価格となるだろう。
パナソニックがGH6を2500ドル前後で発売することを示唆していることから、GH5 IIはラインアップで「手頃な価格」のGHになる運命にあると思われる。

GH5は発売当時、ハイブリッドカメラの中で唯一「4K/60p」に対応していたが、現在では富士フイルムのX-T4、キヤノンのEOS R6、ソニーの様々なハイエンドモデルでも4K/60pに対応している。そのため、GH5 IIは初代のように市場を先取りしているとは言えない。実際、10bitの4K/60pを追加したとしても、それだけではユニークさに欠ける。

しかし、それでも異彩を放っているのは、搭載されているサポートツールや機能のレベルの高さだ。GH5 IIの動画モードに匹敵する他のカメラの中で、パナソニックほど動画に特化した機能を持つものはほとんど無い。「デュアルゼブラ」と「スポット輝度メーター」により、正しい露出設定が容易になる。シャッター角で露出時間を設定できる普及価格帯のカメラでまだ貴重な存在だ。

GH5 IIは、XLRオーディオ入力モジュールオプションに対応する最も安価なカメラの1つだ。その能力は、フレームレートやbit深度のような表面上のスペックに隠れてしまっている。この機能を備えた2000ドル未満のカメラはあまり多くない。

このカメラに最も近いライバルは、フルサイズの「LUMIX DC-S5」だ。GH5 IIのような多彩な機能や60pの全画角オーバーサンプリング撮影はできないが、同程度の価格で多くのノウハウを備え、低照度や浅い被写界深度の撮影はGH5 II以上である。

オートフォーカスは60pモードで良好な結果が得られたものの、24pでは競合他社に比べてまだ遅れをとっている。カジュアルな撮影でどれだけ使えるかは、レビューで確認したいと思う。

GH5 IIは、先代のように市場を牽引するような製品では無いが、コンパクトで高品質な手ぶれ補正機能付きで、競争力のある価格のカメラに仕上がっている。

とのこと。
ぱっと見はマイナーチェンジモデルですが、コストパフォーマンスの高いカメラに仕上がっているみたいですね。来るGH6ほど高性能なカメラが必要なければGH5 Mark IIが選択肢となるようです。確かにパナソニックほど動画撮影時の機能が充実しているカメラはそう多くないかもしれませんね。あとは強化されたAFがどれほど実用に耐えうるのか、今後のテスト結果が楽しみ。

動画機能の強化がメインとなるので、静止画メインで買い替えるかどうかは悩ましいところ。LUMIX G9 PROがファームウェアアップデートVer2.4でAFが強化されるので、静止画メインであれば安くなっているG9が適しているかもしれません。

パナソニック「LUMIX GH5 Mark II」最新情報まとめページ

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