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LUMIX S5IIは好印象なカメラだが追従AFの応答性は要改善

Mobile01が「LUMIX S5II」のレビューを公開。良好な操作性や画質、動画撮影の機能を評価しつつ、LUMIX初となる像面位相差AFは応答性について改善が必要と感じた模様。

Mobile01:Panasonic Lumix S5 II 評測報告|加入相位對焦 攝錄規格也同步進化!

ビルド・外観

  • 堅牢なマグネシウム合金ボディで防塵防滴仕様だ。
  • ファインダー部に冷却ファン用の通気口がある。風量は自動/手動で動作する。

バッテリー

  • S5と同じBLK22を使用するが、バッテリーライフは減少している。

インターフェース

  • 側面にはリモートレリーズ、ヘッドホン、マイク、USB-C、HDMI Aポートを備えている。
  • SD UHS-IIに対応するデュアルカードスロットを搭載している。

携帯性

  • 一眼レフ時代のようなデザインで、小型軽量なミラーレスではない。
  • S5と比べてサイズと重量が増加している。

グリップ

  • 優れたグリップ性はこのカメラの強みである。
  • 手に取った際の感触は他のカメラでなかなか得られない。

操作性

  • 上部のボタン配置はS5とほぼ同じだが、ドライブモードにハイレゾモードが追加されている。
  • この価格帯のカメラで、WB/露出/ISOボタンと動画ボタンが分離しているのは珍しい。
  • リアダイヤルが操作しやすくなっている。
  • ジョイスティックは操作が容易だが、誤って触れた場合に誤操作しやすい。

手ぶれ補正

  • 5軸ボディ内手ぶれ補正を搭載している。

ファインダー

  • 記載なし。

モニター

  • 残念ながら、S1RやS1のような3軸チルト構造ではなく、バリアングル方式を採用している。

メニューシステム

  • 記載なし。

フォーカスシステム

  • 競合他社のように、像面位相差AFに対応した。他社は経験豊富だが、LUMIXはこれが最初の一歩である。他社に追いつく道のりは容易ではないだろう。
  • ライブビューで走っている人物をよく検出していたが、カメラに接近した場合は明らかにピントがずれている。近距離の動体はレスポンスが不足しているようだ。

連写性能

  • S5の追従連写は5fpsまでだったが、S5IIはメカニカルシャッターで7fps、電子シャッターで30fpsまで対応している。
  • 確かに200枚のRAW+JPEG出力のバッファに対応している。

解像性能:

  • 2420万画素のCMOSセンサーはS5と同じだ。
  • ローパスフィルターレスのためシャープな画質である。
  • ハイレゾモード(作例のみ)

高感度ISOノイズ

  • 常用ISO感度は100-51200だ。
  • ISO 1600-3200まで使いやすい画質である。
  • ISO 6400-12800も実用できる画質だ。

ダイナミックレンジ

  • シャドウは-5EVの復元まで許容できる。
  • ハイライトは+3EVまで許容できる。
  • シャドウ復元時のノイズは意外と少なく、カラーノイズは見られない。

画質・仕上がり機能

  • 記載なし。

動画

  • アクティブ冷却システムを含めた放熱設計により、4K 60pの動画撮影を時間無制限で撮影可能だ。心配するとしたらストレージの容量だけだ。
  • 6K 30p 4:2:0 10bitの撮影が可能だ。
  • ProResやALL-I収録はS5IIXのみ対応している。
  • 4K 60pにも対応しているが、この際はAPS-Cクロップとなる。
  • デュアルネイティブISOの効果は明らかだ。

総評

最初にLUMIX S1やS1Rが更新されると予想していたが、驚いたことにS5がリニューアルされた。操作性、手振れ補正、豊富なインターフェースなど、個人的にS5IIの印象はとても良好だ。

最大の変更点は像面位相差AFの搭載だ。動体の撮影も成功率が高くなっているが、残念ながらキヤノンやソニーには及ばない。また、乗り物の検出には非対応だ。

30fpsの高速連写は追従AFに加えてAEにも対応している。クロップも発生しない素晴らしい性能だが、移動する被写体が速すぎると成功率に影響する。

動画機能は競合モデルよりも強力だ。6K 30pまで対応し、アクティブな冷却システムも搭載。豊富な動画機能やデュアルネイティブISOなど強みを備えている。

  • 長所
    ・マグネシウム合金ボディ
    ・防塵防滴
    ・2420万画素センサーの画質
    ・操作性
    ・高解像/高倍率のOLEDファインダー
    ・ハイレゾモード
    ・像面位相差AF
    ・デュアルSD UHS-IIカードスロット
    ・30fpsの連写速度
    ・6K 30p
    ・4K 60p
    ・豊富なポート類
  • 短所
    ・4K 60pはAPS-Cクロップ
    ・平凡なバッテリーライフ
    ・像面位相差AFは改善の余地がある
    ・3軸チルトモニタではない

とのこと。
LUMX初となる像面位相差AFに対応した新しいフルサイズミラーレス。裏面照射型の2400万画素 CMOSセンサーの画質も良好で、豊富な動画機能を加えると優れたハイブリッドカメラになりそうです。一部のレビューサイトと同じく、Mobile01の評価では像面位相差AFの改善点を指摘。近距離における動体追従の応答性はもう少し改善が必要と感じたようです。この領域は他社でも難しい条件だと思いますが、それでも比較的ピントが外れやすいように見えます。AFC中のライブビューフレームレート改善を含めて、ファームウェアアップデートで向上すると良いですねえ。

私もLUMIX S5IIを入手しました。第一世代の像面位相差AFシステムとしては健闘していると思いますが、キヤノンやソニーと比べると、特に低照度や追従時のレスポンスは要改善と感じるのは確か。被写体検出の応答性もキヤノンと比べると見劣りします。所々で「静止画機能は動画機能の副産物」と言った印象を受けるので、そのあたりが将来的に改善すると良いなと。

静止画と動画のハイブリッドとしてみる場合、動画はALL-IやProRes 422、外部SSD出力に非対応となっているので、編集の柔軟性を考慮すると差額を払ってでもLUMIX S5IIX(2023年6月)を待つべきなのかなと感じました。

それでも強力な手振れ補正やボディ内で合成できるハイレゾモード(動体補正対応)、豊富なカスタマイズや物理コントロール、この価格帯では珍しい空冷による動画無制限録画など、魅力的な部分も多いカメラです。今後のファームウェアアップデート次第で大化けする可能性は残されているように見えます。

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